新次元ゲイムネプテューヌVⅡ SSRと言う名のG(凍結)   作:藤和木 士

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どうも、皆様、ご機嫌いかがですか?今日は昨日、自転車がパンクしたのでサイクルショップに修理に出して、バトスピのショップバトルに行って帰りに取りにいきました、藤和木弘でございます

レイ「大変だねー。ショップバトルのある店まで歩いて行ってきたんでしょ?お疲れさまー!さて、どうも、みんな!最近はディーバブースターの情報を見ていることが多い、レイ・オーバだよっ!」

ジャンヌ「今回は本当に多くの詩姫がまた新しく登場しますね……(藤和木はわたくしだけを見てくれればいいですから……他の娘は……)。どうも、皆様。藤和木に新しいカードを使ってのわたくしが主役のデッキを作ってもらうようにお願いしている、ジャンヌ・ドラニエスです」

いや、あのさ……これはディーバブースター恒例の仕様なんだけどさ、今回のジャンヌさん、フレンドくらいしか使えないんですが……

ジャンヌ「何を言っているんですかっ!わたくしとレイさんだけで組んだデッキを作れば動けますよ♡」

ごめん!それ組んでみたいと思ったけど、確実に事故る未来しか見えなかったから不採用で!さて、今回は第93話を更新です。

レイ「アイエフちゃんが登場かぁ。私達はまだ会ったことないねー」

ジャンヌ「アイエフさんとの再会で、事態は動くのでしょうか?」

さて、気になったところで本編へどうぞ!


第93話 アイエフとの再会

 

 

しばらくした後、黄金の塔のふもとに一人の少女が訪れていた。少女は茶髪のロングヘアーに双葉リボンを装着、服は黒の短パンとウェア、そして足元まで伸びる長いコート。その姿は、どこか現代風の探検家のようにも見えた。

そんな彼女の名はアイエフ。彼女の目的は、特にはなく、ただ仕事の途中で立ち寄った、というだけだ。いつ頃出来たのかは、アイエフにも分からなかった。しかし、昔からあったとなぜか認識しており、思うのは、いつか登ってみたい、という気持ちであった。そして仕事というのは、とある人物を調査する、ということであった。

というのも、自分の上司である、プラネテューヌ教会の教祖、イストワールがどうしても、というので、調べに来たのである。一応、アイエフも組織の一員ということもあり、断りはしなかったものの、その様子は今までとは違っていたように感じていた。いや、ここ数日の間から、何か様子がおかしかったのである。一つ例を挙げるなら、「女神」という単語を言うことが多くなっていたのだ。「女神」だなんて、そんな存在、このゲイムギョウ界に存在しているはずがないのに、変なことを言っているわ、とアイエフは思っていた。

この仕事も、イストワールが話していた時に「女神」と言いかけていたので、それ関連なのだろう。アイエフとしては、そんなもの、存在するなんて、馬鹿らしいと考えていた。とはいえ、自身の上司からの直々の命であるので、適当に済ませるつもりはない。ちゃんと調べて、その不安を断ち切らなければ。あの子のためにも。

そう考えつつ、改めて塔を見る。塔は果てしなく高く、自身の好奇心に刺激を与える。

 

「これが黄金の頂ってやつね。塔マニアとしては登ってみたいけど、今は仕事が先よね」

 

 その高さは、今までアイエフが攻略したどの塔型のダンジョンよりも高くそびえ、一度でいいから、挑戦したいと思っていた。このゲイムギョウ界には、これと同じ、黄金の塔こと、「黄金の頂」と呼ばれるダンジョンが他に3つそびえていた。しかし、今までアイエフはそれらに登ったことはない。仕事が多忙だったのだ。

 

「登りがいのある塔だし休暇がとれたらまた今度来ようかしら」

 

 だがしかし、今は仕事の方が先。早速周囲を調べようとした。その時である。

 

ねぷうううぅぅぅぅ

 

どこからか声のようなものが耳に入る。しかし、声は聞いたことのない様な、変な言葉であったが。しかしながら、その声の聞こえ方から、人の声であることは分かった。

 

「………ん?何かしら、人の声?けど、いったい何処から?」

 

 そう呟いたアイエフはどこから声が響いているのか、と周りを見回す。しかし、首を横に振っても、どこからの声かはアイエフには判断しかねた。見渡した先には、森が広がるばかり。先程通ってきた道からも、人が走ってくるような光景は見えない。

 不思議そうに思っていると、また同じ声の主からと思われる声が響いてくる。

 

 

 

 

「落ちるーっ!どいてー!退いて退いて!!」

 

 その声で、ようやく自分の置かれている状況が分かった。自分の頭上から、誰かが落ちてきているということに。すぐにアイエフは嘘ではないかという疑念を持ちつつも、気づいたことを口にする。

 

「…まさか上から!?」

 

「どいてってばーーっ!」

 

また一際、大きな声が、アイエフに向かって飛んでくる。アイエフはすぐに上を向く。すると、そこには確かに上方からこちらに向けて落ちてくる物体(というより、人)が見えた。それは光の逆光で性別は分かりづらかったが、声の高さから、おそらく女性、それも少女なのだろう。ともかく、少女が落ちて来ていた。

だが、そのまま居ては、こちらが危ない。現に落ちてきている方も退いてと言っている。なら、ここは退避するしかない。落ちてくる少女が無事なことを信じつつも、この状況にツッコミを入れる。

 

「な、何で子どもが空から降ってくるのよ!?」

 

 そんなアイエフのツッコミに、落ちてくる少女は言葉を返す。

 

「子どもって…あなたこそ人のこと言えないでしょ!だいたい誰!?」

 

なぜ、こんな状況で自分の紹介をしなければならないのだろうか。しかも相手は落下中という状況で。紹介する間に既に地面に着いているような気もしたが、しょうがないので、自己紹介をすることにした。

 

「私はアイエフ。ゲイムギョウ界に吹く一陣の――――」

 

「って、あいちゃんだーっ!」

 

「――――って!何悠長に落ちて……」

 

 

 

 

ドッガァァァァァァン!!!

 

 

 

 

盛大なまでの着地に生じる風圧と着地音で耳と視界が遮られる。幸い、ちゃんと避けていたため、アイエフは無事、危機を乗り越えていた。

 ……まったく!何なのよ!いきなり落ちてくるわ、しかも人が名前を言ってる最中に遮ってくるわ。しかも、名前もあだ名で呼んでなかった?あいちゃんってコンパくらいしかそのあだ名で呼んでいないはずなのに……。

 そんな不満を持ちつつ、アイエフは風圧で閉じた目を開く。すると、目の前に少女ともう一人……否、もう一人と言ってよいのだろうか、もう一機、ロボットのような物が目の前にいた。

 いきなり、そんな人物とロボットがいて、アイエフも少し茫然とする。だが、目の前にいる者たちは、そんなことは気にしていないかのように、自身に話しかけてくる。

 

「光樹、ありがとう!……いやぁ、にしてもこんな形であいちゃんと再会するなんて、初めて会った時のことを思い出すね!確か、あの時も地上にいたあいちゃんの目の前に、真ネプトラルタワーの最上階からついうっかり足を滑らせたわたしが、落ちてきたんだったよね!」

 

「それ、どんな出会いだよ。塔から落ちてきたっていうのは知っているけど……。でも、まさかここでアイエフと会えるとは、助かったぜ。ようやく知り合いに出会えたし、久しぶりだな、アイエフ」

 

 まるで、自分の事を知っているような、それも、かなり仲が良さそうな雰囲気で話しかけてくるので、意味が分からなかった。アイエフ自身、こんな人物たちは知らない。いきなり塔から落ちてくる子どもも、機械の知り合いも。一応、機械の知り合いは、教会にいる「アイツ」がいるけれど、こんな人型サイズのロボットは知らない。知っていたら、覚えているはずだ。

 なおもしつこく迫ってくる二人に対し、アイエフは告げた。

 

「…あのさ、アンタたち、誰?てか、なんで私のあだ名を知ってるわけ?」

 

「な……知らない!?」

 

「やだなぁ。さすがのあいちゃんでも、それは酷いんじゃないかな?」

 

その言葉に、二人は信じられないという反応を取る。特にロボットの方はかなり驚いた様子を見せていた。だがもう一人の、少女の方は、確認するかのように謝罪しつつもう一度聞き返す。

 

「突然会場から姿を消したのはわたしたちだって不本意だったんだから、それで怒るのはお門違いだと思うな」

 

 相変わらず、言っている意味が分からなかった。会場だの、姿を消しただの、身に覚えのないことに、アイエフは困る。更にお門違いとまで来ている。ここまで来ると、頭のおかしいことを言っている、変な子としか思えない。もしかすると、先程の落下のショックで、記憶が混乱しているのかも……と考える。

 そこで、アイエフは大丈夫かどうかを聞く。

 

「…アンタ、何を言ってるの?もしかして、落ちてきた時に頭ぶつけたとかないわよね?それなら、早く救急車を呼んで病院に連れて行かなきゃ。そっちのロボットはコールセンターにでも連れて行けばいいかしら?」

 

すると、ロボットの方が行動を起こす。

 

「……仕方ない。アクセス解除」

 

 その言葉と共に、ロボットが光に包まれる。いきなりの事に、アイエフは目を閉じる。

 

「きゃあ!何!?」

 

 いきなりの行動で、すぐに戦闘態勢を取る。が、それはすぐに解けることとなった。なぜなら、光が晴れたそこにいたのは、一人の少年だったのだから。なぜ、そこに今までいなかった少年がいるのか。最初は戸惑うアイエフだったが、すぐに状況を察して確認する。

 

「……ひょっとして、今さっきのロボット!?」

 

「あぁ、そうだよ。これでも誰か、分からないか?アイエフ」

 

アイエフの問いに、少年は答える。確かに、ロボットは少年であったのだ。その事実に、アイエフは未だ信じられなかった。まさか、ロボットの中に人がいるなんて、と。

なおも来るロボット改め、少年からの質問に、アイエフも気づいて答える。

 

「……残念だけど、アンタみたいなとんでもない子は知らないわ。知ってたら、覚えているわよ」

 

「…………それも、そうだよな……」

 

少年の方は、それで納得したように頷く。少年の方は大分物分かりがいいようだ。そう感じると、妙にこの知り合い感に説得性も出てくる。だが、当然アイエフはその少年や、女の子のことは知らない。

冷静に話をする少年に対し、もう一人の、やたら馴れ馴れしく付きまとってくる少女の方は、更に活発的に怒りを込めてくる。

 

「もう、あいちゃんたら失礼しちゃうな!けど、これ以上人をバカにするのはさすがのわたしでも怒っちゃうよ」

 

「…はぁ」

 

その様子に、アイエフは溜息をついてしまう。

 ……何なの、この子たち。一人はやたら熱心に人を知っているように迫ってくるし、もう一人は冷静だけど、こっちも少しおかしなことを言っているし。

 少しの間、考えた結果、結論を出す。

 

「ダメね、こっちの子。余程頭を強く打ったせいか、言っていることが滅茶苦茶だわ。幸い少年の方は大丈夫なおかげで大体聞きたいことは分かったけど、それでも私は知らないし」

 

「まさか、こんなことになるとは……」

 

少年の方も、その言葉を聞いてがっかりする。するとそこに空から更に人物が現れる。

 

「馬鹿光樹、ネプテューヌ様大丈夫でしょうね!?」

 

「あぁ、鈴。とりあえず大丈夫なんだけど、ちょっと来てもらっていいか!」

 

少年の見上げた方を向くと、そこにはとんでもない光景が広がっていた。そこには先程の少年の姿と雰囲気がよく似た、ロボットが3機もいたのだ。しかも、一機は壁を獣のように腕と足でしがみ付いているなど、明らかにその性能は見るだけでおかしいのが分かった。

すぐにアイエフは、再び戦闘態勢を取るが、それを見て、相手側も慌てて地面に着地し、少年と同じような光を発する。再びそのまばゆい光に目を瞬きさせると、その間に三機のロボットはまたしても人の姿へと変貌する。

もう……さっきからなんなの!?いきなり降ってくるわ、ロボットが人間になるわ。こんなのイストワール様が言っていた、女神って存在よりも信じられないわよ……。

現状に声が出せずにいると、変身を解いた少女の一人、ショートカットの少女が先に変身を解いた少年、確か、コウキ、だったと記憶している。そのコウキに近づいていく。

 

「あぁ、実はちょっとさ……」

 

そう言ってコウキは、少女の方……おそらく、リンという名前の少女と何やら話をする。しばらくの間、それを見ていたのだが……途中、少女の方が変に大きな反応をしているため、不信感を感じる。いや、この場合は不信感ではなく、本当に大丈夫かどうかという、不安なのだが。

そう思っていると、話し合いが終わる。そして、リンという少女がこちらの方に来て声をかけてくる。

 

「あなたがアイエフね」

 

「えぇ、そうだけれど……あなたは?」

 

「あたしは光木鈴。世界を守護する人達、って認識でいいわ。ところで聞くんだけど、あいつらのこと、覚えてないの?」

 

 アイエフの問いに答えつつも鈴はそう聞いてくる。一応、落ち着いた言い方だったため、話の内容は分かったが、相変わらず、聞いてくるのはあの少年を覚えているか、ということだった。先程も答えたのに、まさかもう一度聞いてくるとは思ってなかった。だが、理由は分かる。おそらくはコウキという少年が、そのことを言っていなかったのだろう。

 そのことを今一度鈴に説明する。

 

「残念だけど、知らないわ。頭のネジが沢山外れている女の子に、あんないきなり機械に変身していた男の子なんて、見たのが初めて……じゃないか。確か、シェアプロテクターっていうのがあったはずだけれど……」

 

「シェアプロテクター……聞かない名前ね」

 

鈴は首を傾げる。その言葉に、アイエフは不信感を覚える。確か、シェアプロテクターは最近になり、存在が公になった存在。それも、四か国に同時に教会より発表された最新鋭機。なら、その存在を知らないはずがないというのに……。

それに先程鈴の言った「世界を守護する人」という認識も引っかかる。この世界全体を守護するのに、こんな大々的に公開できそうにない、シェアプロテクターと似たような機動兵器を持っているのはおかしかった。

今話している者達が何者なのか。それを警戒しつつも、アイエフは話を聞くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 やっぱりおかしいわ。この意見の食い違い。それに、光樹の事はおろか、ネプテューヌの事も覚えていないだなんて……。

 アイエフからの言葉を聞いて、鈴は考えを積み重ねていく。鈴がおかしいと思っているのは、ネプテューヌと光樹に繋がる人物の中でも、重要な立ち位置にいると思われる、アイエフが二人の事を覚えていない、ということだ。

 先程、光樹から短く聞いた話、そして、他の世界の情報では、アイエフという存在は、大抵がネプテューヌとは顔見知りであることが多いという。もちろん、この世界でも、光樹がやってきた時に知り合い、これまでもクエストでお世話になったことも多いという。

 だが、そこで覚えていないというのはおかしい。光樹がこの世界の時間ではかなりお世話になっていたというのに、そのことを忘れてしまうなど、わざとそう言っているようにしか思えないのだ。

 それに、彼女も「あの時」、G-1グランプリ決勝のことを見ていたはず。なら、あのハプニングのことも覚えているはず。しかし、それすらも話に上がらない。まるで、記憶がないかのように。

 そんなおかしい状況に、絵里奈が耳元で声をかけてくる。

 

(ねぇ、これって少しおかしいんだよね?)

 

(絵里奈……えぇ、そうよ。それもかなりね)

 

(だよね。だって光樹君の事、覚えてないだなんて……)

 

絵里奈の言う通りである。この違和感、間違いないと思った。この違和感は、あの時の襲撃が引き金だと。だが、それと同時に疑問を持つ。ならば、誰がこんなことをしたのか。怪しいのは一見すると、あの時スタジアムに降りて来て、光で覆った黒い服の大人になったネプテューヌだと思われる。だがしかし、鈴にはあのネプテューヌに悪意を感じなかった。あの時の言葉も、誰か別の人物に向けられた言葉のように思える。

では、誰なのか。その事が鈴の頭の中を駆け巡る。そんな中、アイエフとネプテューヌ、それに光樹が状況を動かす。

 

「けど、安心したわ。ようやく、普通に会話できるようになってきたじゃない」

 

「いや、俺は最初から割と落ち着いていたような気がするんだけど……」

 

「まぁ、あんたは外見が外見だったからね。ちょっと詰め寄ってきたところはさすがにちょっと引いてけどね」

 

光樹とアイエフは互いに先程の状況整理や、これからどうしようかについてを話している。一応、これからどうしようかと考えていたところなので、話を進めている光樹には心の中で感謝する。

だが、状況はなかなか最悪だ。というのも、この今の世界、どうも女神サイドの味方がいないように思える。ネプテューヌの親友ともいえる存在であるアイエフがこの状況……もしかすると、この異変に巻き込まれていない、女神候補生達にも被害が……。

そんな最悪なことは避けたい、と思っている間に、話は動きを見せる。

 

「あ、そうだ。せっかくだから、ちょっと調査に協力して欲しいんだけど。この辺りで不審な人物を見かけなかった?」

 

「不審な人物?」

 

「何?この辺り、不審者でもいるの?」

 

「えぇ。別に人を襲ってるとかじゃないんだけどね」

 

鈴の問いにアイエフがそう言った。鈴としては、この世界に長くいるというわけではないため、答えるのは難しい。それに今のこの状況で役に立つような情報ではなさそうだ。

とはいえ、その不審者というのは気になった。もしいるのなら、ちゃんと注意、もしくは確保しなければならない。GKSWAXPに所属しているための癖だ。何故か、不審者と聞くと、自組織が警察組織系列でもあるためか、自然と仕事のことを思い出す。それに、もし自身と同じ女性が襲われでもしたら、乙女として、許すことは出来ない。それ故に、この話は聞いておきたかった。

 

「へぇー、どんな人なの?」

 

「怪しい人にどんな人って言っていいのか……?」

 

アイエフの話に、絵里奈も聞きたいという気持ちを表に出す。怪しい人物に興味津々なのはあまり褒められるものではないが、鈴自身も聞きたいとは思っていた。勇也のツッコミには同情しつつも、鈴はアイエフにその人物について聞いてみる。

 

「ちょっと情報が不十分だけれど、聞くわ。そいつの特徴は?」

 

すると、アイエフはその人物の事について口を開く。

 

「分かったわ。見るからに怪しいオバサンなんだけど」

 

「ううん。見てないよ?」

 

それを言って、話は終わる。しばらく続いた沈黙ののち、それでようやく話の内容を理解し、焦ってアイエフに聞き返した。

 

「え、ちょっと待って。もしかしてそれだけなの!?」

 

「えぇ。ちょっと不確定な情報だから、まだ調査段階なのよ」

 

「そんな……」

 

鈴は思わず肩を落とす。まさか、それほどまでに情報がないとは。一応、分かりやすい特徴ではあるが、それがまさか、見るからに怪しい、それもオバサンだとは思わなかった。

完全に無駄な情報ではあったが、少なくとも男ではないことに鈴は安心した。それに、そのことを聞いて、アイエフもまた溜息をつく。

 

「てなると、デマを掴まされたか…」

 

 思うように調査が進んでいないのが見える。デマを掴まされるのがかなりキツイのは鈴も分かる。そんな中、ネプテューヌがその怪しいオバサンのことについて、更に情報を聞いていく。

 

 

TO BE CONNTINUED

 




今回もお読みいただきありがとうございます。

レイ「前回結構危ないことをしながら塔を上っていったネプテューヌちゃんだけど……本当に落ちちゃうなんて……ね」

ジャンヌ「でも、あれで無事だなんて……流石女神様です」

シリーズで言うなら、あれ以上に高いところからネプテューヌ落ちたことあった気がしますからね。女神の名は伊達ではない!

ジャンヌ「いえ……女神様でもあれって他の人はどうなんですか?ノワール様とか……」

ノワールは高高度から落ちてきた女神の下敷きになったことがあるからね。それも1回どころじゃなく、2回、3回と

レイ「女神様ってタフ~だねっ!」

ジャンヌ「ですが、まさかネプテューヌ様や光樹さんのお知り合いであるアイエフさんが覚えていないだなんて……この異変、普通じゃありませんね」

さて、この異変はどう動くのか?ちなみに次のお話ではアイエフに同行して目的地へと向かいます。さて、今回はここまで!

ジャンヌ「次回は土曜日に更新予定ですっ!また、その日はディーバブースター第4弾、「詩姫学園」の発売日ですっ!」

レイ「みんなも気になったらぜひ買ってみてねーっ!また次回!!」

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