唯一魔法が使える少年   作:きゅうじょう

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ヤバイです。
何がヤバイって、部活が大会近くて練習が超キツイですし、さらにテストも迫っているんです!
これはマズイ。
まあ、その話は置いといて、今回の話は結構適当です。
入隊部分なんてなんて、書けばいいのか全く分からなかったので、かなり適当です。
それでもよければどうぞ!


第3話

「よっと…。ここだよな?滑走路みたいなのあったし……。」

「サーニャ!!」

今抱いている子と同んなじ白髪の子が駆け寄って来た。

サーニャと言われた少女がゆっくりと目を開けた。

…この子サーニャって言うのか。

一応安否を確認しておこう。

「えっと、サーニャちゃん?怪我は無いかな?」

「う、うん大丈夫……。」

「じゃあ降ろすよ?」

「……うん。」

何でそんな悲しそうな目をするんだ?

「えっと、ありがとうございます。危ない所を助けて頂いて。」

「いや、良いよ。助けに行ったとは言え、当たり前の事をしただけだから。」

あっ、とサーニャちゃんは思い出したかの様に言った。

「あの、名前言ってませんでしたね。私は、サーニャ・リトヴャクです。貴方は…?」

「そう言えば言ってなかったね。

俺の名前は月影流斬だ。よろしくね。」

あ、駆け寄って来た白髪の子の事忘れてた。

「君は?」

そう言うと何故か白髪の子はジト目でこっちを見てきた。

「おい、なんで男なのに飛べるんだよ。しかもストライカーユニット無しで」

そう言えば、と言うようにサーニャちゃんもこっちを見てきた。

どうせ後で知らされるけど今説明した方が良いか。

「俺はね、魔法が使えるんだよ。空を飛べるのは俺の固有魔法なんじゃ無いかな?」

「エ、エイラ自己紹介しなきゃ」

エイラと言われた少女はジト目のまま自己紹介して来た。

「…エイラ・イルマタル・ユーティライネン」

「よろしくね、エイラちゃん。」

「エ、エイラちゃん!?や、やめてくれ!なんか気持ち悪い!呼ぶなら呼び捨てで頼む!」

「そ、そう?分かったよエイラ。」

エイラちゃんでも良いと思うんだがなぁ…

「とにかくサーニャを助けてくれてありがとな。サーニャは私の…その…」

何故かモジモジしだすエイラ。

「…どうしたの?エイラ?」

「…その、し、親友だから!大切な人だから!だから、その、助けてくれてありがとう……」

サーニャちゃんはエイラに大切にされているんだな。

「よかったな、サーニャちゃん。

大切な友達がいて。」

「…はい。とっても大切な…友達です。」

控えめな、でもしっかりした笑顔でサーニャちゃんは答えた。

うん良い笑顔だな。

エイラはと言うと、照れながら笑っていた。

「あの…」

少し困った様な顔をして少し俯きながらサーニャちゃんが言った。

「私の事も、さ、サーニャって呼び捨てで、良いです。」

俯いた顔は少し赤かった。

「分かったよ、サーニャ。

改めてよろしくね。」

「はい、よろしく、お願いします。」

サーニャを助けたは良いけど、俺これからどうしようか?

とりあえずヴィルケさんに会いに行くか。

「ねえ、エイラ。今ヴィルケさんどこにいるか分かる?」

「なんで中佐を探してるんだ?」

「それは、秘密で。すぐに分かる事だしね。」

「まあ、すぐに分かるなら良いけど。ちょっと待っててくれ。」

そう言うとエイラは何故か魔法を使いタロットを出してカードを引いた。

探知系の魔法なのかな?

でも何でタロット?

「中佐なら後少しでここに来るから待ってたら会えるぞ。」

「なんで何で分かるんだ?探知系の魔法かい?」

「私は少し先の未来が見えるんだよ。そこでタロットを使えば相手が何処で何をするのか大雑把だけど分かるんだ。本当に大雑把だけどな〜」

それ結構凄いんじゃ…

それになんか魔法が視えた気がする…

何だろう内容って言うか、魔法の構造って言うのかな?

そんな物が…

「エイラありがとな。サーニャも何か固有魔法があるのかい?」

「うん、私は魔道針で広範囲にわたって飛行物体や電波を聴いたりできるの。」

「なるほど、サーニャは広域探査で、エイラが未来予知なのか。凄いな。

サーニャ一回魔道針を見せてくれないか?」

「?良いけど…」

そう言ってサーニャに魔道針を使ってもらった。

…やっぱりか、内部の構造が視れるな。

この構造を覚えたら魔道針も使えるかもしれないな。

「ごめん、少しその状態でいてくれないかな?」

「?分かった。」

 

集中する。

魔道針の内部構造の様な物をみる。

少しずつ読み取っていく。

魔法は恐ろしく複雑だ。

そして視る事は凄い集中力と体力を必要とする。

そして俺には集中力はあるが体力が集中力に比べて少ないと思う。

当然体力が少なくなると息切れが発生する。

肩で息をしていると、エイラがちょっと睨みながら発言した。

「おい、ちょっと気持ち悪いぞ。」

だがエイラの発言はあえて無視する。

後少しで全て見ることが出来る気がするからだ。

後少し、その時間は短いが体感的には物凄く長く感じた。

「ハァハァ……」

やっと終わったので地面に倒れる様に寝転がった。

「だ、大丈夫ですか!?」

サーニャは心配そうにこちらをみて、エイラば何をしたかったのか良く分からないと言う表情のをしている。

「あ、ああ、大丈夫だよ。

ちょっと集中してつかれただけだから。」

ちょっと困った様にエイラが呟く。

「後少しでミーナ中佐がここに来るんだけどこの状況みたら何か言われそうだな…」

それはフラグだぞ、エイラ。

「月影君。!?月影君、一体どうしたの!?」

ほら来たじゃん。

「大丈夫ですよ、ヴィルケさん。ちょっと集中して疲れただけなので。身体には何の心配もありません。」

「そうは見えないのだけど…。

そうなのサーニャさん?」

「魔道針をじっと見つめて暫くたったら疲れて倒れてしまいました…」

「それだけで倒れるなんて…。集中していたと言っていたわね?」

「ええ、集中してましたよ。かなりね。」

だいぶ、落ち着いて来たからそろそろ立てるな。

「よっと。もう大丈夫ですよ。戦闘での怪我では無いので大丈夫です。」

「本当に無理はしないでね?」

「ええ、無理はしてませんよ。そろそろ移動しませんか?」

「そうね。じゃあ行きましょう。

サーニャさんエイラさんも一緒に来て下さい。」

2人とも分かりましたと言ってヴィルケさんに着いていった。

そして最後に着いて行きながらまた、考え事をしていた。

…そう言えば俺に使い魔って出てなかったよな?

サーニャは黒猫かな?エイラは何だろう?黒い狐かな?

俺には出てなかったし…

まあ、例外はいくらでもあるんだろうな。

 

そして長い道を歩いて行くと会議室?ブリーフィングルームって言うのかな?そんな所に着いた。

「では3人はここで待っていて下さい。」

3人で分かりましたと声をハモらせて言うと、ヴィルケさんはまた何処かへ行ってしまった。

「今から何するんだろうな。知ってるかサーニャ?」

「ううん、私も知らないわ。流斬君知ってる?」

「あ〜うん、知ってるよ。」

「え?何?今からなにするんだ?」

「それは秘密って言った奴だから。

てか俺が此処にいるってだけて察して欲しいんだが。」

2人は少し考えたあと気づいた様にこっちを見てきた。

サーニャは嬉しそうに、エイラは何だそんなことかと言う様に見てきた。

…多分当たってるよ2人とも。

そして、話し合いが終わって直ぐに他の人達が入ってきたので、俺は寝たふりをした。

…こういうパターン嫌いだな〜

知り合いが2人いるだけまだマシか。

そして入ってきた人達はこっちを見ながら誰この人と言う視線を送ってきている気がする。

当たり前だろう。

知らない人がいたら普通は気にする物だ。

ヴィルケさんが前に立ち皆か静かになると同時に顔を上げた。

「皆さん今日は新しく仲間になる人を紹介します。月影君前に来て下さい。」

「はい。」

俺はヴィルケさんの横に立った。

「どうも皆さん月影流斬です。

扶桑皇国出身の一般人です。よろしくお願いします。」

少し微笑みながら自己紹介をした。

「なっ!一般人だと!ミーナ!ふざけているのか!」

「いいえ、ふざけてなんていないわ。ちゃんと理由があって月影君を隊に加えようと思います。」

「ミーナ。じゃあ、月影採用にはどんな理由があるんだ?」

少し間を開けてヴィルケさんは口を開いた。

「月影君は魔法が使えます。そしてストライカーユニットを使わなくても、空を飛べると言う固有魔法も使えます。それにサーニャさんを助けに行ったのは他でも無い月影君です。」

「何?男なのに魔法が使えるだと!?」

この事実は流石に驚いたのか他のメンバーもおぉ〜と声を上げている。

納得はしていない様だが喋っていた人も渋々腰を下ろした。

認めてくれたようだ、良かった。

「誰も質問などはありませんね?

では、今日から月影君は私達の仲間です。皆さん仲良くして下さいね?」

…でもこれで全員なのか?

いがいと少ないんだな。

聞いてみるか。

「ヴィルケさん。501部隊のメンバーはこれで全員なんですか?」

「いえ、本当は扶桑の人がもう一人いるわ」

「そうですか。じゃあ、皆さんよろしくお願いします。」

話を切り上げもう一回挨拶をした。

これらは此処で戦うことになる。

心の中で気を引き締めみんなに対してお辞儀をした。




いやーやっぱり適当でしたね。
自分は文才が無いのでかなりキツイですが、自己満足で続いている様な物なのでこれからもがんばって書いていこうと思います。

ではさようなら〜

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