文才ないのになに言ってんだ‼︎って怒られそうですがw
気が向いて、暇があったら書きたいと思います!
『裕翔に見捨てられた自分と重ねたのかい?ミナト君』
ミナトは昨日、シロに言われた言葉に怒りを覚えつつ学校へ向かっていた。
「…くそ!」
だがシロに対し怒りを覚えると共に、ミナトは頭に激しい痛みを覚えていた。
(何なんだよいったい…日に日に増してる気がするこの痛み…)
ミナトが学校へ着くと渚と茅野の2人が烏間の部下である鶴田を遠目に、同じく烏間の部下の園川と話していた。
「渚、茅野おはよー」
「おはよーミナト君」
「ミナト君、昨日は大丈夫だった?」
茅野は心配そうにミナトに問いかけてきた。
「ああ、もう大丈夫だよ♪それより何の話してたの?」
ミナトの問いに茅野と渚は苦笑しつつ答えた。
「鶴田さん昨日軽率にシロに協力したことで叱られたんだって」
「それで鶴田さんがすごい大きなたんこぶ作ってたんだけど…」
渚がそこまで話すと、園川はガタガタとまるで某脱出ゲームに出てくるたけしのように震えながら話し始めた。
「あれは烏間さんの殺人げんこつ。直径4cmに渡って頭髪が消し飛び、頭皮が内出血で2cmも持ち上がる恐ろしい技です…」
「デフォルメ的なたんこぶじゃないの⁉︎」
ミナトのツッコミに渚と茅野は顔を合わせ笑顔を見せていた。その後3人は園川と別れ教室へ向かった。
教室に入ると、散々疑われた殺せんせーがヘソを曲げふんぞり返っていた。
「わ、悪かったってば殺せんせー!」
「俺等もシロに騙されて疑っちゃってさ」
矢田がケーキを差し出し、三村がせんせーの肩を揉み気を使うのを目にしつつ、ミナトは殺せんせーに近づき言った。
「でも殺せんせー、机の中のグラビア結局捨ててないよね?しかも教師の机の引き出しいっぱいにグラビアが入ってるってのはちょっと……ね」
ミナトが笑顔を見せながら言うと速水が続けていった。
「そういえば殺せんせー初めてビッチ先生が来た時ずっと胸見てたし…」
それに続き今度は渚が言った。
「それに触手ブラさせてくださいって要望ハガキ出してたのは事実だし…」
「こいつこの前、私のおっぱいを景色に見立てて優雅にお茶飲んでたわよ‼︎」
「う、羨ましい‼︎」
生徒達の会話を聞いていたイリーナがそう言うと岡島は鼻を抑えながら興奮し、そんな岡島と殺せんせーは再び汚物を見る目で生徒達に見られ始めた。
「にゅやっ!そ、そんな事より心配なのは姿を隠したイトナ君です。この触手細胞は人間に植えて使うには危険すぎます…シロさんに梯子を外された今、彼がどう暴走するかわかりません」
殺せんせーがそう言うと生徒達は皆、深刻な表情を浮かべていた。
結局あの後生徒達や殺せんせー、防衛省の人達でさえも闇に消えたイトナを見つけることはできなかった。
「皆さんこれを見てください」
不意に律がそう言うと、画面には椚ヶ丘市内で携帯ショップが何者かによって次々と破壊されているというニュースが表示された。
「…これって」
「イトナの仕業だよね、殺せんせー」
菅谷に続きミナトが問いかけると、殺せんせーは冷や汗をかきつつ答えた。
「…ええ使い慣れた先生にはわかりますがこの破壊は触手でなくてはまず出来ない」
「…どうして携帯ショップばかりを破壊するんだろう…」
不破が疑問を抱く中、カルマは殺せんせーに問いかける。
「で、どーすんの殺せんせー」
「もちろん担任として責任を持って彼を止めます」
「「「…………」」」
殺せんせーの言葉に生徒達は言葉を無くしていた。しばらくして岡島が口を開いた。
「助ける義理あんのかよ殺せんせー」
「つい先日まで商売敵だったみたいな奴だぜ?」
「あいつの担任なんて形だけじゃん」
岡島に続き木村と中村がそう言う中、殺せんせーの答えを聞いたカルマはイチゴ煮オレを飲み干し、隣にいるミナトに向け言った。
「…放っといた方が賢明だと思うんだけどねー。あいつの性格は大体分かった……シロにとって他人全てが当たればラッキーの使い捨ての駒。そういう奴は何してくるか戦術が読めない」
カルマの言葉にミナトは少し間を空けると少し微笑みつつ言った。
「…それでも殺せんせーの答えは変わらないでしょwカルマだってあのタコがどんなせんせーか知らないわけじゃないでしょ?」
「ヌルフフフ、ミナト君の言う通りです」
ミナトとカルマが会話を聞き取っていた殺せんせーに驚く中、殺せんせーは窓をガラリと開け言った。
「イトナ君も私の生徒…どんな時でも自分の生徒から触手(手)を離さない…先生は先生になる時そう誓ったんです」
「そう言うと思ったw」
ミナトはそう言うと自分の席を立ち上がり教室のドアを開け、振り返り皆に言った。
「みんなも行くんでしょ?イトナのとこにさ」
ミナトの言葉に皆黙って頷き、生徒達は次に狙われるであろう携帯ショップへ向かった。
携帯ショップに着くとすでに店内はメチャクチャに破壊され、頭を抑えながらもその場に立ち尽くすイトナの姿があった。
「勝ちたい…勝てる強さが欲しい」
「やっと人間らしい顔が見れましたよイトナ君」
「…兄さん」
そう言うイトナの表情はすごく苦しそうだった。
「スネて暴れてんじゃねーぞイトナァ。テメーにゃ色んな事されたがよ、水に流してやるからおとなしく付いて来いや」
「うるさい…勝負だ…今度は……勝つ」
フラフラになりながらも答えるイトナに対し、ミナトが言った。
「イトナお前そんなフラフラで勝てると思ってんの?今のお前なら俺だって余裕で勝てるぞ?」
「うるさい…津芽…兄さんの次は…お前を倒す」
イトナはそう言いながら弱々しく触手を振りかざしていた。
「イトナ君、勝負してもいいですがお互い国家機密の身…どこかの空き地でやりませんか?それが終わったらその空き地でバーベキューでも食べながら、みんなで先生の殺し方を勉強しましょう」
そう言う殺せんせーの触手にはいつの間にか肉や野菜の刺さった串が握られていた。
「そのタコしつこいよ〜地獄の果てまで教えにくるから」
「当然ですよ、目の前の生徒がいるのだから…教えたくなるのが先生の本能です」
少しずつイトナの目から執着の色が薄れていくのを、生徒達は感じ取っていた。
その時…ヒュッと店内に何かが投げ込まれ、次の瞬間ボフッと爆発すると店内は粉で包まれた。
ミナトは目元を手で押さえつつも、イトナと殺せんせーの触手が溶けている事に気付いた。
(対先生物質の粉爆弾ってことか…本当にムカつく奴だな…)
「シロ‼︎」
ミナトがそう叫ぶと店の外にいたシロは笑いながら言った。
「フフ、正解」
シロの言葉と共にシロの部下の兵士達はアサルトライフルを構え、店内に向け乱射した。
(くっ…イトナ君の殺気に紛れて気づかなかった)
「みなさん伏せてください‼︎」
殺せんせーはそう言いながらも対先生物質の粉で視界が薄れる中、兵士達の弾幕を躱していた。
「これが今回の第二の矢…イトナを泳がせたのも予定の内さ」
シロはそう言いながら手元のリモコンを操作する。すると、トラックに積まれていたバズーカーが作動し、ネットが発射されイトナを捕獲した。
「追って来るんだろ?担任の先生♡」
シロはそう言い残すと、部下達と共にイトナをトラックで引きずりつつその場を去っていった。
「大丈夫ですか皆さん⁉︎」
「…多分全員なんとか」
殺せんせーの言葉に磯貝が答えるが、生徒達は撃たれた対先生弾が直撃したのか肩や腕を抑えていた。
「くっ!…先生はイトナ君を助けてきます!」
そう言うと殺せんせーはマッハで携帯ショップを後にした。
「…俺等を気にして反応が遅れたな」
溶けかかっていた殺せんせーを目に三村が言うと、寺坂はこめかみに血管を浮かべながら怒りを露わにしていた。
「はぁ…まったく困ったもんだよあいつにはさ」
「なに冷静になってんだカルマ‼︎」
「落ち着きなよ寺坂。ねぇ寺坂俺等のクラスって何人いる?」
「ハァ?なんだよこんな時に…何人って律も入れて28だろ」
寺坂の言葉に生徒達は気付いた。
クラスメイトが1人かけていることに……
その頃、かけた1人生徒はシロのトラックを追いかけていた…途中見つけた自転車を猛スピードで漕ぎながら。
「あいつ語尾にハートつけやがって…絶対ぶっ飛ばす‼︎」
1人シロを追う生徒、ミナトは怒りながらもポケットから携帯を取り出し、夏休みの間に連絡先を交換した相手に電話をかけた。
(この時間だともしかしたらあいつ電話に出れないかも…)
そんな事を思っていると、相手が電話に出た。
『もしも〜し?』
「よ!今電話して大丈夫?」
『問題ねーよー?どうした?』
「いきなりで悪いんだけど協力してくれないか?」
それからミナトは具体的な内容を電話先の相手に話した。
『………何だよそれ、めっちゃ面白そうじゃん‼︎分かった急いで行くわ‼︎』
そこで通話は切られた。ミナトは相手の喜びように呆れながらも頼もしさを覚えつつ、再びシロを追うため全力で自転車を漕ぎ出した。
盗んだ自転車(バイク)で走り出すミナト。中学三年生なので15の夜とも言えるのですが、ミナトは誕生日がまだ来ていないので14の夜ですねw
そんな事より!囲い込みの時間のイベント とりあえず中村さんをゲットしましたv(`ゝω・´)
ガチャの方はあまりいいのが出ません…
感想お待ちしています!