それと今回、時間が空いていたので文章おかしいかもしれないです。
あ、最近自己満足のオリジナル書いてるんですけど、ヒロインが何回書き直してもサーニャになっちゃうんですよね。俺サーニャの事好きすぎるだろ。
アンケートの結果はどっちも同じだったので、今回は2番でブレイブに行かずにそのまま2期に行きたいと思います。アンケートに協力してくださった人、ありがとうございます。
ブレイブはまた今度別に書くかも?それは作者の気分次第である。
19話
「なに、宮藤が脱走!?」
芳佳が禁固刑をもらってからその夜に脱走した。刑罰が与えられてからすぐに行動とは軍人には考えられないだろう。まあ、俺も軍人じゃないが。
「これが上層部に知られたらマズイわ…!」
これが知れ渡ったら501部隊の尊厳に関わる話だ。下手したら存続の危険がある。ミーナさんが声を上げてから直ぐに電話が鳴り響く。直ぐにミーナさんが取り、少し経って電話を置いた。
「宮藤さんに撃墜命令が出たわ」
なに?幾ら何でも早すぎないか?俺たちだって知ったのはこの部屋に来てからなんだ。情報をリークしていた人物がいる?この早い段階でリークできる人。真っ先に思い浮かぶのは見張りの人だ。しかし俺がそれを考えてもどうしようもない。今必要なのは芳佳の安全を確保する事だろう。俺たちはハンガーへと走った。
今回の出撃メンバーはミーナさん、バルクホルンさん、エーリカ、シャーリー、ルッキーニちゃん、俺だ。ウィーラーも入ると思っていたが、今回は残るようだ。
メンバー全員が、かなりの速度を出している。みんな芳佳のことを心配している。この心配が安心に変わることを祈りながら俺たちは飛んでいる。
「いた!一緒にいるよ」
エーリカが指差す方向を見るとあの時の黒いウィッチのようなネウロイを見つけた。ビームの威力もかなり強い。
「正直相手はしたくないがやるしかないか…!」
「待って!様子を見ましょう」
俺が銃を構えるとミーナさんに止められる。そしてそのまま黒い雲のような物体。ネウロイの巣に入って行った。しばらく経っても出てこない。
「やはり罠だったのか!」
「いえ、まだ芳佳は無事です。戦闘も行われていないようです」
バルクホルンさんが声を荒げるがまだ芳佳は死んでない。無事だ。俺の魔導針にはしっかりと反応がある。それに縦横無尽に飛びまわっていないからな。だが、芳佳とネウロイはかなり近い位置にいる。一体中でなにが……ん?なんだ?なにが高速で迫って来ている!
「基地方向から、高速で飛行体が接近中!」
「なんですって!?」
「ネウロイの巣は目の前なのに!」
更に突如として芳佳をネウロイの巣の中まで連れて行ったネウロイが現れた。
「こっちも出て来たぞ!」
「もー!なんなの一体!」
「ブレイク!!」
「「「了解!!」」」
俺たちが散開したところに何本もビームが通る。後ろの敵も気になるが今は目の前の人型ネウロイをどうにかしないといけない。俺は相手の頭上を取りMG42を構えて撃つ。しかし相手もヒラヒラと余裕そうに避けて、お返しとばかりにビームを放って来た。避けきれないと思いシールドで受けたがこのビーム、細さの割には威力が強い。何度も受けてはいけない。そう思ったところで後ろの敵が到着した。その姿は戦闘機を思うが、突然変形して人型を模した機械となった。
「くそ、やっぱり来るまでに倒すなんてことはできなかったか!」
だが、俺の想像とは裏腹に謎の機械はネウロイに攻撃して行く。更にその攻撃方法がネウロイのビームだ。
(こいつはネウロイなのか!?だけどそれにしては特徴的な色合いが違いすぎる。こいつは一体…)
だがその考えは一旦置いてネウロイを倒さなければと俺はネウロイに向けて銃を撃った。今回も軽く躱されるが、躱した先に謎の機械のビームが着弾し、一撃で屠った。そしてそのビームはネウロイの巣を撃ち抜いた。
「一撃!?なんて強さだ!!」
「ミーナどうする!」
ミーナさんは少し考えるような仕草をしている。
「ん?うわぁぁあ!芳佳が!!」
先ほどのネウロイのビームで崩壊しているネウロイの巣の下の方で芳佳を見つけたルッキーニちゃんが急いで飛んで行く。
「シャーリーさん!」
「分かってる!宮藤!」
ここは最高速度、加速があるシャーリーさんに飛んでもらうしかない。今から行っても俺ではルッキーニちゃんに追いつけないからな。
あの謎の機械はネウロイを消しとばした後に基地方向に飛んで行った。
しばらくすると2人は芳佳を連れて戻って来た。芳佳はネウロイの事を気にするがミーナさんはそれを遮った。
「宮藤軍曹、無許可離隊の罪で拘束します!」
芳佳は言葉に詰まりながらも何かを伝えようとするがミーナさんは無視して帰投すると伝えて動く。俺たちもそれに従い、芳佳を中央にして進んで行った。
基地に着くとあの機械がいた。しかし着陸すると同時に兵士に銃を向けられて囲まれてしまう。
「まるでクーデターの様ですね、閣下」
「私は脱走者を撃墜しろと言ったはずだが…」
閣下と呼ばれたその人、トレヴァー・マロニー空軍大将は芳佳を一瞬だけ見て言った。
「部下は規律を守らない、その上司は命令を無視する。これでは君達にこの前線基地は託せないな」
「あっ!その後ろの」
芳佳は謎の機械を見ながら呟いた。
「これかね。これは我々が開発した兵器。ウォーロックだ」
「私見たんです!この機械が、研究室みたいな所で!」
「な、何を言っているんだ!」
一瞬慌ていたマロニーだが、後ろの足音を聞き振り返る。
「集まった様だな」
歩いて来たのは基地に残っていたメンバー。坂本さんは怪我が完治していないので車椅子だが。
「現時点をもって、第501戦闘航空団ストライクウィッチーズを解散する!これからはこのウォーロックが代わりとなってネウロイを殲滅する。………君の独断専行のせいなんだよ、宮藤軍曹」
「わ、私?
そ、そんなわ、わたし…そんな…つもりじゃ……」
「芳佳ちゃん!」
芳佳がショックで倒れそうになるのをリーネさんが支える。
「各隊員は可及的速やかに各原隊に復帰せよ。以上だ。分かったかね?」
「…はい」
少し詰まりながら返事を返すミーナさん。そして突然マロニーは俺の方に向いた。
「君は確か月影流斬と言ったか。カールスラントから遥々とこの地に避難して来たんだったな」
「はい、そうですが」
「ならば君は我々の隊に来たまえ。本来は軍人ではないが、祖国のため少しでも早く奪還したいだろう?」
「……分かりました。これからはお世話になります」
俺は敬礼をしながらそう返す。俺がそう返事を返した時に他のウィッチーズ達から驚きの声が漏れたが、今は仕方ない。この人物の思惑を少しでも探りたかった。それにこのウォーロックと言う機会も。
「流斬君……」
後ろで心配そうに呼びかけてくるサーニャの声に少し体が揺れるが、今は言葉を返せなかった。
皆が部屋で帰国の準備をしている最中。俺は許可を得て皆に挨拶をしに行った。だがまた出撃があるらしく、20分で司令室に来てくれと言われたので実質時間は15分くらいだ。とりあえず向かったのはサーニャとエイラの場所だ。なんだかんだであの2人が一番俺を気にかけていてくれた気がするし、2人に感謝の言葉を言いに行かないとな。
俺はサーニャの部屋の前に来た。予想だがエイラもいるだろう。ゆっくりと手を動かしノックする。
「サーニャ、俺だ。入ってもいいか?」
「うん。どうぞ」
返事を貰い、部屋に入る。そこには予想していた通りエイラもいた。
「流斬君……」
やはりサーニャは俺を心配する様に見ている。エイラも同じ様な感じだ。
「流斬、どうして空軍大将の隊に行こうと思ったんだ?」
「どうしてか。そうだな、あの機械だ。あの機械をどうやって作ったのか。それにあの人がどんな考えで俺たちを追っ払ったのか。それが気になった。正直本音で言えば俺もサーニャやエイラ達についていきたいと思うよ。でも、なんだろう。あの機械、放っておくとマズイことになりそうな気がするんだ」
「マズイ事?」
サーニャが首を傾げながら聞いてくる。
「ああ、あいつネウロイのビームを使ってたんだよ。もしあれがネウロイのコアとかを用いて作ったなら、暴走があるかもしれない。そうなったら誰かが止めないといけないだろ?」
「だから流斬君が1人で残るの?」
「そう。大丈夫だ、アレは機械だけど俺は人間だからな。命第一にやるさ」
「うん、約束、ね?」
「わ、私とも約束するんだな!」
「ああ、2人との約束だな。きちんと果たして見せるよ」
ああ、この2人の笑顔を見ると守らないとなっていう使命感が湧いてくる。しっかりと守って帰ってこないとな。
「じゃあ、またな。長期休暇でも取れたらそっちの部隊に行くよ」
「うん。待ってるね?」
「絶対だかんなー」
そう言って2人に手を振ってこの部屋を立ち去る。
時間を確認するともう15分経ちそうだ。まだ他の人に挨拶していないんだが、仕方ない。俺は司令室に向かった。
何回読み直しても微妙な出来である。
そして深夜なのでテンションがおかしいですね。