結局中編になってしまいました……
今回は『人は果たしてさがみんでどれだけ萌えられるのか!?』がテーマとなっております。
なんだよそのテーマ。
ではではどうぞ!
ななななな!?なんでなんで!?
なんで比企谷がこんなトコに居んの!?
いやちょっと待て。良く考えろ!うちは今ここに何しに来てんの?……受験勉強に来てんじゃん……
だ、だったら比企谷がここに来てたってなんらおかしくないじゃないっ……
うちの思考回路はとんでもない速度でフル回転してる。
なぜなら今の現状は、比企谷に急に声を掛けられて引きつった顔を真っ赤に染めて固まっているうち……という状態だからだ。
早くなんか受け答えしなくちゃ!変な子だって思われちゃうじゃないっ!
そして密かに恋い焦がれている相手にうちが半年以上ぶりに掛けた言葉はこんなんだった。
「は……は?なにしてんのっつった?ここどこだと思ってんの?図書館じゃん。べ、勉強しに来たに決まってんじゃん。バカじゃないの?」
ぐふっ……やっぱうちってバカなんじゃないの……?
× × ×
「お、おう……そうだな」
うぅ……呆れたようにそう言う比企谷の顔が恥ずかしくて見れないよ……なにより自分自身が一番呆れてるし。
比企谷は、たぶんかなり引きつった顔してうちの出方を窺ってる。なにせうちは比企谷遭遇時の最初の体勢から一切動けてないのだから。
比企谷が目の前に居るという緊張感と超久しぶりに言葉を交せた高揚感。そしてせっかく夢にまで見た会話が出来たのにも関わらず、己のあまりのアホ丸出しの対応に対する呆れっぷりに、うちは涙目になりながらもなんとか無言で鞄から勉強道具を取り出してテーブルに並べ始めた。
その間もずっと視線をガンガンに感じて、さらに顔が熱くなるのを感じる。
でも……あまりにも恥ずかしくてそっちに目を向けられるワケなんてないっ!
「……え?なに?マジでここでやんの?」
比企谷から当然のツッコミが入る。
うぅっ……今のうちに、あんたとの会話を強制すんの!?この鬼ぃ!
声が震えちゃわないように細心の注意を払いながら、うちは超必死に答えた。
「う、うっさいなぁ……仕方ないじゃない……今日めっちゃ混んでて席空いてないんだからっ……う、うちだってあんたとなんか一緒に居たくないけど、せっかく来たんだから……その……べ、勉強しなきゃ勿体ないじゃないよ……」
めちゃめちゃ震え声でした。もう早く枕に顔をうずめたいぃ!
比企谷からの冷え冷えした視線を一身に受けながらも、うちは震える手で勉強の準備を続ける。なんかもう色んな感情が入り乱れて涙が零れちゃいそうだよぉ……
そんなパニック寸前のうちに比企谷から無慈悲な一言が投げ掛けられたもんだから、なんかイラっときたのかトチ狂ったのか、うちは自分でも全く気付かず、うち史上最大級の失言をしてしまったのだった。
「いやいや言いたい事は分かるが、お前って俺のこと大嫌いなはずだろ……そんな嫌いな奴と向かい合ってたって勉強なんて捗らねぇだろが……」
「あ〜、もーうっさい!めちゃめちゃ好きだっての!!」
× × ×
「……………………」
ふ〜。うちの剣幕にようやく比企谷がおとなしくなってくれた。
ったく!今のうちにはあんたとの会話は難易度高過ぎなのよ!
そ、そりゃ正直あんたとはお喋りしたくてたまんないけどさ、ちょ、ちょっと時間ちょうだいよっ……
「あー……っと…………さ、相模?」
は、はぁ〜!?なんでまだ話し掛けてくんのよ!あんたどんだけうちを辱めたいのよ!
「……なによ」
「……なにが好きだって……?」
「へっ?」
ん?なにが好きかって?こいつなに言ってんだろ。
ん〜っと…………
…………うっわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!?
うちさっきなんてった!?ア、アホかぁっっっ!!
なにいきなり告っちゃってんのぉぉぉ!?いくらなんでもそれはないでしょうがっ!
嗚呼ぁっ……か、顔が熱い……燃え上がっちゃいそう……もうテーブルに頭をガンガンと打ち付けて意識を失いたい……
んでそのまま救急車に運ばれて旅に出たい……
「ちちち違い違う!そそそそんなんじゃないからね!?あんたなに勘違いしてんのキモいんだけど!?うちは勉強すんのがめちゃめちゃ好きだから、別に大嫌いなあんたが目の前に居ようが居まいが全然問題ないって言ってんだけど!?」
「……お、おう、そうか。ビックリしたわ……つうかお前そんなに勉強好きなの?すげぇ意外だな。てかここ図書館だからね?さっきからお前の大声ですげぇ見られてるからね?」
「っ!?」
恐る恐る周りを見渡すと、うちらは図書館利用者さん達からものっすごい冷たい視線を受けまくっていた……
もう今すぐベッドにダイブして毛布に包まって三日三晩悶えて過ごしたい……そして目が覚めたら夢だったらいいのに……
× × ×
うちもうダメだ……恥ずかし過ぎて顔あげらんない……とにかくここは無心になって勉強に取り組もう。
比企谷なんて目の前には居ないんだ。比企谷なんて好きなワケないんだ。比企谷ってやっぱ結構格好良いよね。比企谷ってなんだかんだいって優しいんだよね。比企…………っ
やっぱうちってバカなんじゃないだろうか……
「……マジで始めんのかよ……チッ、しゃーねぇなー……」
うちがテーブルに真っ直ぐに向かって、俯いて勉強に集中しているフリして比企谷のことばかり考えていると、比企谷はそう一言漏らし…………テーブルに広げた勉強道具を片付け始めてしまった。
え?嘘っ……やだっ……!
「……な、なんで!?なんで片付けてんの!?」
「あ?なんでって……だってお前が有無を言わさず始めちまったんだもん」
「だからあんたも気にせずやってりゃいいじゃん……!」
「……はぁ……お前ね、そう言いながら、なんだかんだ言っても俺が居たらやり辛いだろ?……せっかく勉強しに来たのに俺が煩わしいとか思われてたら後々寝覚め悪いから、もうこの場所は譲るわ」
「だっ……だからうちは気にしないってばっ!……やだよ……な、なんかあんたに借り作るみたいでさぁ……」
もうこれ以上比企谷に借りなんて作ったら、もうあんたの前に顔出せないよ……
「べ……別にうちが気にしないって言ってんだから……いいじゃん。……あんたは……うちが居ようが居まいが、気になんて……なんないでしょ……?」
自分で言っときながら胸が締め付けられる。……だって比企谷にとってのうちなんて……
「……ひ、比企谷からしたら……うちなんて空気みたいな…………もんじゃん……。あんたが気にならないんなら……別にうちなんて気にしないで……勉強してりゃいいじゃん……」
うちは一切比企谷に顔を向ける事なくノートに向かって話し掛ける。
比企谷の事が気になりだしてからずっと抱えてた想いだけど、いざ本人に想いを吐露するのは想像を遥かに超える痛みだ。
でも、でも比企谷は……そんなうちの気持ちなんて知らず、うちを小馬鹿にするように語り掛けてきた。
「はぁ?なにいってんの?なんでお前が空気なんだよ意味分からん。居ても居なくても一緒?んなワケねぇだろ。空気どころか超意識してるっつうの。超嫌いだっつうの」
「…………え?…………比企谷、うちのこと嫌い、なの……?」
「いや当たり前だろ。俺お前のおかげでどんだけ泣いたと思ってんの?泣いてないけど。え?なに?好かれてるとか思ってたの?」
あ……れ?比企谷、うち嫌いなの……?
「だ、だって比企谷……うちが今あんたと同じクラスだって知ってんの……?」
「は?んなの知らないワケねぇだろ……」
「だって!同じクラスになった日、うちのこと視界に入って無かったじゃん!」
「当たり前だろ。ぼっちは人様に迷惑が掛からないように常に細心の注意払ってんだよ。また俺と同じクラスになっちまったなんて相模にとっちゃ不快でしか無い事案に対して、俺が存在感消すなんて当然の配慮に決まってんじゃねぇか」
いやいやなにその配慮……そんな不可思議な配慮を、さも当たり前のように言われても……
でも…………比企谷にとって……うちは空気じゃ無かったんだ……っ。
「そっか……嫌い、なんだ」
うちはやっぱりちょっとどうかしちゃってるみたいだ。
好きな男に超嫌いと言われて、こんなにも嬉しいだなんて。いや、それじゃドMの変態じゃん。さすがに嬉しいってワケでは無いけど、でもどこかホッとしてる自分が居る。
一つ胸のつかえが取れたような、そんな感じ……
そしたらなんと「嫌いなんだ」と言ったまま俯いているうちを見て勘違いしたのか、比企谷がとんでもないフォローをしてくれた。
「あ、や……ま、まぁ嫌いではあるんだが、その……なんつうの?ここ最近はそんなでもねぇわ」
「……へ?」
「体育祭が終わった辺りからか?……なんか段々変わってきたってか、周りに対する表情とか態度とか見てると……まぁなんだ……そんなに悪くは無いんじゃねぇの……?」
比企谷のあまりにも急な言葉に、うちはポカンと比企谷を見つめてしまった。
比企谷は照れてるのか一切うちに視線を寄越さず、横を向いたまま頭をがしがしと掻いていた。
「なにそれ……?なんかそれじゃまるであんたがずっとうちのこと見てたみたいじゃん……マジキモいんだけど……」
あぁ……うちはなんでショートカットなんだろ……
嬉しすぎて潤みきった瞳も、燃え上がる程に熱い顔も、どんなに俯いてもこの短い髪じゃ上手く隠せないじゃん。
見られるワケにはいかないから、スカートをギュッと握って力を込めて涙がこぼれないように頑張って、顔を見られないようにジッとテーブルの上のノートに視線を向けて俯いてるけど、どうしたって真っ赤になっているであろう耳がどこにも隠れてくれないよ……
「……チッ、やっぱ超嫌いだわ……」
そんなうちの頭上に、比企谷の酷いけど温かくて優しい呟きが、ボソリと降注いできた……
× × ×
あれからたっぷり二時間、比企谷とうちは黙って勉強に励んでいた。
もちろん当然のように帰ろうと……いや、むしろ恥ずかしすぎて逃げ出そうと?した比企谷をなんとか引き止める事に成功したうちは、かなり頑張ったと思う。
『いいよ。比企谷が帰るって言うならうちが帰る。……あ〜あー……せっかく貴重な勉強時間を削ってわざわざ図書館来たのになぁ……この貴重な時間分で受験失敗したら、うちどうやって後悔したらいいのかなぁ……?』
うちのこんな脅迫めいた呟きに、ついに比企谷が折れたのだ。
いやいや頑張ったもなにもうち最悪じゃん……
でも比企谷が諦めて勉強を再開してからは、お互いになんだかとても充実した時間を過ごせていたように思う。
比企谷の前では緊張しまくって勉強なんか身が入らないだろうと思ってたけど、意外や意外むしろとても集中出来た。
勉強疲れも、たまに比企谷が集中してる真剣な顔を覗き見る事でどこかに吹っ飛んじゃうし、比企谷のシャーペンが走る音、ページを捲る音が、うちの目の前に比企谷が居るんだ!って実感させてくれて、胸が温かくなってとても落ち着いたから。
じゃあなんでうちだけじゃなくて比企谷が充実した時間を過ごせたと思ったのかは、こいつが次の瞬間に漏らしたこの言葉がソースかな?
「くぁ〜……疲れた〜…………うおっ、もうこんな時間なのか」
ふふっ、比企谷もすっごい集中出来てたんだねっ。
「ふ〜……ちっと休憩してくっかな」
別にうちに向けられた言葉じゃないことくらい分かってたけど、なんだかうちも比企谷と一緒に一息つきたくなっちゃった……!
「……あ……じ、じゃあうちも行く……」
もじもじと言ってみたけど即後悔しました。
なにその超嫌そうな顔っ……ムカつく!
でもうちは気にせず立ち上がり休憩スペースへと歩きだした。
「ほら……比企谷、早く行くよ!」
「…………へいへい」
どうやら帰るか帰らないかの攻防戦の末、うちに抵抗しても無駄だと悟ったみたい。
休憩スペースに着いてすぐさま自販に向かう。
図書館で勉強するのはいいんだけど、飲食禁止なトコだけはいただけないんだよね。
暖房の効いた図書館で集中して勉強してたから、なんだかすっごい喉が渇いていたみたいだ。
うちが冷たいミルクティーのボタンを押した横の自販では、比企谷が迷わず黒と黄色の危険色丸出しのコーヒーのボタンを押していた。
「比企谷ってさ……その甘ったるいコーヒー、ホント好きだよね」
「あ?俺というか、千葉県民なら誰だって好きだろ。まぁなぜか俺の周りではあんまり評判良くないんだが……」
比企谷はなぜかちょっとシュンとした感じで、休憩スペースの椅子に腰掛けた。
いや、それ好きな千葉県民はごく一部だから……
うちも挑戦してみた事はあるけどちょっと……
うちは、めっちゃドキドキしながらもそんな比企谷の隣にちょこんと座ってやった。
きゅ、休憩スペースもそこそこ混んでるし、一応一緒に図書館を利用してるうちらが隣同士に座るのはおかしい事じゃない……よね……?ほ、他の利用者さんの迷惑になっちゃうもんっ……
うちは火照る顔を冷ますように、冷えたミルクティーをゴクゴクと流し込んだ。
ひゃぁっ!なにこれ緊張しすぎて味しないじゃんっ!
予想外にうちに隣に座られた比企谷もどうやら顔が火照ってるようで、右手で顔をパタパタしながら激甘な缶コーヒーを流し込む。
「……てかなんで俺がこれ好きだって知ってんの?」
…………!
し、しまったぁ!墓穴掘っちゃった!
これじゃまるでうちが毎日比企谷を見てるみたいじゃん……!
いや、間違いはないですけど……も……
「は、は?……んな毒々しい色した缶いつも飲んでりゃ、嫌でも目に入ってくるに決まってんじゃんっ……」
すると比企谷はまたちょっとシュンとして一言。
「そんなに毒々しいか……?これ……」
あんたどんだけMAXコーヒーLOVEなのよ……
しばらく黙って休んでたんだけど、うちはどうしても気になっていた事を思い切って聞いてみた。
ようやく比企谷とこうして話すことにはちょっとだけ慣れたから、あんまり気負わなくても普通に話し掛けられるよね?
「あのっ……ひぃ、比企ぎゃやはさぁっ……」
うちもうお家帰るぅぅ……!
「……んだよ……」
「んんっ……え、えっと…………良くココに来て勉強とかしてんの……?今まで見たこと無かったからさ……」
「あー……そうだな。最近は部活も自由参加になったから週二くらいしか行ってねぇし、塾が休みの日は大体ここに来てるな」
「……へぇ」
マジで!?うちもまぁまぁココ来てるけど全然知らなかったぁ……まさかこんなにニアミスしてたなんて……
「うちも……塾無い日か遊びに誘われてない日は……だ、大体来てるかな……」
「……ほーん」
な、なによその生返事!!超興味無さそうじゃんか!
う、うちだって……興味なんかない!……な、無いけど……一応聞いといてやろうかな……
「……で?」
「で?」
「…………つっ、次はいつ来んのよっ……」
「いやなんでだよ……いつだっていいだろうが……」
「ま、また被っちゃったらキモいし」
「…………チッ……まぁ明日、だな」
……あ、明日かぁ……
うちは明日は塾があるんだよね。
じゃあ明日は一緒に勉強出来ないな、と思ってたうちから出た言葉は、うちの予想の斜め上を行っていた。
「う、うちも明日塾休みだから……来る予定だったんだけど……」
…………うち、なに言ってんの……?
なに言っちゃってんのぉぉ!?
「おう……そうか……まぁ別に明日が被ったところで、今日みたいにはならんだろ」
「……まぁ、ね」
そりゃそうだ。今日はたまたま混んでて、たまたま空いてた席が比企谷のトコしか無かったってだけの話なんだから。
でも……でも……!
正直自分でもビックリしたし、自分で自分を止める事が出来ない!
うちのとんでもない暴走は、ここから始まったのだ。
「じ、じゃあさ!……ど、どうせ目的地は一緒なんだから……明日学校から一緒に来ればいいんじゃん……っ?」
うっわぁぁぁぁ!…………うちなに言っちゃってんのなに言っちゃってんのぉぉ!?
ここここれはヒドすぎでしょぉっ!!
「……は?いやなんでだよ!?」
「だだだだって結局ココ来るんだから一緒じゃん!そ、それってなんかおかしいの!?」
「だからなんで俺とお前が示し合わせて一緒に来なきゃなんねぇんだよ……」
「比企谷は自転車だから余裕だろうけど、うちはここまで歩きだから暇なのよっ!だからうちの暇潰しの相手になりゃいいじゃん!」
あぁぁぁぁっ……なんなのこの必死感っ……
比企谷にはデメリットしかないそんな意味分かんない提案を飲むわけ無いじゃないのよ!
やばい死ぬほど恥ずかしいっ……もう穴掘って埋まりたい……一生穴の中で過ごしたい……
「……………………はぁ〜……なんなんだよお前……。くっそ……しゃあねぇな〜……」
「……はへ?」
「んだよ、はへって……」
「……いや、明日、一緒に来るの……?」
「だってお前言いだしたら聞かないだろうが…………てかお前、一緒に行くとか言いながら、俺のチャリ狙ってんじゃねーだろな……」
う、嘘……?ホントに……?
明日、比企谷と放課後デー……違う違う違うってば!!
ただ学校から図書館に一緒に行くってだけだけど、比企谷と明日の約束が出来たの……?
うちの望んではいけない贅沢な望み。
ほんの数時間前までは、ただ比企谷に相模南を認識してもらいたい……それがどんな感情であれ、ただうちの存在を認めて欲しいってだけだったのに……
あれからたった数時間後にその望みが叶ったかと思ったら、さらにその望みはあまりにも大きく、そしてあまりにも贅沢に変化してしまっていた。
それはうちにとって死んじゃいそうなくらい幸せなことのはずなのに、その想いが胸の奥の奥の方でズクンと鈍い痛みを発し始めていたことに、あまりにも幸せすぎたうちはまだ気付かないでいた……
続く
まだ謝罪さえ出来ずにいる状態だというのに、自分勝手に望みばかりが大きくなる自分の欲深さ、そして罪悪感に苦悩する南……
そんな南が心に決めた答えとは……!?
と、初めて次回予告みたいな事をしてみたさがみん中編でしたがありがとうございました!
この短編集での話数……
・いろはす2話+後日談別連載15話
・ルミルミ7話
・香織4話
・さがみん4話←new
好みがモロバレじゃないですかやだー。
実はどんだけさがみん大好きなんだよ作者ェ……
さがみん嫌いの読者さまには大変ご迷惑おかけしております(汗)
という訳で、後編でまたお会い致しましょう!