今年も残りわずかとなりました!投稿できればこれの他のもう一話番外編を書きたいと思っています。
それではどーぞー♪
『も〜 い〜くつね〜る〜と〜 お正月〜♪』
テレビから流れるCMを耳に、こたつに入りみかんを頬張るミヤコはカレンダーに目を移した。
都「もう年末ですか、今年も早いものですね」
その言葉に同じようにこたつに入り、みかんの皮を剥くのに苦戦している海莉が苛立ち混じりに答えた。
鮫「ほんっとに早いもんだな。あーくそ‼︎みかんの白いとこ全然取れねー‼︎」
都「みかんの白いところは栄養があるんですよ?」
呆れながらももう一つみかんを頬張るミヤコは、こたつに入り寝息を立てるミナトを目に悪い笑みを浮かべた。
都「今兄様の頬にデスソースを塗ったらどうなりますかねw」
鮫「面白そうだなwイライラ解消に丁度いいや♪」
海莉がそう言うとミヤコは奥田さんに作ってもらった特製デスソースを取り出し蓋を開けた。
都「兄様、たまには弄られるのもいいのでは?」
ミヤコはそう言ってミナトの頬に特製デスソースを数滴垂らそうとする。しかしデスソースが出てくることは無く、何か詰まっているのかとミヤコが確認した時だった。
都「むーーーーーーーー‼︎‼︎」
確認しようとしたミヤコの手に不運にもデスソースが垂れ落ち、ミヤコは声にならない叫びを上げた。
「なに⁉︎なに⁉︎えっ⁉︎何が起こったの⁉︎」
そんな叫びに驚いたのかミナトは慌てて目を覚まし、辺りをキョロキョロと見渡した。
鮫(こいつら血が繋がってないみたいだけど、嫌がらせする時の表情とか、慌てふためくところとか結構似てんだよな〜)
海莉は慌てふためく2人を目に溢れ出る笑みを必死に抑え込み、再びみかんの皮むきに没頭した。
しばらくしてミナトとミヤコの2人が落ち着きを取り戻すと、ころあいをみて海莉が問いかけた。
鮫「そう言えばもう年末だけど、七夕の時みたいに作者はクリスマスに番外編書くつもりだったらしいけど、あれどうなったの?」
その言葉にミナトとミヤコの2人は沈黙し、海莉は何かまずいことを聞いたのかと少し慌てていた。
都「……見ますか?今の作者を」
鮫「へ?」
湊「覚悟はいいか?俺は出来てる」
鮫「本当ジョジョネタ好きだよなお前ら……」
ミヤコを先頭に、3人はとある部屋のドアの前にたどり着く。
都「鮫島さん、これからあなたが目撃するものはそれを見た瞬間身の毛のよだつような恐怖の疼きを味あわせることでしょう……」
ミヤコの言葉に海莉は固唾を呑むが、ふと何かを思い出し呆れ顔でミヤコに言った。
鮫「そのセリフ、ジョジョ2部でスピードワゴンがストレィツォに言った言葉じゃない?」
都「さすがです鮫島さん」
湊「俺が教え込んだからな〜」
上機嫌な2人を前に海莉はため息をつき、早く部屋の中を見せろと促した。
都「それじゃ開けますよ…」
ミヤコが部屋のドアをゆっくりと開ける。
ミナトはすでに部屋の中で何が起こっているのか知っていたためその光景に目をそらす。逆に海莉はその異様な光景に目を釘付けにしていた。
部屋の中では何が起こっていたのか………
ケチャ「マッカォさんマッカォさん‼︎ジャンプするんですね〜マッカォさん‼︎こっちはブシドースタイ」
バン‼︎
海莉は部屋の中の光景を目に慌ててドアを閉めた。
鮫「何だったんだあれは…」
海莉が部屋のドアを開けると、布団に潜り込み3DSでゲームをしながら笑みを浮かべるケチャップの姿があった。
湊「年末年始も仕事」
都「おまけに元旦までもが通常出勤」
鮫「………その結果おかしくなったってことか」
ケチャ「誰が引きこもり現実逃避変態野郎だ‼︎」
湊・鮫・都「「「そこまで言ってねぇよ(ません)‼︎」」」
ケチャ「あれ?そっか……とりあえず俺は現実逃避にモンハンクロスやってるから」
湊・鮫・都「「「早く投稿しろよ(してください)‼︎」」」
ケチャップの堕落っぷりを目にした3人は再び居間へと戻り、こたつに入りながら今年の出来事を思い返していた。
湊「しかし今年もいろんな事があったな〜」
鮫「5月から書き始めた『津芽湊の暗殺教室』でも、途中小説自体全消去しちゃったってのはお笑いだったなw」
都「まぁそのおかげもあり、この茶番の時間が始まりましたね」
湊「気づけばお気に入りは300超え」
鮫「文才の無い作者が書いた作品をお気に入りしてくれる読者がこんなにいるとはな〜」
都「感謝感激雨霰です」
湊「そう言えば」
ミナトは何かを思い出したかのように話し続ける。
湊「暗殺教室2期、いまからすげー楽しみだな♪」
都「確か南の島の肝試しのところからでしたね」
鮫「まぁアニメの方じゃ原作通り陽菜乃のペアは岡島だから、あいつもやっと大人しくなるだろうw」
湊「岡島の奴、肝試しのペアが三村だったのまだ引きずってるかよ……」
都「羨ましいですね」
湊・鮫「「何が?」」
都「私達はオリキャラなので当たり前ですが、皆さんがアニメに出てる事が羨ましいのです」
湊・鮫「「…………………………」」
都「どうしました兄様?鮫島さん?」
湊「そうだよな…俺達所詮オリキャラだし…」
鮫「はぁ〜アニメの方でも陽菜乃のペアは俺でありたかった…」
都(お二人が予想以上にダメージを受けている……)
湊「囲い込みの時間の方にも俺のメダルは無いし……」
鮫「昨日発売された暗殺教室最新刊にも俺は出てないしな…」
都「当たり前じゃないですか」
湊・鮫「「……………分かってるよ‼︎」」
都「逆ギレですか⁉︎」
湊「まぁ、俺達は俺達でこの世界を縦横無尽に駆け回るしかないさ」
鮫「そうだな…よし!そうと決まればモンハンやるか!」
湊「おう!ミヤコもモンハンやるだろ?」
都「え、えぇ」
都(現実逃避の方法が作者と同じということを指摘したら負けなのでしょうか…)
そんな疑問を抱きながらもミヤコはミナト、海莉と共にこたつに入りながらモンハンを楽しみはじめた。
都「ところで何を狩りに行くのですか?」
湊・鮫「「ドスマッカォでw」」
今年も残すところあと数日
原作が最終局面に差し掛かる中、ミナト達の殺せんせー暗殺期限まであと…………
3年E組は暗殺教室
暗殺者の母に育てられ虚刀流の使い手である自称テキトー人間 『津芽ミナト』
多くの喧嘩に勝利してもなお強さを追い求める何者にも縛られない自由なサメ 『鮫島海莉』
人間離れした力を持つメインオリキャラ達の紅一点 悪刀・鐚所持者 『津芽ミヤコ』
3人の暗殺者達は様々な思いを胸に、E組の仲間達と共に暗殺に挑む。
月を破壊し地球をも破壊すると宣言した殺せんせーを殺すことは出来るのか?
彼等は殺し屋 ターゲットは担任の先生
彼等の暗殺教室はまだまだ終わらない