八幡と、恋する乙女の恋物語集   作:ぶーちゃん☆

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安定の中編いただきました(白目)






冴えない沙和子の育てかた【中編】

 

 

 

カタカタと音を鳴らして揺れるカップの中で、まるで嵐の中の海であるかのように波立つ黒い液体が、今更ながら自分が緊張で震えているのだと教えてくれる。

 

『冴えない私をどう育てるか?』その難題の解決に一筋の光明が見えたことに喜び勇んで、ついつい勢いに任せて今の状況になってしまったものの、冷静に考えたら、あまりにも私らしくないくらいの大胆な行動だよね……

うぅ……物凄く緊張してきたっ……

 

「ど、どうぞ……。あ、これ、ミルクとお砂糖です」

 

「お、おう、悪いな……。つうか一人で取りに行くの大変だったろ。だから俺が行くっつったのに」

 

「いえ! 私のお願いで先輩を無理に連れてきちゃったんですもん!これくらい当然ですよ!」

 

「……そうか」

 

ドリンクバーで注いで来たコーヒーと、たぶん使うであろう大量のミルクと砂糖を比企谷先輩の前に丁寧に置くと、私は自分用の紅茶もテーブルに置いて静かに席に着く。

 

緊張で強張る身体を落ち着かせる為に、ふぅ〜と深く一息吐いてから、予想通りに大量のミルク達をコーヒーに注ぎはじめた先輩をこっそりと覗き見る。

 

──わわっ……。私ってば、ホントに比企谷先輩と二人っきりでお茶しちゃってるっ……

 

 

私たちは、今駅前のサイゼにてお茶をしている。もちろん相談したいが為に、無理を言って比企谷先輩に付き合ってもらったんだけど……、その……我ながらなんて事しちゃったの!?というくらいに、指先も足も震えが止まらないくらい緊張してる。

だって……私にとってこの先輩は……

 

 

× × ×

 

 

『あ、あのっ……!比企谷先輩っ!……ご、ご相談があるのですが!』

 

『……は?ど、どうかしたのか?……えと………………書記ちゃん……?』

 

『ふ、藤沢ですっ!!』

 

『お、おう、もちろん知ってるぞ?……いやほらあれだ……。一色がいつも書記ちゃん書記ちゃん言ってっから、ついな』

 

『…………』

 

『いやそんなジットリと睨まんでも……。で?なんか用か?』

 

『っ!? …………そ、その……ですね。ひ、比企谷先輩に、折り入ってご相談というかなんというか……ちょっと……聞いて頂きたいお話がありましてっ……』

 

『だからその意味がよく分かんねぇんだけど……なんで書記ちゃんが俺に?』

 

『……ぅぅ〜』

 

『ふ、藤沢藤沢!……なんでちょっと泣きそうなんだよ……。んで?なんで藤沢が俺に相談なんだ?』

 

『……そ、それはその〜……あの……です、ね……?』

 

 

× × ×

 

 

結局その場では相談することが出来ずに、ただただもじもじしていた私は、このままじゃ埒が開かない!と一代決心をしたのち、「ちょっとここでは……」と、後輩に甘い比企谷先輩を泣き落として、なんとかここまでお付き合い頂いたのだ。

 

──もうっ!比企谷先輩ってば!絶対に私の名前覚えてなかったですよね……!? 私は藤沢です!藤沢沙和子ですよ!?

ちょっぴり傷ついちゃうかも……確かにあんまり直接お喋りしたことは無いけれど、私と比企谷先輩だってそれなりに共に修羅場を潜ってきた仲なんだけどなぁ……

ふふっ、でもそんなトコが比企谷先輩らしいといえば比企谷先輩らしいのかな?

今はあの場で「誰?」って言われなかっただけでも良しとしなくっちゃ。

 

 

 

──比企谷八幡先輩。

今まで誰にも言ったことは無いけど、お父さんとお母さんの次くらいに私がとても尊敬してる人。

 

出会いは去年の12月。私が生徒会役員となって初めての……そして一番大変だったお仕事の現場でのことだった。

 

発足したばかりだというにも関わらず、初めてのお仕事が他校との合同イベントという、難易度がかなり高いものな上、当時は不安要素でしかないと思われていた一色さんという新生徒会長。

それに加えて、合同でイベントを行う海浜総合生徒会さん達のよく意味が分からない危うさも手伝って、予想通り……いや、当初の不安な予想なんか可愛いものに思えるくらいに、場は混迷を極めていた。

 

──これはもうダメかも……

そんな、私達生徒会役員たちが諦めムードに包まれ掛けていた時、問題要因の一つとされていた一色さんが連れてきたのが比企谷先輩だった。

 

顔と名前までは知らなかったものの、比企谷先輩の悪い噂は私だって聞いた事があったし、当時同じ二年生だった本牧先輩や稲村先輩に至っては、一色さんの居ないところで「なんであんなヤツ連れてくるんだよ……」「意味分かんねーよ、あの一年」なんて、比企谷先輩や一色さんに対しての文句を言っていた事だってあった。

顔も名前もよく知らない程度の私も、やっぱりちょっと恐いなっていう印象を持っちゃって、最初の頃は近付けないでいたんだよね。

 

でも、そんな不安や苛立ちが比企谷先輩に向けられるのは2日も保たなかった。なぜならその翌日からは、比企谷先輩無しでは議事進行が全く進まなくなる程に優秀な人だという事が判明したから。

 

比企谷先輩自身は海浜総合の会長さんに手を焼いて、会議が上手く回らずに頭を抱えているみたいだったけれど、でも比企谷先輩は知らないのだ。比企谷先輩が参加してくれるまでの、あまりにも酷い会議の様子を。

比企谷先輩が参加してくれたからこそ、会議が少しずつではあるけれど、まともに変化していったのを。

始めはあんなに不満を言っていた本牧先輩達でさえ、いつの間にか比企谷先輩を認めて頼って指示を仰ぐようになっちゃうくらいに、新生徒会にとって、役員達にとって、そして私にとっての心の拠り所になっちゃってたんですよ?先輩は。

今後の生徒会運営を考えてくださっていた比企谷先輩にとっては、甚だ迷惑な話だったみたいだけれど。

 

 

おかげでクリスマスイベントが無事終了したあとも、なにかにつけて引っ張り回していた一色さんのお願いにも、嫌な顔ひとつせず……ふふっ、なんてね。

嫌な顔ひとつせずなんてとてもとても言えなくらいに嫌な顔ばかりしてたくせに、「めんどくせぇな」ってブツブツ文句を言いながら手伝ってくださっている比企谷先輩を見てたら、あんなつまらない噂は、ただの噂なんだなぁって思うようになっちゃった。

仮に噂の内容が事実だったとしても、それはたぶん先輩の不器用な優しさ故の、致し方のない解決策だったんだろうなって……なんの疑いも持たずに信じられるくらいに。

 

 

だから私はこの人を、比企谷先輩を心から尊敬している。

普段黙ってる時は、とても失礼だけど私と同じく地味タイプなはずなのに、それなのにいざとなるとこんなにも凄くてこんなにも優しくて、そしてこんなにも頼れるこの素敵な先輩を。

 

 

 

──でも、私はそんな憧れにも近い程に尊敬する比企谷先輩に、私なんかのこんなどうしようもない相談を今からしちゃうんだ……

冷静に考えるととんでもなく馬鹿な行為だよね。なんで私、こんなくだらない相談を、よりによって比企谷先輩にしてみようだなんて思っちゃったんだろ……

 

ど、どうしようっ……やめとこうかな……。だって、こんな相談したら比企谷先輩に呆れられちゃうかもしれないし、もしかしたら……嫌われちゃうかもしれない……

そしてなによりも、は、恥ずかしい……!

 

だって、これを相談する以上、私は先輩に全部話すことになるんでしょ……?

地味で冴えない自分のことも、それに疑問を持ち始めて変わった方がいいのかな?なんて思い始めたことも、あとは…………本牧先輩とデートに行ったことだって話さなきゃだし……

なぜだか、それはあまり知られたくない。

 

 

──ここにきて、ようやく自分がしでかしてしまった過ちに気付いた。こんな相談に比企谷先輩を付き合わせてしまったことを後悔する私。

でも、情けなくて恥ずかしくて、顔を伏せたまま俯いてしまっている私の頭上から、とても優しい声がかかった。

 

「どした。大丈夫か?藤沢。……あー、なんだ……言いづらい事なら、無理して言わんでもいいんだからな」

 

そんな、不安で震えている妹の頭を、安心させるよう優しく撫でる兄のような声に、私は思わず顔を上げる。

 

「……あ」

 

顔を上げた視線の先にある心配した先輩の表情を見た私は、これじゃいけない!って覚悟を決めた。

恥ずかしかろうが呆れられようが、せっかく来て頂いた比企谷先輩になんにも話すことが出来ないようじゃ、冴えない私は冴えない以下になってしまう。

 

──地味な私はこのまま地味なままでいいのかな──

 

そう思い立ったこの瞬間になんにも動きだせないようじゃ、本当になにも変われないし変わらないんだ。

 

 

「……そのっ!実は私……」

 

だから私は、緊張に震える手も足も、羞恥に染まる頬も身体も、不安な瞳から零れ出てきちゃいそうな水滴も、全部全部無理やり押し込めて、比企谷先輩に私を語るのだった。

 

 

× × ×

 

 

「……と、言うわけなんですっ……」

 

……うー、は、恥ずかしい……!全部話しちゃった……!

ホントは濁せるところは濁そうかな、なんて思ってたのに、一度話し始めちゃったら、まるで貯まりに貯まったダムの水が、堰を切って流れ出しちゃったかのように、本当に全部話してしまった。

 

私は比企谷先輩とあんまりお喋りしたこと無いのに、なぜだか分からないんだけど、物凄く話しやすいというか話してしまうというか。

地味な私も情けない私も変わりたいと思いかけてる私も、この人は全部受けとめて、全部の私を見てくれるかのような錯覚を覚えてしまい、ついつい調子に乗って曝け出しすぎちゃったかも……

 

『せんぱいってね、愛されキャラなわたしだけじゃなくって、結構黒いかも?な本性のわたしも、分け隔てなく全部受け入れてくれるから、一緒に居て楽なんだよねー。あはは、あんな変な男初めて見たよー』

 

生徒会室で二人で居た時、一色さんがニコニコと漏らしていた言葉を思い出した。

そっか、こういうことなんだ。

 

「……すみません……。こんなつまらないご相談に付き合って頂いてしまって……」

 

「……いや、まぁ気にすんな。つーかそんな言いづらい話を、恥ずかしさ堪えて俺みたいなのに打ち明けられるってとこに、逆に感心しちまうまである。逆説的に言えばそれだけ真剣に悩んでるってことだろ。そんな真剣な悩みをつまらないなんて思わねーよ」

 

「〜〜〜っ!」

 

──やっぱり、この人に相談して良かった……

こんなどうしようもない相談なのに、こんなにも真剣に聞いてくれるんだな。

 

「……ただ」

 

そう言って比企谷先輩は頬を掻きつつ困惑な表情を浮かべる。

 

「相談する相手間違ってねぇか? それ、俺が一番なんの役にも立たんやつだろ……。いや、まぁ誰かに聞いて欲しくても話すヤツが他に居なかったから、たまたま歩いてた俺が都合が良かったって話なら理解出来るが」

 

……へ?

そ、そんなわけ無いじゃないですか!

 

「そんなこと無いです!むしろ比企谷先輩しか考えられないです、こんなご相談っ……。だ、だって」

 

だって私の周りには先輩みたいな人は居ないですもん。

先輩みたいに、

 

「あんなに素敵な女性達に囲まれてる男の人なんて比企谷先輩の他に居ないです! そんな比企谷先輩になら、素敵な女の子になる為に必要な事とか手に取るように分かるじゃないですかっ……」

 

そんな想いを一息で吐き出してから先輩へと視線を向けると、あ、あれ?なんでだろう?……物凄く引きつってる……?

 

 

× × ×

 

 

「ちょ、ちょっと待て。俺は別に葉山とかじゃねぇんだけど……。あ、あれ?藤沢、なんか勘違いしてね……? そのメガネ、度 合ってるよな」

 

「合ってます! そ、それに私別に勘違いなんてしてないです」

 

「いやいやしてるだろ」

 

あれ……?なんで……?

話が噛み合ってない……?

 

「してないですってば! だ、だって比企谷先輩は、雪ノ下先輩とか由比ヶ浜先輩、それに一色さんていう素敵な女性達に囲まれて愛されてるじゃないですか」

 

「……」

 

すると比企谷先輩はしばらく呆然としたように固まると、

 

「……はぁぁぁ〜」

 

深い深いため息を吐くのだった。

わ、私なにも変なこと言ってないよね……?

 

「……なぁ、藤沢、だからお前は勘違いしてるっつってんだよ。……確かにあいつらはお前の言うように素敵……い、いや、まぁそうかもしれん」

 

照れくさそうに頭を掻きながら、素敵な女性達であることを肯定する比企谷先輩。

だったらなにが勘違いなんですか?

 

「だがな? 別にあいつらと俺は一切関係ないだろ」

 

「か、関係ないもなにも、思い切り関係してるじゃないですか」

 

「そりゃあれだろ。部活の関係で俺があいつらの近くに居れてるってだけの話だろ。囲まれてんじゃなくて、たまたまあいつらの近くに添えられてるただのぼっちってだけの、言わばオマケだ。奉仕部に所属してるってだけで一瞬そう見えるのかもしれんが、マジでそれただの誤解だからな?」

 

う、嘘……比企谷先輩、それ本気で言ってるんでしょうか……?

比企谷先輩と一色さんが会話してる時、ちょくちょくぼっちとか言ってたのは確かだけど、そんなのただの冗談で言ってるものかと思ってた……

 

そ、それもう鈍感というよりは現実逃避の域ですよ先輩!まさか本気で気付いてないの?この人……

 

「すまんな、悪いけどそういうことだ。なんだかんだ言って藤沢には結構世話になってるし、役に立てるっつうんならなにかしらしてやりたいところだが、俺には役に立てそうもないわ」

 

そう言って席を立とうとする先輩。

──だめっ……!そんなの比企谷先輩の方こそ勘違いなんですよ!?

せっかく尊敬する先輩とやっとこんなにお話出来たのに!頑張って打ち明けられたのに!……あとは、これは絶対に誰にも言えない内緒だけど、この相談を比企谷先輩にしてみようって思いついた時、同時に私も一色さんみたいに比企谷先輩に助けてもらいたいな……なんて考えが頭を過っちゃったのに!

それなのに、これでこの時間が終わりになっちゃうなんて、絶対に嫌!

 

比企谷先輩にもっと相談を聞いてもらいたい、このまま帰してなるもんか、と……私の大したことの無い頭は、今夜は知恵熱でも出ちゃうんじゃないかってくらいに高速で回転する。

 

「あの……!」

 

そして私の口から出たのは、あまりにも突拍子もない、こんなとんでもないセリフだった。

 

「なにかしらしてやりたいとおっしゃって頂けるのであればっ……じゃ、じゃあ今度の日曜日、私とデートして頂けないでしょうかっ……!?」

 

 

× × ×

 

 

「うぅ……」

 

ちょっと思い出しただけでも物凄く恥ずかしい……。私、なんてこと口走っちゃったんだろ……

 

日曜日の朝、張り切って早起きした私は、普段はほとんどしないメイクなんて背伸びしちゃったモノを我が顔に施しながら、先日の迷言に頬を染める。

……わー!頬っぺた赤くなっちゃったら、チークの具合が分からなくなっちゃうよぉ……!

 

『デ、デートというか……そう!ぎ、疑似デート?……ですっ…………。ひ、比企谷先輩はああおっしゃいますけどもっ……、やっぱりいつもあんな素敵な人達と同じ時間を過ごしてるのって、絶対におっきいと思うんですよ……! だ、だからその……い、一度疑似でもいいからデートとかしてみたら、私のダメなとことか、こうした方がいいんじゃないかってとこが見えて、指摘とかして頂けるかもしれないじゃないですか……!』

 

突然のデートのお誘いに唖然とする比企谷先輩の表情を見て、まずい!と慌てて言い訳がましくまくし立てたセリフ。

いや、言い訳もなにも、その内容に間違いは無いんだけど……間違い、無い……よね。

なんでだろ。なんで私あの時あんなに必死になっちゃったのかな。よく分からないや。

うん。よく分からないことをいつまでも考えてたって仕方ないよね。今はそんなことよりも、出来る限り自分を磨かなくちゃ!

 

 

 

鏡の中の私を見る。

私だって、眼鏡を外しておさげをおろせば、実は誰もが驚くような美少女…………なんて、物語のヒロインのようなことは一切なく、残念ながら眼鏡を外したって髪をおろしたって、びっくりするくらい普通の女の子。

そんなの、毎日のお風呂上がり、目が醒めたとき、顔を洗ったときに何度だってこの顔を見てきた自分が、この顔と十六年間付き合ってきた自分が一番よく分かってる。

 

それでも、今日は疑似とはいえ、初めての比企谷先輩とのデートだもん。

し慣れないメイクをして、普段着ないようなお洒落をして、少しでも冴えない私を覆い隠したい。少しでも可愛い女の子に見てもらえるように。

 

 

 

……………………って、あれ?なんだか当初の目的と、どこかが違うような気がする。ただ、ダメなとこを指摘してもらいたかっただけじゃ無かったっけ……?

 

なんだかもう自分が自分でよく分からないけれど、でも、結局目的は変わらないよね。

今の私が精一杯に飾り立ててみて、その上でやっぱり冴えてないところを指摘してもらえばいいんだから!

 

 

そして私 藤沢沙和子は、なぜだか緩んでしまう口元をぐにぐにマッサージして無理やり引き締めつつ、たぶん今までの人生で一番に輝かせた私で、玄関の扉に手を掛けるのだったっ!

 

 

 

 

続く

 

 

 

 







と!いうワケで沙和子な二話目でした!

ふぅ……やはり中編になってしまうのか……
そして次回は八幡と書記ちゃんの疑似デート回となります。
はたして沙和子はアゲハのように美しい羽を広げられるのでしょうか!?(なんだそれ?)



ところで前回は予想外に多くの感想を頂いてしまい、かなり驚きました!驚いたと同時に笑いましたがw

あなたたち、どんだけ変化球大好きな偏食家さんなんですかね(笑)
さすが私の作品の読者さまだけはあるぜ!と感心するまである。


ではまた次回、後編でお会い致しましょう☆



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