唯一魔法が使える少年   作:きゅうじょう

16 / 21
昨日に書き上げたかった……!!
なんやかんや2年も経ってしまった。ほんと自分の投稿スピードの遅さには驚きです。
これから多めに時間は取る予定ですが、やはり遅いと思います。せめて月一投稿したいなぁ。

はい、今回の話。あまりにも制作時間が短く、話の内容が結構適当になってしまっています。
「これおかしくね?」と思うところがありましたら。ご指摘くれると嬉しいです。


第16話

今日は出撃日の予定である。この頃予報が当たっていないが今回はどうなるのだろうか。まだ警報がなっていないので、俺は部屋にいる。昨日の手紙を改めて確認していたのだ。

手紙の内容は整備員の補充、そして今日の夜にハンガーに到着するので案内をして欲しいという事だ。差出人は『クルト・フラッハフェルト』あの日一緒にブリタニア脱出してきた人だ。ミーナさんの恋人だそうだが、今回の話はミーナさんには知らされていない。この部隊の中で俺だけが知っている事だ。ミーナさんや他には整備員が1人来るとしか知られていないだろう。

 

「さてとりあえずは今日の出撃に備えないとな…」

 

愛銃であるハンドガンM10を点検をしていると警報が鳴った。俺はすぐにブリーフィングルームに向かった。

 

 

 

 

 

「ガリアから敵が進行中です」

 

「今回は珍しく予測が当たったな」

 

最近は予測とのズレが大きく、今回のように当たったのは久しぶりだった。

 

「高度は15000。進路はこの基地を目標に真っ直ぐきているわ」

 

「今回の搭乗割はバルクホルンとハルトマン、月影とウィーラーが前衛。ペリーヌとリーネが後衛。宮藤は私とミーナの直掩。シャーリーとルッキーニ、エイラとサーニャは基地待機だ」

 

坂本さんが今回の搭乗割説明する。ウィーラーと初めての共闘だ。足を引っ張るような真似はしないようにしないとな。

 

「流斬君、頑張ってね」

 

振り返るとサーニャとエイラがこちらに来ていた。サーニャは眠そうにクッションを抱きながら。エイラはそんなサーニャを支えている。

 

「ああ、頑張るよ」

 

サーニャの髪を優しく撫でながらエイラに声をかけた。

 

「じゃあ行ってくるよ」

 

「ああ、怪我するんじゃないぞ?」

 

「分かってるさ。もう2人には心配をかけないよ」

 

俺はそれだけ言うとハンガーに走って行った。

 

 

 

 

 

「敵発見!サイズは300メートル級だ」

 

「フォーメーションは何時ものね」

 

「そうだな。よし、突撃!」

 

各自ネウロイに突撃していく。俺はウィーラー大尉の後ろに入っている。

ウィーラーの使っているストライカーユニットはXP-80というユニット。しかしこれはレシプロではなくジェットストライカーなのだ。他の人とはスピードが違うが、そのあたりはもうマスターしているようだ。ジェットストライカーはGの掛かり方も凄いためウィーラーは耐Gスーツを身にまとっている。ちなみにXP-80のXとは試作品の意味らしい。

前衛4人がネウロイに向けて照準を合わせ撃とうとした所でネウロイに異変が起こった。

 

「分裂した!?」

 

前衛や後衛は驚いているがミーナ中佐は冷静に固有魔法を使っていた。

 

「右下方80、中央100、左30、ね」

 

「総勢210機分か、勲章の大盤振る舞いになるな。ミーナどうする?」

 

「貴方はコアを探して。バルクホルン隊中央。ペリーヌ隊左を迎撃。ウィーラー隊は右をお願い」

 

「「了解!」」

 

 

 

 

 

「80か…多いな」

 

「ですがやるしかないでしょうね!」

 

トンプソンM1A1を握りしめているウィーラー大尉が横にいる。サブにM1911A1というハンドガンを2丁持っている。更にロケット弾ポットがある。今回は持ってきていないが他にも、M2ブローニングとM9バズーカ砲がある。

………この人もある意味人外のようだ。

 

さて戦闘に戻ろう。今回の敵は80。一つ一つはかなり弱いが、数が多すぎる。さて有効な手段は……そうだなこれが良いか。

 

「大尉。ロケットポットを準備してくれますか?」

 

「良い案でも浮かんだか、少尉?」

 

「ええ、俺が『疾風』で大気を操り、ある程度の数を集めます。そこにぶち込んでください」

 

「面白そうだな。それじゃあそれでいこう。頼んだぞ!」

 

ウィーラー大尉はそう言うとネウロイを狙いトンプソンM1A1をネウロイに向けて撃っていく。俺の準備が終わるまで敵を引きつけてくれているようだ。

 

集中する。自分より少し離れた所を中心点としそこにネウロイ達が集まるように強風を呼び起こす。しかし此処でやると、他の場所で戦ってる人達も巻き込んでしまう可能性があるので、高度を下げ少し離れたところに中心地を設定する。ここにネウロイを集める為に、下降気流を作り高度を下げさせ、強風で一点にまとめる。………これ、魔法力足りるかな?とりあえずやってみよう。

 

少しずつネウロイの高度が下がり一点に集められていく。正直かなりの強風だ。てか暴風だ。台風と同じくらい危ないかもしれない。さて今は8割方集められている。

 

「大尉!そろそろお願いします!」

 

『ああ!任された!』

 

少し上方からロケットが何発も飛んでいきネウロイを吹き飛ばす。俺の作り出した風によってロケットはネウロイに吸い寄せられるように飛んで行ったのだ。そこにいたネウロイは全部倒せたみたいだ。

 

『よっしゃぁ!!どうだザマァ見ろ!』

 

大尉の気分も上がったし今回は大成功のようだ。

 

「さて後は残った敵の掃討だな」

 

『各隊員に通達。敵コアを発見。私と坂本少佐、宮藤さんで叩くから他を寄せ付けないで!』

 

『『了解!』』

 

さて、後はすぐだな。残った敵を倒すだけだ。

 

あの後はすぐに戦闘が終わった。しかもコアを破壊したのは芳佳だそうだ。

この戦闘の後ミーナ中佐がパ・ド・カレーに降りたが、坂本少佐が付き添い後は基地に戻った。

 

 

 

 

 

この後芳佳とリーネ、坂本さんが赤城を見送りしたり、ミーナさんの美声が聞けたりと良い時間が過ぎた。そして俺は今ハンガーに来ている。

 

「ようこそ。501統合戦闘航空団へ、クルトさん」

 

「久しぶりだね、月影君」

 

そこに降り立ったのは一緒にブリタニアに脱出した、クルトさんだった。

 

「では隊長の所に案内します。……病院に行ったんですよね?何か病気とかありましたか?」

 

「いや、特にそんなことは無かったよ。ただ軽度の栄養失調になっていたくらいだ。あそこでそれなりの時間を過ごしていたのに軽いもので良かったよ」

 

近況を報告しあい、少しの雑談を交えて執務室に来た。

 

「どうしてだろう。不思議と緊張するね」

 

「会いたい人に会えるんですから、そう思うのは当たり前だと思いますよ。では開けますね」

 

三回ノックをして確認する。

 

「ミーナ中佐、月影です。整備員の補充の報告と案内をしに来ました。今大丈夫ですか?」

 

「…ええ、大丈夫よ。入って」

 

なんだろうか。少し声が暗いな。大丈夫だろうか。

 

「失礼します」

 

ドアを開けると坂本さんと一緒にミーナさんがいた。まだクルトさんは入っていない。

 

「お取込み中なら後にしますけど?」

 

「いえ、良いの。私も少し考えていただけだから」

 

「それで、月影。新しい整備員はどうしたんだ?」

 

「そうですね。入ってきてください。……クルトさん」

 

「え?」

 

ミーナさんは入ってきた人物を疑うように見ている。それはそうだろう。亡くなっていると思っていた人は今目の前にいるのだから。

 

「本日より、501統合戦闘航空団の整備員に配属となりました、クルト・フラッハフェルトです。宜しくお願いします」

 

ミーナさんに対して敬礼をするクルトさん。坂本さんも驚いているようだ。

 

「クルトさんとは面識がありまして、今回の案内を頼まれたんですよ」

 

「……クルト。貴方なのね?」

 

「ああ、ミーナ。その服着てくれたんだね。綺麗だよ」

 

「うぅ…うわあああぁぁぁぁああ!!」

 

「心配をかけてごめん、ミーナ」

 

クルトさんに抱きつきながら泣いているミーナさん。余程嬉しかったのだろう。俺は坂本さんと一緒に部屋から静かに出た。

 

「俺のサプライズ。喜んでくれたでしょうか?」

 

「あいつは喜んでいると思うよ」

 

扉の向こうで抱き合っているであろう2人を思いながら俺たちは言葉をかわす。

 

「今はそっとしておいてやろう。私もまだ頑張らなければならないな」

 

「………少佐。魔眼を使ってもらえませんか?」

 

「どうしたいきなり?」

 

「いえ、一つ確認したいことがありまして」

 

坂本さんは訝しげながらも魔眼を発動した。俺は固有魔法ではなく、魔法力を見た。固有魔法を見るための俺の固有魔法だが、別に魔法関連なら見れるようだ。

 

「もう大丈夫ですよ。………少佐貴女はもう魔法力が残っていないんですね」

 

「………………」

 

「辛うじて飛ぶだけの力はあるがもうシールドは意味ないでしょう。仲間を悲しませたくないなら、もう飛ばないほうが良いでしょうね」

 

「いつから気づいたんだ?」

 

「今日の戦闘中です。貴女の魔法力は他の人達と比べると弱いんです。それが最近顕著になってきたので確かめました。俺の固有魔法の副産物か分からないですが、魔法力を使っている人の魔力の量がなんとなくですがわかるんです。やはり、年には逆らえないんですね…」

 

「そのようだな。それで?お前もミーナのように飛ぶ事を止めさせるのか?」

 

「本当はその気持ちが大きいです。やはり仲間ですしね。でも坂本さん。貴女は何かの思いがあって飛んでいるんじゃないんですか?惰性ならもう飛んではいないでしょうし」

 

「そうだ。私は宮藤がみんなの後ろではなく、みんなの前で飛んでいる姿を見たいんだよ。それまでは、飛ぶつもりだ」

 

この人の信念は強い。俺が何を言おうとこの人の信念は変わらない。

 

「俺は止めません。ですが、他の子達を悲しませないように。というお願いだけしておきます。どうかよろしくおねがいします」

 

俺は腰を折り礼をした後、その場を去った。




本当に適当だったと思います。
今後の話をどうやって絡ませれば良いか本当に悩んでいます。自分の足りない頭では浮かんでこなくなっています。
まあ、頑張りますけどね。

そして1期分終わってからの今後のこと。
ブレイブウィッチーズの方なんですけどやってほしいか、そのまま2期の方に行くか、どっちのほうが良いんですかね?ちなみに自分はニパとエイラーニャ、流斬の絡みがやりたいだけです。オーロラの魔女買ったので、エイラを昔話のネタで辱めたいだけです。あの時のエイラ可愛かった。
この事は活動報告でアンケートをとるのでどうかよろしくおねがいします。一つも意見が来ない場合は、うーんどうしようか。まあ、その時考えます。期限は5月末です。31日の22時までとします。

ではまた!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。