ダンジョンに英雄王がいるのは間違っている   作:あるまーく

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アイズとの訓練を終えたベル。

ダンジョンに入り、そこで因縁のモンスターと出会う。


猛牛試練

日も出ていない時間。

 

僕は最終日となるアイズさんとの訓練をしていた。

 

「……っ!」

 

向かってくる鞘の攻撃を、僕は受けるのではなく受け流した。

 

これまでの訓練をいかし、初めて成功した動作。

 

そのままの動作で、初めて彼女に反撃した。

 

「……!」

 

が、あっさりとその一撃は防がれた。

 

けれども、これまでの訓練期間中防ぐことで精一杯だった僕だったが、確かに届いた。

 

不意にアイズさんの方を向くと、微笑んでるような表情をしていた。

 

「これで、終わりだね…」

 

「今日まで、ありがとうございます。王様が無理をいったみたいで…」

 

「ううん。私も、楽しかったよ」

 

王様の計らいによるこの訓練。アイズさんも微笑みを浮かべそう言ってくれたが、そんな彼女を見て結局俯いてしまった。

 

「……それじゃあ、頑張ってね」

 

「……はい」

 

それだけを言って、背を向けて去っていく。

 

去っていくその背中を見て、辿り着いて見せると再度心に誓った。

 

そして、踵を返し逆方向に走っていった。

 

ーーーーーー

 

「……むっ?ベルはどうした、ヘスティア?」

 

「ダンジョンに行っちゃったよ…」

 

あやつめ…またか。チラリと時計を見たが、確かに寝過ごしているが、王足る我を残し先に行くか…。

 

……これで、余興(・・)でも催していようものなら…むぅ、不味いな見過ごすやもしれん。

 

そう思い我も寝間着から着替え、出掛ける準備をした。

 

「そうか、ならば我も向かうとしよう…」

 

「あ、あのさ、王様君…」

 

「……なんだ、申すならはっきり申せ」

 

歯切れ悪くこちらを心配そうな目で見るヘスティア。何が言いたいのか分からんぞ。

 

「……嫌な予感がするんだ」

 

クシャッ、と手に持っていた紙が歪んだ。俯いたままそう言うヘスティアにギルは少々驚いた。

 

………なるほど、腐って惨めになっていようが、一応神と言うわけか…。

 

「……何か変なこと考えていないかい、王様?」

 

「知らんな。…それより貴様の手に持っている紙はなんだ?」

 

ベル君のステイタスだよ、と言って我に渡してきた。

 

……ほう。くっくっ、我の見込み通り、いやそれ以上やも知れんな。

 

……ギルもヘスティアからステイタスについて聞いていた。アビリティを極限まで上昇させると、MAXでSになる。

 

だか、そこに書かれていた表記はSS。

 

「ベル君のステイタスも凄いことになってるけど、それ以上に何か嫌な予感がするんだ、僕には」

 

「そう不安がるでない、ヘスティア。…あやつが真に英雄であろうとするならば、乗り越えられよう…」

 

「乗り越える?…君は何が起こるのか分かるのかいっ!?」

 

「……さてな。これからのことなど、我とて分からん」

 

嫌な予感について、何か知ってるような口ぶりのギルに、たまらず声を荒げて聞きただしたが、飄々とした態度で流されてしまった。

 

再度聞こうとしたヘスティアだったが、ギルは既にホームを出ようと地上に出る階段のところにいた。

 

「……ま、待っておくれ王様君っ!べ、ベル君をーー」

 

「生憎と、今回はあやつの試練だ。我が手を出すことはない」

 

それだけ言い残し、心配そうなヘスティアを残し、ギルはホームを後にした。

 

ーーーーーー

 

「リリィッ!?」

 

僕はリリによって突き飛ばされ、意識が戻った。

 

最初そのモンスターと出会ったとき、リリが何か言っていたようだが、僕は放心して立ち尽くすことしか出来なかった。

 

『ブゥオオオオオッ!』

 

そのモンスター、僕達を襲ったモンスターーーーミノタウロス(・・・・・・)は無様に転がっている僕達に対して雄叫びを上げた。

 

……どうして、ミノタウロスが9階層(ここ)に…。

 

僕は未だ纏まらない思考の中、自身を助けたリリに視線を向けた。

 

飛び散った瓦礫に当たったのか、頭からは血を流し、痛みからか小さく呻き声を上げていた。

 

「ッ!ごめんリリ!」

 

僕はこちらに向かってくるミノタウロスから逃がすように、リリを遠くに投げ飛ばした。

 

そして、僕はミノタウロスの真正面に向き直り、震える口を歯噛みして右腕をつきだした。

 

「ファイアボルトォォォッ!」

 

『ブゥオッ!?』

 

あの時は持っていなかった攻撃手段ーーー魔法。

 

それに淡い期待を浮かべ、なかば狂乱するかのように魔法を使った。

 

「うわああああっ!?」

 

もはや悲鳴に近い声を出しながら、僕は魔法を連発した。

 

ミノタウロスに炎の矛が何度も当たり、苦悶の声と魔法の当たった炸裂音を響かせながら、その巨体はずるずると後退りした。

 

「はぁ、はっ…」

 

視界が黒い煙に埋め尽くされ、僕は魔法を中断させた。

 

……倒した?

 

反応が無くなったことに安堵して、右腕を下げた瞬間…。

 

『ヴゥモォッ!』

 

「がっっ!?」

 

ーーー煙を切るように出てきた、ミノタウロスの腕に殴り飛ばされた。

 

間一髪、直感にしたがって後ろに飛ぶことで致命傷には至らなかったが、それでも衝撃全てを殺しきれる訳もなくダンジョンの壁に叩きつけられた。

 

装備していた軽装(ライトアーマー)は、先の一撃で壊れ、防具は腕に残ったプロテクターのみとなった。

 

そして、何とか立ち上がり再度ミノタウロスに向き直った。

 

『ブゥオオオオオッ!』

 

「……!」

 

あれだけの魔法を当てたのにダメージは見られなかった。

 

それを見て、僕は再度絶望した。

 

『ヴゥモォオオオオオオッ!!』

 

しかし相手は待ってくれる訳もなく、雄叫びを上げ、その手に持っている大剣を振り上げた。

 

「……っ!」

 

痛む体に鞭を入れ、横っ飛びの要領でそれを避けた。

 

だが避けた僕に対して、ミノタウロスは攻撃の手を緩めるどころか、何度も何度も大剣を振り回してくる。

 

……このまま、だったら…。

 

嫌な予感が脳を掠めた。…そうして、僕の脳内が下した答えは逃走だった。

 

何とか逃げないと…!

 

「ベル、様ぁ…」

 

視界の片隅で動く存在ーーーリリを見つけた。

 

……不味い、リリを置いて逃げられない!

 

「リリ、逃げて!」

 

しかし、リリは動かなかった。

 

「逃げてっ…逃げろよっ!?」

 

もはや怒声に近かったその声に、リリからの返答はなかった。

 

……何で、逃げてくれないんだよ!

 

絶え間ない戦闘を行っているため、僕の脳内はずいぶん短絡的になっていた。

 

そしてミノタウロスが大剣を上段に掲げ、降り下ろそうとしたとき、その腕が止まった。

 

……ミノタウロスが見ているのは自分じゃない?自分の後ろ?

 

僕もつられるように後ろを覗いた、そこにいたのは…。

 

「やはりな…」

 

ーーー王様だった。

 

その姿が目に入った瞬間、僕は心の底から安堵した。

 

……やった!王様ならミノタウロスも一睨みで逃げだすっ!

 

だがその希望は、次の一言で粉々に砕けた。

 

「……どうした、続けよ(・・・)

 

「えっ…」

 

その疑問の声はリリだったのか、もしくは自分の口から無意識に出てたのかも知れない。

 

王様は僕とミノタウロスから視線をそらし、リリの方に歩いていった。

 

そして、いつかもらったポーションをリリに飲ませた。

 

リリはそれを飲むと、荒い呼吸が収まり意識が無くなったのか目を閉じていた。

 

……なんで、どうして、訳分かんないよっ!?

 

僕は王様の行動に頭の中がぐちゃぐちゃになり、再びミノタウロスの方に視線を向けた。

 

王様を見て震えていたミノタウロスだったが、王様が何もしてこないと分かると、上段で振り上げていた大剣を降り下ろした。

 

「ぐっ!」

 

何とかその一撃を後ろに飛ぶことでかわし、僕はリリを介抱し、近くの岩に降ろした王様に顔を向けた。

 

「お、王様っ!どうしてですか?は、早くいつもみたいに…」

 

「何をしているベル、今は目の前の雑種に集中するがよい」

 

振り下ろし地面に刺さった大剣を引き抜き、こちらに歩み寄ってくるミノタウロス。

 

その光景を目にして、全身が総毛立つような恐怖を感じた。

 

「王様お願いですっ!僕には無理なんです、助けーーー」

 

「甘えるでないっ!!」

 

一喝。

 

僕の懇願を王様はそう断じた。

 

「貴様は我に英雄になると豪語したはずだ!ならばあのような雑種、踏み越えるが常であろう!」

 

いつもの憮然とした態度でもなく、飄々とした態度でもなく、厳然たる王者の風格を纏わせそう言った。

 

……無理です!ミノタウロスに僕が勝てる訳ないじゃないですかっ!

 

そう返したかったが、会話に割り込むように振り下ろれた大剣によって、僕は王様から引き離された。

 

……何でだっ!

 

どうして助けてくれないんですかっ!

 

僕の頭の中は、王様が助けてくれないことの怒りで一杯になっていた。

 

それによって、かわす動きも鈍くなってしまった。

 

ーーー勿論ミノタウロスがそんな隙を見逃すはずもなかった。

 

「なっ!?」

 

振り下ろした大剣を引き抜かず、自身の頭ーーー角による体当たりをしてきた。

 

無意味と分かっていながらも、僕はプロテクターの付いた腕を構えたが、ミノタウロスの角は呆気なく貫いた。

 

ーーーそして、そのまま頭上に掲げられた。

 

『ヴォォォォォッ!!』

 

「がっ!?」

 

頭上で振り回され、そして天高く放り投げられた。

 

背中からまともに墜ち、激痛が全身を駆け回った。

 

プロテクターによって、左腕も浅く傷つけられただけだったが、動かすと痛みが走った。

 

……痛い。

 

けど、何より…

 

『ヴォォォォォッ!!』

 

恐い。

 

背後で、天に向かって吠えるミノタウロスに恐怖しか湧かなかった。

 

「う、ぁ…」

 

「……」

 

歯はカチカチと鳴り、全身が震えていた。

 

そんな僕を見ても王様は手を貸してはくれない。

 

「……た、助けてくださぃ…」

 

「……」

 

「お、お願い、です。…お、王様ぁ…」

 

もうよいわ(・・・・・)

 

無言で成り行きを見ていた王様だったが、初めて口を開いた。

 

その言葉を聞いて、自分を助けてくると思ったが…。

 

ーーーしかしそれは救済の言葉ではなかった。

 

「我が見ている前で無様な醜態をさらし、あまつさえ懇願する等、もはや生かす意味もあるまい」

 

「……う、…ぇ?」

 

「ここで散るがよい、雑種(・・)

 

……そ、そんな…。

 

目からは涙が出ていた。

 

体は迫り来る恐怖に震えて。

 

そんな僕に、ミノタウロスはゆっくりと、しかし地響きがこちらに近づいてくるのを知らせる。

 

王様は助ける動作をとるでもなく、僕を静かに見下ろしていた。

 

『ヴォ、ヴォォ…!?』

 

「……なんの真似だ、雑種」

 

地響きが止まり、王様は視線を上げてそちらを見ていた。

 

僕も震える体を何とか動かして、何とか首を持ち上げた。

 

すると…。

 

「……」

 

あの人が、いた。

 

僕を庇うように、王様と僕に背を向けてミノタウロスに向かい合っていた。

 

その瞬間、僕は時間が停まったのではないかと錯覚した。

 

「……失せろ、雑種」

 

「……何で、助け(・・)、ないの?」

 

助ける?誰を?

 

「我の目の前で醜態を晒したのだ、当然の末路だ」

 

「……この子は、まだ弱いから(・・・・・・)しょうがないよ(・・・・・・・)

 

弱い?そうか、しょうがないよね僕は弱いんだから…。

 

『貴様は我が見出したのだ!そんなお前が弱い等あり得ん!!』

 

瞬間、脳裏にいつか王様から言われた言葉がよぎった。

 

ーーーそして、僕の心の中に火がついた。

 

王様と話していたアイズさんは僕に視線を向けた。

 

「……待ってて、また助けるから(・・・・・・・)

 

瞬間心の中の火は、灼熱の業火に変わった。

 

また助けられて良いのか(・・・・・・・・・・・)

 

この人の期待を裏切って良いのか(・・・・・・・・・・・・・・・)?

 

良いわけ、あるかっ!!

 

「ーーーッッ!!」

 

震えと涙は止まり、痛みと恐怖は馬鹿みたいな想いによる気炎で塗り替えた。

 

「!?」

 

「何っ!?」

 

立ち上がった僕を見て、憧れた二人は驚愕した。

 

そして、前に立っていたアイズさんの手を取り、自分の背後に押しやる。

 

そして振り返り、岩に座っている王様とアイズさんに向き直った。

 

それはあなたに抱く想いのため…。

 

「もうアイズ・ヴァレンシュタイン(あなた)に助けられるわけにはいかないんだっ!」

 

なぜならそれは僕に期待してくれる…。

 

英雄王(あなた)に認められるためにっ!」

 

腹の底から叫んだ。

 

そしてナイフを構え、ミノタウロスに向き直った。

 

ミノタウロスは再び現れた僕に目を見開き、そして確かに、獰猛に笑った。

 

「勝負だッ…!」

 

冒険をしよう。

 

この譲れない想いのために。

 

挑もう。

 

この期待に応えるために。

 

憧れた二人を置いて、少年はミノタウロスに駆けていった。

 

ーーーーーー

 

「ま、獲物の横取りはルール違反だわな。…それとテメェ、今アイズのことなんつったぁ!?」

 

「……」

 

「……」

 

……後ろで雑種が吠えているが、耳に入らん。

 

続々と足音が聞こえてくるところから、雑種の連れもここに来たのだろうが、視線を動かすことはしない。

 

隣で見ていた雑種もやって来た仲間に視線を向けることはしなかった。

 

ーーーベルとミノタウロスが闘ってる光景から視線を動かせなかった。

 

ーーーーーー

 

『ヴォォォォォッ!』

 

吠え声を上げ大剣を振り下ろしてくるミノタウロスに、逃げ遅れたパゼラートが叩きおられた。

 

しかし、僕の顔は絶望していない。

 

振り下ろしで防ぐことのかなわない顔に、短剣の残骸を放った。

 

『ォオオオッ!?』

 

ミノタウロスが目をつぶり、それを防ごうとした。

 

その瞬間、僕は振り下ろしたままの右腕にナイフを突き刺した。

 

『ヴモオォォッ!!』

 

深々と刺したナイフ。

 

その痛みから逃れるために、ミノタウロスは握っていた大剣を手放し、後方に下がった。

 

僕はミノタウロスが手放した大剣を地面から引っこ抜いた。

 

「うわああああっ!!」

 

『ヴグゥッ!?』

 

強靭な肉体を斬りつけ、敵に地を流させた。

 

振り回すように大剣を使い、ミノタウロスの体に着々と傷を増やしていった。

 

『ヴォォ…。ォオオオオオオッ!!』

 

後退していたミノタウロスが、吠えた。

 

そして、ミノタウロスは両手を地面につけ、踏みしめた。

 

しかし、その姿を見ても僕は怯まない。

 

ここに来て逃げ出す等の醜態を晒せるものかっ!

 

「あああああああああッ!!」

 

『ヴヴォオオオオオオッ!!』

 

両者の雄叫びが、ルームに轟いた。

 

大剣の振り下ろしと、ミノタウロスの残された角によるすくい上げ。

 

その両者の一撃は、金属の砕ける音と共に、後者に軍配が上がった。

 

ーーーだが。

 

「切り札は…。こっちだぁぁっ!!」

 

絶叫とともに、すれ違った体にブレーキをかけミノタウロスの脇腹にヘスティア・ナイフを突き刺した。

 

そして…。

 

「ファイアボルト!」

 

ミノタウロスの体内で何かが爆発した。

 

「ファイアボルトォッ!」

 

ついで口と鼻から緋色の炎が噴出した。

 

だが、ミノタウロスはまだ生きていて、そして残った力で腕を振り上げた。

 

肘鉄の降り下ろしが落ちようとしていたが、僕は…。

 

ーーーその時王様と目があっていた。

 

「……さぁ見せてみよ、ベル(・・)よ」

 

僕の名を呼んだ王様に答えるように、僕は叫んだ。

 

「ファイアボルトォォォッ!!」

 

爆散。

 

ミノタウロスの上半身が弾け飛んだのを見て、僕の意識はそこで落ちた。

 

ーーーーーー

 

「……くっくっ」

 

信じられないものを見たかのような『ロキ・ファミリア』のメンバー。

 

ギルだけが、一人笑っていた。

 

「フハハハハ…。素晴らしいぞ、やはり我の見込んだ通りだったか!」

 

「……っ!おいお前、あのガキは一体っ…!」

 

「いつまで寝ているのだ、リリよ」

 

呆然となっていた中で、ベートだけが先に意識を取り戻し、近くにいるギルに聞こうとしたが、ギルはそれを無視し、今だ目を覚まさないリリを起こそうとペチペチ叩いていた。

 

しかし、それでも目を覚まさないリリを見て、ため息を吐きリリを脇に抱え、ベルの方に歩いていった。

 

「お、おいっ!?」

 

「名前は?」

 

「えっ?」

 

「彼の名前は?」

 

「し、知らねぇ…。聞いていない…」

 

再度呼び止めようとしたベートだったが、隣に立っていたフィンに質問された。

 

その質問につられるように他のメンバーからも視線を向けられたが、ベートは答えられなかった。

 

「ベル」

 

代わりにアイズが口を開いた。

 

「ベル・クラネル」

 

依然としてその視線は動かさずに。

 

……そしてその視線の先で、ギルはベルに近づき一言だけ伝えた。

 

「認めよう、ベルよ。やはり貴様はこの我の見込み通りだ」

 

意識を失ったベルに伝わるはずはなかったが、その表情は晴れ晴れとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ベル・クラネル

Lv.1

力:S982

耐久:S900

器用:S988

敏捷:SS1049

魔力:751

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