ボーダー会議からスタート!
ネイバーフットより、トップチームが遠征から帰還した。
「今回の成果です。御納め下さい」
風間隊の風間君がネイバーフットからの未知のトリガーを提供する。
「これでボーダーのトリガーはまた進化を遂げる」
鬼怒田さんはよろこび、城戸指令が言う。
「帰ってきて早々で悪いが、お前達にやってもらいたいことがある。玉狛支部に新たに入った人型ネイバーの黒トリガーを奪取してきてもらいたい」
「人型ネイバー? ボーダーに?」
「その黒トリガーの能力は『相手の能力を学習し自分の能力にする』だ。既に三輪隊と比企谷は負けている」
すると雪ノ下隊の隊員である葉山と一色が驚く。
「あの比企谷が!?」
「先輩が手を抜いただけじゃないですか~?」
「そうかも知れんが、奴が任務失敗を報告したのは事実だ」
するとトップチーム太刀川隊の太刀川が言う。
「なるほど……なら今夜決行しましょう」
すると雪ノ下隊の隊長、雪ノ下陽乃さんが太刀川さんに言う。
「そうね~、学習するならボーダーのトリガーを学習してる可能性もあるし、思い立ったが吉日ね」
こうしてボーダートップチームが黒トリガー奪還作戦を行うことが決まった。
太刀川隊、風間隊、雪ノ下隊、冬島隊は三輪隊と合流して玉狛支部へ向かう。すると……
「やあやあ、皆さんお揃いでどちらへ?」
迅さんだった。
「ボーダーの規定で基地以外での模擬戦は禁じられているぞ?」
「それならおたくらのやろうとしていることもそうでしょ? あいつは玉狛支部の立派なボーダー隊員だ」
「いやいや、玉狛支部はあくまで支部。本部で制式入隊日を迎えるまではただの野良ネイバーでしょ?」
陽乃さんが言う。
「そう言うことだ。迅、いかにお前でもお前一人で俺達全員を相手にするのは無理だろ」
「俺一人ならね」
すると、太刀川隊側に弾丸が何発か飛んできた。
「嵐山隊到着した!」
嵐山隊だった。
「ふーん、忍田さん派と組んだんだ? でもそれだけでも難しいんじゃない?」
「あれ? 俺と嵐山隊だけって言ったっけ?」
すると……後ろにいた城廻隊員が……
「……すいませんね。城廻先輩」
『トリオン体、活動限界。ベイルアウト』
城廻隊員は基地へ飛んでいった。
「やっぱり、比企谷君もいたんだ?」
まあ、最初から迅さんの隣にいましたけど……ステルスヒッキーで気づかれていなかった。雪ノ下さんに気づかれたせいで解けた。
「比企谷、雪ノ下さん達は任せた。嵐山隊は三輪隊を、その他は俺がやるから」
お任せしました。
「……さて、ガラにもなくやりますか……」
「ふーん、めずらしくやる気だねぇ……」
雪ノ下隊。
隊長 雪ノ下 陽乃
隊員 葉山 隼人 城廻 めぐり 一色いろは
オペレーター 平塚 静
次回は八幡対陽乃。
頑張ります。