星降る丘の上   作:チョロ松

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お久し振りです。

また1ヶ月以上空いての投稿になってしまいました。
また頑張って行きたいと思います。





 

~コウ~

 

朝、夢を見た。

 

それはまた昔の思いでのような夢だった。

最近そんな夢を見ることが多くなった気がする。

 

おそらく水希さんが転校してきたことがなんかしらの要因になってるのかな?

 

そんな事を思いながら朝食を食べていると

テレビでアナウンサーが「さぁもうすぐ5年に1度の月星祭りですね。」

なんて事を言っていた。

 

僕はもうそんな時期かぁと思いながら朝食後のコーヒーを飲みながら時間になるのを待っていた。

 

 

 

~ミズキ~

 

昨日は久しぶりに楽しそうなユズキに会えた。

 

やっぱりあの子はコウ君と一緒に居る時が一番楽しんだろうなって思った。

 

ミズキ

「はぁ~ 早く3人共あの子の事思い出してくれないかなぁ」

思わず呟いてしまった。

 

ミズキ

「あっそろそろ学校行かないと」

私はカバンを持って玄関を空けるとちょうどユウキが

家の前を通り過ぎたので私は追いかけてユウキの肩を後ろから叩いた。

 

ミズキ

「おはようユウキ」

 

ユウキ

「わっ」

ユウキは驚いていたけど私なのがわかって挨拶を返してくれた。

 

ユウキ

「おはようミズキ。でも急に後ろから肩叩いて、ビックリさせるのはやめてよ。」

 

ミズキ

「ゴメンゴメン次は気を付けるよ(笑)」

 

ユウキ

「もう本当だよ。」

 

ミズキ

「うん」

 

そんな会話をしながら歩いているといつの間にか学校に着いた。

 

 

 

昼休み

 

~コウ~

 

いつも通り4人で昼食を食べていると

ユウキ

「そういえばそろそろ月星祭りだね。」

 

ケン

「もうそんな時期かぁ」

ケンが僕の朝と同じ感想を言っていた。

 

コウ

「僕も朝のニュース見て思い出したよ。」

 

ミズキ

「月星祭りってどんな祭りなの?」

 

そうか水希さんは2歳で居なくなったから知らなかったのかと思った。

 

ユウキ

「月星祭りはね5年に1度のお祭りで初日は御神輿徒行があって2日目は山車が出て選ばれた代表者が神社の前で奉納の舞をするんだよ。」

 

ケン

「で最終日に花火大会だな」

 

ミズキ

「何で5年に1度なの?」

 

ユウキ

「えぇっとそれは」

 

ケン

「俺もよく知らないや」

 

ユウキ

「コウは知ってる?」

 

コウ

「確か、神社の神様が5年に一回町に来るからって話じゃなかったっけ?」

 

僕はうろ覚えな回答をした。

 

ミズキ

「へぇ~そうなんだ。」

 

そんな会話をしていると担任が入ってきて。

 

担任

「七瀬は居るか?」

 

ミズキ

「はいここに居ます。」

 

担任

「昼食を食べ終わったら職員室まで来てくれ。」

 

ミズキ

「はいわかりました。」

 

そう水希さんの答えを聞くと職員室へ戻っていった。

 

ユウキ

「何の呼び出しだろうね?」

 

ケン

「俺やコウじゃないんだから何かやらかしたはないだろうな。」

 

コウ

「僕は何もやらかさないよ。ケンがやらかすのに巻き込まれてるだけだよ。」

 

ケン

「まぁそうだな でも本当に何だろうね?」

 

ミズキ

「わかんないけど、行けばわかるよ。

それじゃ私、職員室に行ってくるね。」

 

そう言うと水希さんは職員室へ行った。

 

 

~ミズキ~

 

ミズキ

「失礼します。」

私は職員室に入ると担任が私を見つけて

 

担任

「七瀬こっちだ。」

 

私は声を掛けられて先生の所に行くと

 

担任

「七瀬、今年の月星祭りの奉納の舞の舞手なんだか、七瀬にやってもらうことに決まりそうなんだよ。」

 

ミズキ

「何故私なんですか?

他に最適な人がいっぱい居ると思うのですが。」

 

担任

「神社の神主が是非って言ってきたんだよ。」

 

ミズキ

「私、舞なんて舞えないですよ。」

 

担任

「それについてはやってくれるなら、来週から練習を始めれるよう先方が準備してくれるそうだ。」

 

ミズキ

「1日考えさせてもらえませんか。」

 

担任

「わかった。」

 

ミズキ

「失礼しました。」

 

そう言って私は職員室をあとにした。

 

教室に戻るとユウキ達が何があったのって聞いてきたので私は素直に月星祭りの舞の事だと答えた。

するとユウキが

 

ユウキ

「凄いじゃん。それって」

 

ユウキは目を輝かせながら言っていた。

私はちょっと困惑しながら

 

ミズキ

「でも私こっちに引っ越してきたばかりで他に良い人が居ると思うんだよね。」

例えばユウキとかって思っていると

 

ケン

「いいじゃんやっちゃえば。

ミズキさん可愛いんだし。」

 

ユウキ

「そうそうミズキなら大丈夫だよ。」

 

コウ

「ユウキはまた無責任な事言って。」

 

コウ君はため息をつきながら愕然としていた。

そうこうしているとチャイムがなった。

 

ふと窓の外を見ると雨が降っていた。

 

 

 

 

放課後

 

~ミズキ~

 

授業が終わり外を見ると雨は止んでいた。

 

ユウキ

「それじゃぁまた明日ね。」

 

ケン

「おうまた明日」

 

コウ

「うんまた明日ね。」

 

ミズキ

「また明日。」

 

今日は3人共用事があるのか私は久しぶりに一人で下校していると太陽が出てきて大きな虹が出来ていた。

 

夜私はまたユズキと会話をした。

 

ミズキ

「ユズキ、私月星祭りの舞手に選ばれたんだけどどうしよう?」

 

ユズキ

「やってよお姉ちゃん。」

 

ミズキ

「私に出来るかな?」

 

ユズキ

「お姉ちゃんなら大丈夫だよ。」

 

そう言ってユズキは笑った。

 

ミズキ

「でも、、、」

 

ユズキ

「大丈夫だよ、舞ばきっと皆思い出すよ。」

 

ミズキ

「ユズキの事も?」

 

ユズキ

「ううんお姉ちゃんとの思い出とか。」

 

ユズキは首を降りながらそう言った。

 

ミズキ

「そんな事言わないでよ。」

 

ユズキ

「いいの。

それよりも今日の虹綺麗だったね。

今日は綺麗な虹が見れたから今度は綺麗な星空見たいなぁ。」

 

ミズキ

「そうだね一緒に見よ。」

 

ユズキ

「うん。だから月星祭りで舞ってね。

そして綺麗な星空見よう。」

 

ミズキ

「ユズキがそこまで言うならやってみるよ。」

 

ユズキ

「うんまた明日ね。お姉ちゃん」

 

ミズキ

「うんまた明日ね。ユズキ」

 

そう言って私は眠りについた。




いかがでしたでしょうか。

久しぶりに書いたので誤字脱字がありましたら、
教えて下さい。

さて次回のタイトルは神社
いよいよ最終章に入っていきます。

一体この先どうなるのか?
もしかしてミズキがユズキなのかな?

伏線を回収しながら最後まで書いていきたいと思います。

皆様に楽しんでいただければなぁ~と思います。

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