やはり俺の高校生活は気付かれないまま終わりを告げる。   作:to110

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初投稿です。文才はないと思います。もし文章で気分を害されるのであれば先に謝ります。ごめんなさい。
タグのキャラ達は今後出す予定がある人達です。それ以外にもだすはあります。
勝手がわからず1時間くらい同じところをさまよって,保存できてなくていちからやり直して,という初めてまんさいでおおくりします。
長編シリーズ第一弾,では,どうぞ。


序章 彼は自分の持っていたものの大きさを改めて思い知る。

 

高校生活は留年しなければ3年間で終わる。まぁ,これを世のリア充(笑)どもは終わってしまう,と嘆き悲しむのだろう。そして「また会おうね」とかいって結局そのままであったり,Lineやメールなどのやりとりでだんだん疎遠になっていくのだ。なぜぼっちなのに分かるかって?これは友達の友達のはなしだg……え?いらない?言わなくていいの?まぁ,別に構いやしませんが。

 

 

 

中学校とはまた違った3年間で,卒業だろう。中学校は義務教育の終わりを告げ,小・中を共に,はたまた中学の3年間を共に,それとももっと短い時間か,過ごしてきた人たちと違う電車に乗ることを悲しく思うものだ(これは俺の人間観察という最強の特技を持った俺の結論)。そして,高校は子どもの終わりを告げ,社会に出る不安などをお互いに慰め合い,励まし合い,鼓舞する一種の儀式だ(未経験だからなんとも言えんが,おそらくこうだと思う)。

 

 

 

まぁ,そんなこと,今の俺には関係ない。成績優秀(文系)で,自意識が高い。特になにも感じず,ただただ機械的にこなしてきた俺。いや,訂正すべきところがあるな。なにも感じていないわけではない。うるさいなーであったり,邪魔だなーであったり,そのアニメの会話混ざりたいなーであったり,俺の悪口そこまで言わなくてもいいと思うのになーであったり。まぁ,流石ぼっち。盗み聞きが手馴れてる。聞こえるだけで聴きたいわけではない。

 

 

 

しかし,高校では深く関わった,そんな人たちがいたのだ。暴力教師に頻繁に呼び出されては腹を殴られノックアウトしてたり,文体がめちゃくちゃなライトノベル作家志望兼中二病兼自称八幡の友達であったり,美少女にしか見えずテニスして毎朝あいさつを交わした天使であったり,それから,(たしか)処女で見た目ビッチなアホの子であったり,暴言・失言は吐くが虚言を吐かない見た目(ひと部分を除く)と中身が完璧で自らを曲げず優しい美少女であったり。なかなか楽しかったと思う。いや,楽しかったのだ。今までに感じたことがないくらい,いい日々だった。

 

 

そして今日だ。いつもよりも1時間以上遅く家を出て向かう総武高校。ため息をつき,空を見る。天気は,晴れ。俺の心を晴らしてほしいとむちゃくちゃな願いを込めて,空から目線を下ろし,前に進む。なぜこうなったかは予想ができる。しかし,なぜこのタイミングなのか,理解ができない。

 

 

「ここに名前を,ここに印を,明日までに」

 

 

「……………はい」

 

 

昨日の会話を少し思い出しつつ,俺は最後になる校門を越えていたーーーーー




どうでしたか?楽しんでいただけましたか?今後とも書いていく予定なので,気が向いたら,是非とも読んでください。お願いします。
八幡の語りだけで申し訳ありません。まだストーリーが固まってないもので。次はキャラを登場させられたらいいなと思っています。
お読みいただきありがとうございました。

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