ほぼ会話オンリーです
それでもおkという方、読んでください
原作本が見つからないんじゃ
模様替えで、どっかに埋まったか………
次回までには、見つけます
そーどあーと・おふらいん その1
「こんばんは。ニュースヘッドラインの時間です。今、通称GGOと呼ばれるゲーム。ガンゲイル・オンラインにて最強プレイヤー決定戦。BoBが行われており、とても白熱しているようです。優勝者は誰になるのか、とても楽しみです。以上、ニュースヘッドラインでした!」
唐突に、そーどあーと・おふらいん(作者黙認)
「皆さん、こんばんは! ソードアート・オフラインのお時間がやってまいりました! 司会のアスナです!」
「解説のキリトです」
「本当はヨシアキ君も出るはずだったけど、大会参加の影響で参加出来ないみたい」
「銃のゲームか……大変そうだったな。今度やってみようかな」
「実在の銃と架空の銃が入り雑じってるんだっけ? あの銃弾を斬るのなんて、私には無理そうかな?」
「どうだろうなぁ。っと、ゲスト呼ばないと!」
「ああ、そうだった! 今日はゲストの方々が来てくださってます! どうぞ!」
「ど、どうも! フィリアです!」
「ツユカだ、よろしくな!」
「今日はトレジャーハンターのフィリアちゃんと、
「よろしくな!」
「よろしくー!」
「よろしくお願いします!」
「うー……やっぱり、こういうのは緊張するなぁ……私、こういうの慣れてないし……ツユカちゃんは慣れてそうだよね、有名人だし」
「慣れてませんよ。アタシとユーヤは確かに二つ名持ちだけど、取材なんて一回位しか無いですし」
「そうなんだ……あ、視聴者の方からメッセージです……えっと……『言っておくが、何回も取材者を撒いているからな。ツユカは気配探知が下手なんだから、索敵スキルを上げるように』……だって」
「うげっ……ユーヤ、見てたのかよ!?」
「愛されてるじゃん、ツユカ♪ そういえば、ツユカとユーヤの出会いは? リアルなの?」
「あ、はい。キリトさんが入院してる病室に見舞いに行く途中で、ユーヤが苦しそうにしてるのを見つけたんです。ユーヤ、難しい病気を生まれつき患ってたみたいなんです」
「あ、そういやあ、心臓病だっけか」
「はい、その通りです。それで幼い頃から入退院を繰り返してて、生きることに絶望しかけてたんです。その時だって、わざと杖とスイッチを持たないで出歩いてたんです」
「そんな……御家族は?」
「半ば放置みたいです。ユーヤの実家、かなり有名な剣術家みたいで、ユーヤ、才能は歴代最高なんですが、病気のせいで発揮出来ず、家族も数年間は会いに来てないみたいで……」
「うわっ……なんて家族……」
「あ、でも、妹さんは仕方ないみたいだし、アタシ、一回会ったことがあるんですよ」
「お、そうなのか?」
「はい、妹さんは海外留学してるんです。飛び級で、アメリカの大学の医学部に通ってるんだそうで。今からだと……二年位前かな? まだSAO事件の最中でしたから」
「へぇ……どんな子だったの?」
「ユーヤ思いの優しい子でしたよ。ただまあ、ユーヤの病室の前でアタシに会って話してる内に、ユーヤの兄貴が来て、連れてかれました。なんでも、大学に黙って一時帰国したみたいで」
「随分と、アグレッシブな妹だな……」
「へぇ……ユーヤ、お兄さんが居たんだ。何人家族なんだろ」
「確か、ユーヤ入れて六人家族だったかな? けどその兄貴、性格悪いですね。イヤらしい目でアタシを見てたし、ユーヤのことを、家の恥さらし、とか、出来損ない、とか言ってましたし」
「嫌な兄だな、おい……」
「まるで、須郷さんみたい……っと、視聴者の方からメッセージです。えっと……『ツユカさんなら、安心してユーヤ兄さんを任せることが出来ます。少し無愛想な兄ですが、よろしくお願いします!』だって」
「うげっ!? 美姫ちゃん、見てるのか!?」
「あ、まだ続きがあります。えっと……『近い内に、ALOを始めるので、その時は皆さん、よろしくお願いします』だって。わあ! 始めるんだ! その時は、歓迎しないとね!」
「アスナ……その歓迎の意味はなんだ?」
「キリト君……どういうことかなぁ?」
「い、いや、ほら! 歓迎って複数の意味があるから! どれなのかなぁって!?」
「普通の歓迎に決まってるでしょ!? そんなこと言うキリト君には、こっちの歓迎してあげる!!」
「アスn!? あ、ごめ、ごふっ! げふぁ!?」
「う、うわぁ……」
「容赦ないなぁ……」
「キリト君は、そこで反省してなさい!」
「は、はい………ずみまぜんでした………」
「まったく、もう! では、プレイバックのコーナーです。最初は、こちら」
《スカル・リーパー戦》
「こいつ、どんだけ強いんだよ……一撃死って……」
「もしかして、こいつが最後の?」
「うん。第75層フロアボス。スカル・リーパーだよ」
「こいつ一体倒すのに、14人も死んだな……クォーターボスは、全員強かった」
「クォーターボスってことは、25層と50層も強かったんですか?」
「ああ。どっちも、攻略組に犠牲者が出てる」
「私、この時はやっと68層に来たんだよね」
「ソロで?」
「ううん、パーティ組んでたよ。大剣使いのストレア。かなり天真爛漫な子でね、コミュニケーションが激しい女の子だよ」
「へぇ、そんな子が居たんだ」
「かなり強かったよ。なんで、最前線じゃないんだろって思うくらい」
「アスナ、聞いたことはあるか?」
「ストレア……無いかなぁ……キリト君は?」
「俺も無いな。今度アルゴに聞いてみるか」
「うん。では、次のシーンです。どうぞ!」
《ヨシアキ対PoH戦》
「ヨシアキがPoHと戦ってる!?」
「あ、私と会った頃だね」
「この時に、あのセリフを聞いたんだ」
「うん」
「こいつは?」
「最凶最悪のレッドギルド、笑う棺桶《ラフィン・コフィン》のリーダー、PoHだ」
「こいつが……」
「この後、私が油断してたから、DDって奴に捕まったんだ」
「DDだと? 奴も生き残ってたのか」
「卑怯者だったよね、本当に」
「ああ、PoHは逃げたとして、DDはどうした?」
「私を助けにきてくれたヨシアキが、黒鉄宮に送ったよ」
「ならよし」
「だね。以上、プレイバックのコーナーでした!」
《唐突に、そーどあーと・おふらいん》(作者黙認)
「番組終了のお時間がやってまいりました。フィリアちゃん、ツユカちゃん、どうだった?」
「あっという間だったけど、楽しかったよ。ね、ツユカちゃん」
「はい。また機会があれば、出たいです」
「良かった。キリト君は?」
「このコーナーでは、俺は痛い目をみる運命なんだなと認識しました」
「それは自業自得でしょ。まったく……では、今回はここまでです!」
「まったねー!」
《この番組は、作者の気まぐれと、読んでくださっている読者の皆様のご提供で、御送りしました》