津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:ケチャップ

119 / 171
私事ですが、昨日NARUTOの映画を見てきました。
サラダがいいキャラしてる‼︎昨日見ただけでサラダというキャラクターが好きになりましたw


泥棒の時間

「おはよ〜ばあちゃん」

 

 

ミナトは眠い目を擦りつつ、八重野に言った。

 

「おはよう湊、ご飯出来てるよ」

 

「ありがと〜…ふぁ〜あ」

 

ミナトはあくびをしつつ居間に向かうと、すでに伊武鬼が新聞を片手に朝食を取っていた。

 

 

「おはよ〜じいちゃん」

 

「…まったく…もっとシャキッとせんか……ところで湊、少し聞きたいんじゃが」

 

「なーにー?」

 

ミナトが聞き返すと、伊武鬼は新聞のある一面を指差しながら言った。

 

「この下着ドロの犯人…まさか奴ではないじゃろうな?」

 

伊武鬼が指差す一面は最近椚ヶ丘市で多発してる下着ドロについての記事だった。

 

そこには被害場所の他に犯人の特徴が書かれていた。

 

「ヌルフフフと怪奇な笑い声……Fカップ以上のみを狙う……これって」

 

「お前達の担任もこんな感じじゃなかったか?」

 

「ハハ…まっさかーwあんなんでも一応教師だよ?」

 

笑いながら答えるミナトに伊武鬼は…それもそうじゃなと納得し、2人は朝食を食べ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「下着ドロの特徴からして…犯人はどう考えても殺せんせーだよな…」

 

学校に着いたミナトはそんな事を呟くと、教室のドアを開けながらみんなに挨拶した。

 

 

「おはよー……って何でみんな汚物を見るような目してんの…」

 

 

ミナトが教室に入るや否や、生徒達は軽蔑の眼差しを向けていた。

 

「って何だミナトかよ…いやー殺せんせーかと思ってさ」

 

前原がそう言うと他のみんなも普段の表情に戻っていた。

 

「殺せんせーと思ってそんな眼差し向けてたって事は……みんなもあの新聞」

 

 

ミナトがそう言いかけると殺せんせーが鼻歌交じりに教室に入ってきた。

 

「ヌルフフフみなさんおはよう……って‼︎何ですかその汚物を見る目は⁉︎」

 

 

生徒達が軽蔑の眼差しを向けていると、殺せんせーは訳がわからなそうにしていた。

 

「これ、殺せんせーの仕業?」

 

そう言ってミナトが差し出した新聞を殺せんせーは目にすると、ものすごい勢いでそれを否定した。

 

「ちょちょっと待って下さい‼︎いくら先生でもこんな事しませんよ‼︎」

 

「じゃアリバイは?」

 

「アリバイ?」

 

「昨日深夜、この事件があった時先生どこで何してた?」

 

速水の問いに殺せんせーはすぐさま答えた。

 

「何って…高度1万m〜3万mの間を上がったり下がったりしてシャカシャカポテト降ってましたよ」

 

「「「誰が証明できんだよ‼︎」」」

 

生徒達全員がつっこむと吉田と狭間が言った。

 

「そもそもアリバイなんて意味ねーだろ…」

 

「確かに…どこにいようが一瞬で戻って来れるしね…」

 

 

再び殺せんせーに軽蔑の眼差しが向けられると、磯貝が殺せんせーの前に立ち皆に言った。

 

「待てよみんな‼︎殺せんせーは確かに小さな某脳いっぱいあるよ…でも今までやったことといったら……エロ本拾い読みしたり…巨乳グラビアアイドルの写真で買収されたり……休み時間狂ったようにエロ本読んだり………触手ブラさせて下さいって要望ハガキ出したり………」

 

 

「無理しないで磯貝君…」

 

「これはいくらお前でも庇いきれねぇよ」

 

片岡と前原は少しずつ顔を歪めさせる磯貝に歩み寄り、肩に手を置き言った。

 

「…先生、正直に言って下さい」

 

「い、磯貝君まで‼︎先生は潔白です‼︎先生の理性の強さを証明するために、今から机の中のグラビア全部捨てます‼︎」

 

そう言うと殺せんせーは教員室へ向かい、生徒達もせんせーの後をついていった。

 

「てか、教師の机の中にエロ本入ってる時点でアウトだろ…」

 

「ハハ…確かにね…」

 

ミナトと渚はそんなことを話しつつ教員室へ向かうと、先に来ていた生徒達が驚愕の表情を浮かべていた。

 

「いったいどうしたんだよ寺坂」

 

「…あれ見てみろよ」

 

寺坂の言葉に従いミナトと渚が殺せんせーの方に視線を向けると、せんせーの手にはブラジャーが握られていた。

 

「みんなクラスの出席簿見て‼︎」

 

生徒達が教員室前に集まっていると、教室から岡野が出席簿を片手に叫んでいた。

 

「どうした?……っ‼︎こ、これは…」

 

「何があった岡島⁉︎」

 

ミナトは出席簿を目にする岡島に歩み寄り問いかけた。

 

「それが…信じられないことが書いてあったんだ…読み上げるぜ?

岡野、奥田、狭間はAカップ…神崎、倉橋、不破はBカップ…片岡、速水はCカップ…中村、原はDカップ…そして矢田がEカップ…あと茅野は永遠のゼボォォォォォォォォ‼︎」

 

岡島は出席簿に書かれた女子のカップ数を読み上げる前に茅野に蹴り飛ばされ、倒れ込んだところを他の女子達に踏みつけられていた。

 

 

「しかも最後のページ…町中の巨乳のリストが書いてある…」

 

踏みつけられる岡島を気にとめる事もなく話すミナトの言葉に、生徒達は殺せんせーを睨みつけた。

 

「そ、そんなはずが…そ、そうだ今からバーベキューしましょう‼︎」

 

そう言って殺せんせーはクーラーボックスを取り出した。

 

「放課後やろうと準備しておいたんです‼︎ほら見てこの串‼︎美味しそ〜で……しょ……」

 

 

その串にはブラジャーが突き刺さっていた。

 

「…やべぇぞこいつ…」

 

「…信じらんない」

 

「不潔…」

 

「俺だってここまでひどくねぇよ……」

 

村松、片岡、矢田、岡島がそう言うと、1時間目の開始を告げるチャイムが鳴った。

 

(岡島の奴、復活すんの速いな)

 

そんな事を思いつつもミナトは1時間目の準備をするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きょ…今日の授業は…ここまで…」

 

殺せんせーは掠れ声でそう言い残すと、とぼとぼと教室を後にした。

 

 

 

 

「たっはー!いやー、息が詰まる1日だった」

 

ミナトが両腕を上げ伸びながらそう言うと、近くにいた渚が問いかけてきた。

 

「でも犯人は本当に殺せんせーなのかな?」

 

ミナトは答えることなく考える仕草を見せると、隣に座るカルマが言った。

 

「でも地球爆破と比べたら可愛いもんでしょw」

 

「…ま、まぁね」

 

カルマの言葉に渚が苦笑いを浮かべるとミナトは言った。

 

「あのタコが俺等の信用を失う事するなんて…暗殺されんのと同じ位避けたい事だと思うけどね〜」

 

「…うん、僕もそう思う」

 

「…でもそしたら一体誰が…」

 

「偽よ」

 

茅野が言うと不破が声を荒げて言い続けた。

 

「ヒーロー物のお約束!偽物悪役の仕業だわ‼︎」

 

「これってヒーロー物だっけ?」

 

「とにかく!体色、笑い方を真似してるって事は犯人は殺せんせーの情報を得てる何者か‼︎律に助けてもらいながら手がかりを探してみるよ」

 

不破がそう言うとカルマは立ち上がり言った。

 

「その偽物が何の目的でこんな事すんのかわかんないけど…賞金首が居なくなったら元も子もないし、俺等の手で真犯人ボコッてタコに貸し作ろーじゃん?」

 

その言葉にミナトは笑みを浮かべ賛同した。

 

「俺も協力するわw楽しそうだし…何より殺せんせーに貸し作れるってところが大きいしなw」

 

こうして生徒達による、真犯人捕獲計画が始まろうとしていた…

 




岡島の存在は本当にありがたいです
岡「扱いと言ってることが噛み合ってねぇよ‼︎」

そういえば囲い込みの時間 不思議の国のイベントは順調であります。
あとは烏間と殺せんせーを取れば全部集まりますねv(`ゝω・´)

感想、岡島への慰めの言葉などお待ちしています(*´w`*)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。