唯一魔法が使える少年   作:きゅうじょう

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どうも、きゅうじょうです!
更新が遅くてすいませんでした!
リアルが少し忙しかったもので…

さて今回は結構適当な部分が多いです。
いや〜オリジナルの展開になっているのかは分かりませんが、オリジナル展開は難しいですね。
暖かい目で見守ってくれたら嬉しいです。

ではどうぞ!


第4話

「月影君は後でリネットさんに施設を案内してもらって下さい。では、解散!」

ヴィルケさんが言うと皆が立ち上がり数人がこっちに来た。

「よっ!一般人なんて面白いこと言うな〜。」

俺の周りに着た人は、いま話しかけて来た人、オレンジの髪の色をしたグラマラスな人と、黒髪なのかな?でツインテールの背の小さい子と、

同じ位の身長で黄色なのかな?の髪をした子、そして、黒髪のツインテールで凛としたオーラを纏っている子、その後ろで困った様な顔をしている子がいる。

サーニャとエイラは戻ったんだな。

後1人金髪の子がいた気がするんだがな。

「まあ、本当の事だからな。カールスラントの御2人に比べたらまだまだだよ。」

「私達を知っているのか。お前は扶桑出身だろう?」

と、黒髪のツインテールの彼女、バルクホルンさんが言ってきた。

「ええ、俺は扶桑出身ですが。生まれてすぐにカールスラントに引越しましたからね。まあ、あの日までは楽しかったですよ…」

そう言いながら俺が俯くとバルクホルンさんとハルトマンさんが俯いた。

やはりこの話題は良くないな…

でも、自己紹介をする時はどうしてもこの話題が出てしまう。

「でもあの日があったから今俺は此処にいるんだって思いますね。

多分あの日あの場所にいなかったら、俺は今も呑気に過ごしていたと思います。

戦争なんか女に任せれば良いって、そう思い続けたかもしれません。」

「だが、あの街を守れなかったのは私達のせいだ!もっと私に力があれば…」

バルクホルンさんが話している時俺の胸も痛くなった気がした。

いや、気がしたじゃ無いんだろう。

「…ほんの少しだけ俺の話をしましょうか。何故此処に来たのかを。」

 

 

 

カールスラントが焼け野原の時だ。

俺はあの時女の子を見つけた。目の前で倒れていたのだ。

その子を見つけた時凄く悔しかったのを覚えている。

意識は無く、全く目を覚まさなかった。

呼吸はしていたが、目を覚まさない、うめき声をあげていたから本当は気づいていたのかもしれない。

だが、この事実は本当に胸に突き刺さった。

…もし男の俺に力があればこんなことにはならなかったのかもしれない。

そう思い倒れている女の子を病院へ運び俺は此処に来た。

もう誰かが苦しむのは見たくないから。

 

 

 

 

「まあ、簡単に言ったらこんな感じです。…もう嫌なんですよ、誰かが傷つき、苦しむのは。」

バルクホルンさんはこっちを見て驚いた様な顔をしている。

何処か可笑しかったかな?俺の話。

そう思っているとバルクホルンさんが話した。

「すまないがその女の子の名前は分からないか?」

「いや分かりませんね。でもどうしたんですか?」

なんでいきなり名前を聞いてて来たんだろう?

「じゃあ、見た目は分かるか?」

「ええ、茶髪で小柄でしたね。

貴方によく似ていましたね。雰囲気とかが。」

俺は人を見る目があまり無いと思うがバルクホルンさんとあの子は少し被って視える。

そう思っていると、

「すまない!少し此処で待っていてくれ!」

と言いバルクホルンさんは部屋を飛び出して行った。

「何処に行ったんですかね?」

「思い出を取りに行ったんじゃない?」

とハルトマンさんが言った。

思い出か、俺にはもう親がいない。

あのカールスラントの悲劇で2人とも亡くなったのだ。

だが今ネウロイを恨んだってもう何も変えられない、だからこの記憶は今は思い出さないでおこう。

そう思い直してバルクホルンさんが帰って来るまで皆と自己紹介をした。

 

 

 

 

シャーリーさんとルッキーニは何と言うか楽しい人達だと思った。

ルッキーニが騒いでやり過ぎならシャーリーさんが止めると言ったやり取りが繰り返されるらしい。

ハルトマンさんは気楽そうに振舞っているが、周りの人達をしっかりと見ていると言うことが分かった。

…此処の人達個性強いな。

そんなに時間が経たずにバルクホルンさんが戻って来た。

「おい、月影。この写真の女の子を見たこと無いか?」

この子はまさに俺がカールスラントで見た女の子だ。

気を失っていて目は開けていなかったがしっかりと分かる。

「! この子ですよ。なんでバルクホルンさんがこの子の写真を持っているんですか?」

「私の妹だ。」

…え?マジで?

確かに雰囲気とか似てるけど…

「そうですか。妹さん今はどうしてるんですか?」

「妹は、目を覚まさないんだ。」

…そうだったのか。

バルクホルンさんや他の人達も少し目線が下がっている。

この話題は出すべきじゃ無かったな…

「すいません、貴方の事を考えていなかったですね。妹さん目を覚ますと良いですね…」

「いや、いいんだ。それとありがとう。お前には感謝している。妹を助けてくれてありがとう。」

「いえ、こちらこそ良いんですよ。自分の考えを実行しただけですから。

じゃあ俺はそろそろ部屋でも見てきます。

リネットさんお願いしますね?」

俺は逃げる様に立ち去った。

逃げる必要なんて無かったがこの空気に耐えられなかったんだ…

 

 

 

 

リネットさんに施設を案内してもらって今俺は部屋にいる。

どうしようかと考えていた時サーニャの能力を視たのを思い出し、使えるかを確かめた。

 

頭にレーダーの様なものが浮かんでいる。

これは何が出来るんだっけ?

確か広域探査だったか?

電波か何かを飛ばすのかそれとも受信するのか、それとも両方出来るのか。

まあ、一回やってみるか。

「こうかな?」

俺はレーダーから電波を飛ばすと言うイメージをした、すると遠くの物が分かる。

「結構便利だな。」

もう少し練習してみようと思い、もう一度同じ事をしていると誰かがノックしたので魔道針を消し扉を開けた。

「はい、誰ですか?」

そこにはサーニャが立っていた。

「あ、あの、此処で見たこと無い電波が飛んでたんですけど知りませんか?」

あれサーニャは分かるのか。

隠すことでもないし教えてもいいか。

…でもこう言うのって不思議と秘密にしたくなるな。

サーニャにだけ教えるか…

「ああ、知ってるよ?取り敢えず入って」

サーニャは失礼します、と言い入って、俺はドアを閉めサーニャを椅子に座らせた。

「さて、電波の前に俺が格納庫で疲れていた理由を説明しようか。

この話は他の皆には秘密だからな?」

そう言うとサーニャは小さく頷いた。

「よし!じゃあ俺が疲れていた理由だけど、俺はサーニャの魔道針を視てたんだ。

なんて言うかな?

俺、魔法の構造って言うのか、そう言うのが目で視えるんだ。」

「それじゃああの時私の顔を視てたのって魔道針の構造を見てたんですか?」

「そう。そしてその結果がこれ。」

俺は魔道針を出現させた。

サーニャは目を丸くして俺の魔道針を見ている。

「…つ、使えるようになったんですか?じゃあさっきの電波も…」

「そう俺だったりする。」

「す、凄い…。じゃあエイラの魔法も使えるんですか?」

「いや、それは分からないけど、使えるようにはなりたいよね〜。

あの魔法使い勝手良さそうだし。

魔道針との併用とか面白そうだしね。」

実際どんな風に併用するとかは知らないが。

て言うか併用して出来ることあるのか?

「あ、あの、さっき秘密って言ってましたけど…

ミーナ中佐に言って私と夜間哨戒してくれませんか?」

「どうして?まず理由を教えて欲しいな?」

サーニャは少し顔も赤らめて言った。

「あの、えっと…魔道針の使い方を教えたいなって思って…

その…駄目ですか?」

クッ!この子ただでさえ可愛いのにこんな涙目で上目遣いとか洒落にならん!

…仕方ない。

秘密にするのはやめるか…

「分かったよ。今度相談してみるよ。」

そう言うとサーニャは笑顔で

「…ありがとうございます!」

と言った。

「でもまず此処のいろんな事が分からないから、此処に慣れてからで良いかな?」

「…はい、分かりました。

一緒に夜間哨戒任務出来るのを楽しみにしていますね。」

そしてサーニャは部屋から出て行った。

 

 

 

そして、日にちが過ぎ入隊した時に話せなかった、ペリーヌさんとも自己紹介をして訓練などをしていると、入隊した時にいなかった扶桑の人が帰って来るとの話があった。

 

だが、その帰って来ている途中扶桑の人が乗っている船がネウロイに襲われていると連絡が入った。




いや〜適当でしたねw
ペリーヌとの自己紹介とか完全な手抜きでした。
ペリーヌファンの人すいませんでした。
批判バッチこい!

そしてサーニャちゃんは可愛い。

次回はいつになるか分かりませんが、あまり期待せずに待っていて下さい。
そろそろ作者の文章がおかしくなって来たので、これでお別れです。

ではさようなら〜

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