ハイスクールD×D 勇者の絆を持つ神の子が往く 作:始まりの0
~冥界~
この場には、リアスを始めとするグレモリー眷族がいた。この場にいる理由は、レーティングゲームを行う為だ。
その相手こそ、ディオドラ・アスタロトだ。だがこの場に来て、本来流れる筈のアナウンスが流れて来ない事に異常を感じていた。
「部長、魔法陣です!」
「あの紋章……アスタロト家の物ではない、記憶が確かなら」
上空に現れた無数の魔法陣から現れた悪魔達。
「そう、旧魔王達の悪魔達だよ」
その声の方を向くと、そこにはディオドラがいた。
「ククク、ゲームなんて馬鹿じゃないか。君等は此処で
「アーシアですって?!まさか貴方、彼女に手を出したの!?」
リアスはディオドラの言葉に驚いている。現在、アーシアは日本神話に属する一員……しかも天照の加護を受ける者、そんな者に手を出せばどうなるか考えるまでもない。
「貴方は、悪魔を滅ぼすつもり!?そんな事したら……」
「天王理君まで動くことに」
「呆れたね、我等悪魔がなんで極東の島国の神に従わないといけないんだ?伝説の戦士とか言われてるけど、所詮は極東の神の1人、畏れる必要なんてないだろう。これだから雑魚は」
ディオドラは零の力を直接、見た訳ではない為にその力を知らない。例え、伝説の戦士と言えど日本の神の1人なら恐れるに足りないと考えている。
「貴様、アーシアに何をしたんだ!?」
アーシアの友人であるゼノヴィアが吠えた。
「未だ何もしてないよ、これからするんだけどね。じゃあ後は宜しく」
ディオドラはそう言うと、転移魔法を使い消えてしまった。行先はどうやら、この場から見える神殿の様な場所だろう。
「拙いですね、部長」
「えぇ……このままじゃ、私達どころか悪魔が全滅する」
もしアーシアの身に何かあれば、確実に零は悪魔と言う存在そのものを消滅させにかかるだろう。事は深刻過ぎる、今リアス達に全悪魔の未来が掛かっているのだから。
「ひゃ!?」
朱乃が突然、声を上げる。皆が朱乃を見ると、そこには朱乃のスカートを捲っているオーディンの姿があった。
「ほぅほぅ……黒か、中々大人っぽいのを履いておるのぉ」
「貴様は何をしとるかぁ!!!」
スカートを捲るオーディンは誰かに蹴飛ばされた。
「貴方は……邪神ロキ!?どうして此処に?!」
オーディンを蹴り飛ばしたのはロキだった。
「アーシア・アルジェントが巻き込まれたと爺から聞いてな。アイツに借りを返す為に来た」
「おい!ロキ何をするんじゃ!?」
「我等が主神が女子高生のスカート捲っているなど、恥でしかないわ!」
どうやら、オーディンからアーシアが巻き込まれた事を聞いたロキも参戦した様だ。しかしオーディンは何処からその情報を手に入れたんだろう。
リアス達も、上空に居る悪魔達も、この場にいる全員が凄まじい圧力を感じた。そして空から一筋の光が凄まじい速度で落下してきた。光は凄まじいリアス達の後方に落下すると、土煙を上げる。
「来たか」
土煙は何かに吹き払われた。全員がそこを見てみると、そこに立っていたのは凄まじい力を放つ零、オーフィス。その後ろには白音、黒歌、ギャスパーがいる。
「爺か……それにリアス・グレモリーと眷族か……おい、爺さっさと詳細を説明しろ。俺は怒りを抑えるのが大変なんだ……」
零の両眼は赤と金の光を放っている。それに加え全身から放たれる力が可視化され、まるでオーラ様になっている。リアスや一誠達の姿を確認するが、直ぐにオーディンに話し掛けた。
「フム……さっきも説明したが此度の事は、
オーディンによると、今回のリアス対ディオドラのレーティングゲームそのものが囮だった様だ。
天使・悪魔・堕天使、そして北欧神話の合同作戦であり、事前の調査でディオドラが
ディオドラがアーシアを攫うなど誰も予想していなかった様だ。仮に零にこの作戦が伝わっていれば、しっかりと対応していただろうが………恐らく零に伝えれば
「それで今回、作戦を立てたのは誰だ?」
『そりゃ俺だ』
オーディンの近くに魔法陣が展開し、そこにアザゼルが映し出された。映し出されたアザゼルに、零の鋭い視線が突き刺さる。
『おいおい、そう睨まんでくれよ。俺等にも俺等の事情が在ってだな、大体お前に伝えてたら誘い出す前にディオドラをどうにかしてるだろう?』
「当然だ。だが、今はそんな事を言っている場合ではない。最優先でアーシアを救う。アザゼル、後で覚えておけ、後貴様等もだ、リアス・グレモリー」
アザゼルからリアスへと視線を移す。
「アーシアを攫ったのは紛れもなく悪魔だ、それがどう言う事か分かるよな?」
「ッ……それは」
「まぁいい、まずはアーシアだ。邪魔はするな」
零はそう言うと、歩を進め始めた。オーフィスや黒歌達も続く、オーフィスは何時もの無表情だが全身から黒いオーラが溢れており、黒歌と白音の顔には静かに怒りが現れている。
「貴様が伝説の戦士とやらか、此処で死ぬがいい!!!」
上空にいた悪魔達が零達に向かい、魔法の矢を放つ。
「邪魔だ!『ぶちかませ!!』」
零がそう叫ぶと、空に巨大な穴が開き、無数の光線が降り注ぎ悪魔達を消し飛ばした。悪魔達はほんの一瞬で跡形もなく消滅し、空の穴は何事もなかったかの様に閉じてしまった。
「ご主人様、今のは何?」
「ん?……物質を原子レベルで崩壊させる砲撃だよ」
「ご主人様は相変わらず無茶苦茶です、と言うか後どれだけ力を隠してるんですか?」
「隠してはないんだけどなぁ……ただ単に使う機会がないだけで」
黒歌の言葉にそう答えると、白音は呆れた様な表情をしている。ギャスパーに至っては先程の光線にビビッて白音の後ろに隠れている。
「じゃあ行くとしよう」
気を取り直して神殿へ向かって、歩みを進め出した。
零達の背を見ているリアス達とオーディン、ロキの神々。
「ぁ~あ、ありゃ完全にキレておるのぉ」
オーディンがやってしまったと言う顔をしている。ロキは零の背を見て、何かを考え込んでる。
「オーディン、1つ聞きたい。奴の権能……まさかとは思うが」
「フム、恐らくお主の考えている通りじゃ」
「成程、ならば納得がいく………まぁ私のする事は変わらんがな。借りは返さねばならん、我等は露払いをしよう」
オーディンとロキは話を終えると、再び集まって来た中級・上級悪魔達を見た。
「そうじゃな、嬢ちゃん達!お主等は零に付いて往け、此処に居れば儂やロキの巻き添えをくらってしまうでな。【グングニル】!」
凄まじい魔力と共にオーディンの手に槍が出現する。神話にも出て来る神槍グングニル、その強大な力故にかつてオーディンが2つに別けた内の1本だ。
「同感だ、足で纏いだからな。居ない方がいい【グングニル】!」
以前の事件の際に出したグングニル、オーディンの持つグングニルとは元々1つの物だが、ロキの持つ物は死や破壊と言った負の側面のグングニルだ。原初の女神ルシュカスにより何か仕掛けをされていたが、零によりそれは解除され再びロキの元に戻った様だ。
「ッ……分かりました、皆、行くわよ!」
リアスは目の前で起きようとしている戦いを、神々の力を前に自分達が足で纏いでしかないと考えてこの場を離れる事にした。
「さて……お主とこうして戦うのは何時以来かのぅ?」
「そう言えばこの数百年はなかったな……偶には悪くないか」
「ウム!年甲斐もなく、儂も頑張るかのぅ!」
オーディンとロキは心なしか嬉しそうな表情をしている。そして主神と邪神は目の前の悪魔達と戦闘を始めた。
~ディオドラの神殿 ~
ディオドラの神殿へ入ると広い空間に出た。
そして正面には10名ほどのフードを被った者達が待ち構えていた。
『やぁ来たね、伝説の戦士……これからゲームをして貰おう』
どうやら、ディオドラの声の様だ。
「ゲーム?……下らんな」
『ククク、断るなら今すぐにアーシアをどうにかしちゃうけどいいのかな?』
「チッ……いいだろう、内容は?」
『内容は簡単だよ………目の前にいるのは僕の眷族達だ。その眷族達と君達の内、誰かが戦って貰う』
「なら俺がd「我が出る」いいのか?」
零が出ようとしたが、オーフィスが自分が出ると進言した。
「アーシア、我の家族。家族傷付けの奴、敵……我が倒す」
零はやる気のオーフィスを見ると、了承し自分は下がった。
『そんな子供が相手かい……まぁいい』
どうやらディオドラはオーフィスの事を知らない様だ。
「うるさい……面倒、全員纏めて来い」
「なんですって!?このガキ!!」
オーフィスの言葉にディオドラの眷族達が起こり、フードを脱ぎ捨てた。
「お前達……邪魔」
オーフィスはそう言うと、ディオドラの眷族達に手を向ける。するとオーフィスの手から禍々しい光が放たれた。
「えっ…ちょw」
『しゅ……瞬殺?!一体何がどうなっている!?……くっ……まぁいい、こうなる事は想定内だ』
「お前……消えろ」
オーフィスが殺気を込めてそう言うと、何かが砕けた様な音がした。どうやら此方に音声を送っていた道具がオーフィスの力で壊された様だ。
「零、一応加減はした。これでいい?」
「あぁ、彼女等は一応転生悪魔だ。純粋悪魔なら消しても良かったが……転生悪魔だと話が違ってくる」
『パチッ!』
零が指を鳴らすと、魔法陣が展開しディオドラの眷族達を何処かに転移させた様だ。ディオドラに対しての怒りはあるが、眷族悪魔は別の様だ。何が理由で眷族悪魔になったのか聞かなければ、消すかどうかの判断はできない。無理矢理にされたのであれば、元に戻す事ができるからだ。ディオドラに対しての怒りはあるが、転生悪魔となった者達への配慮は出来るくらいは未だ冷静な様だ。
「そういや、あの小娘共なんでオーフィスに突っ込んできたのかにゃ?正体を知っていれば普通は逃げ出す筈なのに」
黒歌がそう言った。確かにオーフィスの正体を知りながら、襲い掛かって来たのか不思議だった。
「そう言えば、オーフィスの事は各勢力のトップだけの秘密らしいぞ。トップ達だけが知ってればそれだけで抑止力になるからな……下の者に伝えると混乱が生じる故の対応らしい。さて……取り敢えず次に行くとするか」
零はそう言うと、再び奥へと進んでいく。黒歌達も零に続き奥へと進んでいく。
零達がディオドラの待つ、玉座の間の前の広間に入った。
「うっ……」
「臭いにゃん……」
「ぅう……咽かえる様な血の匂いですぅ」
白音、黒歌、ギャスパーがこの間に漂う異臭を嗅ぎ取り鼻を押さえる。
「やぁやぁ!おひさだね~」
そこに現れたのは白髪の神父だった。
「……誰だ?知ってるか?」
零は首を傾げ、後ろにいるオーフィス達に尋ねた。
「知らない」
「知りません」
「知らないです」
「知らないわ」
オーフィス達は揃って目の前の男を知らないと言った。
「なぁ!?この俺様の事を知んないだと?!後ろの小娘共なら未だしも、そこの銀髪!人の事をボコっておいて、覚えてないとは何事だ!?」
「ボコる?……はて…………」
零は顎に手を当てて少し記憶を探っている。
「………あぁ!思い出した!アーシアを助ける時に、教会に居た神父か。面倒だから直ぐに吹っ飛ばしたの覚えてるわ、そんでその神父が何の用だ?」
「何の用だじゃねぇよ!一応、俺様はお前等の邪魔する為に此処に居るんだよ!」
「あっ……それもそうか。死にたくないなら退け……って言うか、お前あのクソ野郎の眷族になったのか?」
「そんな訳ねぇだろ!アイツの騎士共なら………俺様が食ったよ」
そう言った神父……フリード。
「ご主人様、その人、人間辞めてます」
「鼻がもげそうだにゃ……」
白音と黒歌が鼻を摘みながら、そう言うとフリードは笑い始めた。するとフリードの身体が異音を立てて、変貌を始めた。
「あひゃひゃひゃ!!グレモリーのナイトに切り刻まれた後にヴァーリの野郎に回収されて、アザゼルの奴にリストラされてよぉぉ。
身体が肥大化して、翼やら、腕やらが生え、既に人間の原型を留めていない。どうやら
「はぁ……邪魔だ」
零が動こうとした時、後ろから青い炎が飛来し変貌したフリードに直撃した。
「あぢぢぢぢっ……誰だぁ!?人様に火をぶつけやがったのは!?」
「私達にゃん」
「です」
零の後ろに居た、黒歌と白音が放った様だ。
「2人とも……」
「ご主人様、此処は私達に任せるにゃ」
「ご主人様はこの奥の下種野郎の為に力を残しておいてください」
「………分かった」
零はやる気の2人を見て、大人しく下がる。
「ぎゃ!ぎゃ!ぎゃ!この俺様の相手がたかが妖怪かよ!笑わせるぜぇ……あぁ、そうだ。ついでに面白い事を教えてやるよ」
フリードは頼みもしないのに、突然笑いながら話し始めた。とあるディオドラの話を。
―あの坊ちゃんの女の趣味、俺様が言うのもあれだが良い趣味してるぜ。あの野郎、教会に通じる女が大好物なのだ。シスターとかな。特に信心深い信者や、教会の本部の縁の女とかな。此処に来る前にいた奴の眷族達がいただろ、奴等も元は有名なシスターや聖女様達なんだよ。そんな奴等を自分で誘惑して、手籠めにするんだぜ。まさに悪魔の囁きって奴さ―
零はその話を聞いて、表情が変わる。
―そうだ、あのアーシアちゃんもそうだ。アーシアちゃんのシナリオはこうだ。チョー好みの美少女聖女様を見つけた坊ちゃんは、その聖女を連れ出そうとするが護りは固く、簡単に連れ出す事はできませんでした。そこであの坊ちゃんは考えた。連れ出せないのなら………教会から追放されればいいと。そんで自分でわざと怪我して、その聖女様に治して貰ったのさ。ちゃんと教会関係者に見つかる様にしてな―
アーシアが教会から追放された原因、それは総てディオドラの策略により引き起こされた物であり、ディオドラがアーシアを手に入れる為に行った事だ。
「アヒャヒャヒャ!本当に最高の趣味だぜ、これを知ったアーシアちゃんはどうお………何だか……視界がって……身体も?」
フリードの視界が突如、ズレた。そして身体の至る所に光の線が走る。
「あれ……白い猫又は何処に」
「自分が止められてるのにも気付かなかった様ですね。やりました、ギャーちゃん」
フリードの後ろには何時の間にか、朱いライガーゼロを纏った白音がいた。左右の手、肘、脚、腰に鈍い光を放つブレードが装備されいた。
「ライの装備……接近戦に特化したシュナイダーです。ギャーちゃんの力で貴方の時間を止めた後、24分割させて頂きました。貴方の言葉は耳障りなんで黙って下さい」
どうやらギャスパーの魔眼でフリードを停止させた後、白音はライガーゼロの接近戦特化形態【シュナイダー】を用いてフリードの身体を24つに斬り裂いた様だ。斬り裂かれたフリードはバラバラになり、地面に転がる事になった。
「うそだろ……そんなのズルいぜ」
「コレは殺し合いみたいなものじゃない、殺し合いにズルもなにもないわよ」
―パチッ―
黒歌がフリードを見降ろしながらそう言い指を鳴らすと、バラバラになったフリードの身体を白い炎が包み込んだ。
「これはご主人様から教えて貰った術と私の術を掛け合わせて作った術よ、名前は未だ考えないけど特に痛みはないでしょう?」
「ん……そういやそうだな。なんだか……とても……いい気持ちだぁ」
フリードは炎に包まれていると言うのに、苦しみはない様だ。
「これは本来、迷える魂を導く炎なんだけど……私はそれを実体にも作用する様に改良したのよ。アンタの言葉も話の内容も耳障りだったんだけど、色々と教えてくれたからせめて苦しみなく送ってあげるわ」
「ハハハ……壊れちまった俺様にしては意外な最後だったな」
フリードはそう言うと、身体が燃え尽き消滅した。白い炎もフリードが消滅すると同時に消えてしまった。
「………ご苦労様、3人とも」
「いぇ、アレ位は」
「女として聞いてて腹が立ったからにゃ」
「ぼっボクもアーシア先輩を助けたいです!」
零はそれは聞くと、3人の頭を撫でて奥の巨大な門を見た。
奥に待つアーシアを悲しませた
~ディオドラの神殿 最奥 玉座の間~
零は扉を蹴り破り、玉座の間に入った。
「やぁ来たね、伝説の戦士」
この間の奥の玉座に座る下種な笑みを浮かべるディオドラ。その後ろには魔法陣や宝石、文字が刻まれた装置の様な物に拘束されているアーシア。その眼には涙が浮かび光を失っている。それを見て、白音達は声を掛けるがアーシアの目に光は戻らない。
「話を聞いたアーシアの絶望した顔、君にも見せたかったよ。でも未だ絶望しきってない、それは君が居るからだ。だから此処で君を殺す……いや動けなくして目の前でアーシアを抱くのもいいかなぁ?そう言えば、アーシアはまだ処女だよね?たかが極東の神のお古なんて嫌だな……」
ディオドラは気付いていない。零の怒りのメーターは振り切れており、怒りの臨界を越え零の頭は冷え切っていた。既に死んでいても可笑しくない状況だとディオドラ本人は分かっていない。
「それとも君から寝取るのもいいなぁ。泣き叫び君の名を呼ぶアーシアを無理矢理抱くのm【黙れ】」
場の全てが凍るような声が響く。それを放ったのは零だ、そしてその首に掛かる緑の宝石に光を放つ。それと同時に零の額に【G】の文字が浮かんだ。
「貴様の下賤な言葉は聞くに堪えん……もうその口を開くな。アーシア……安心しろ、直ぐに助ける。だからそんな顔をするな、アーシアは泣き顔より、笑顔の方が似合ってるんだ…………【ギャレオン】!」
零の声と共に、凄まじい衝撃が起きた。それと同時に神殿の天井部が消滅した。
【ガオォォォォォォ!!!】
「なっなんだ!?」
ディオドラは何が起きたのか理解できず、無くなった天井……もとい空を見上げた。そこには巨大なメカライオンがいた。
「貴様の様な、自分の欲の為だけに女を泣かせる輩は此処で………破壊する。俺の逆鱗に触れたんだ、楽に死ねると思うな」
その言葉と同時にメカライオン……ギャレオンの周囲の空間が歪み、5体の機械の獣達が現れた。ディオドラは目の前で何が起きているのか全く理解できずにいる。
緑色の輝きを放つ宝石から放たれる力、ディオドラはその力を肌で感じ何故か嫌悪した。本能的にその力を拒絶した。
・ライガーゼロ【シュナイダー】
ライガーゼロの形態の1つ。イェーガー程高速で動く事はできないが、複数のブレードが装備され、接近戦に特化した形態である。
ライガーゼロの形態の中では白音が一番使い易いものらしく、負担は少ない。今回はギャスパーとの連携でフリードを倒した。