津芽湊の暗殺教室 『更新停止中』   作:ケチャップ

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今回は烏間先生メインで書こうと思ったらビッチ先生メインになってしまった…
ごめんなさい(´-ω-`)

ビ「なんであやまんのよ‼︎」


七夕の時間

今日は7月7日、世間一般には七夕の日だ。

 

それはこの暗殺教室でも変わらない。

昨日殺せんせーが出した宿題、必ず1人1枚短冊に願い事を書いてくる事、それは生徒達だけでは無く烏間、イリーナにも出されていた。

 

教員室ではイリーナが頭を抱え悩みながら白紙の短冊とにらめっこしていた。

 

 

 

「何なのよ!七夕って!短冊にお願い事書けって言われたって思いつくわけないじゃない!」

 

そんな事を言いつつもイリーナは悩みに悩んだ末1つの願いを短冊に書いた。

 

 

 

《あのタコを殺せますように》

 

 

 

しかしイリーナはそんな願いを書いた短冊を再び眺めていた。

 

「こ、こんなんでいいのかしら?

あーもう!あいつらがどんな願い事書いてるか参考にすればいいわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからイリーナはE組の教室へ向かい、立てかけられている笹に飾りつけられた短冊を眺め始めた。

 

ちなみに生徒達は今体育の授業で誰1人教室内にはいない。

 

「どれどれ……あ!これは陽菜乃のじゃない」

 

 

《くらはしどうぶつえんを建てたいな〜》

 

 

「ひらがなってところが陽菜乃らしいわね…」

 

次に目に入ったのは矢田の短冊だった。

 

 

《弟がはやく元気になりますように》

 

 

「そういえば桃花の弟は入院してるって言ってたわね……この願い叶うといいわね…」

 

次に目に入ったのはやけに字の汚い短冊だった。

 

 

《あのタコ殺す‼︎ 寺坂・吉田・村松》

 

 

「うっ‼︎さっき私が書いたのと同じ…この願い事は書けないわね…」

 

次に目に入った短冊の願いにイリーナはため息を吐いた。

 

 

《ゲームする時間がほしい(´-ω-`)》

 

 

「津芽の奴もっとマシな願い事書きなさいよ…」

 

だがその隣の短冊を見てイリーナは笑みを浮かべた。

 

 

《隣のゲーマーの夢が叶いますように》

 

 

「まったく…凛香も素直じゃないわね」

 

だが、いくら生徒達の短冊を眺めても参考になりそうなものはなかった。

 

 

(やっぱり同じ立場としてあいつのがあればと思ったんだけど…)

 

 

 

そんなことを思いつつ、再び短冊に目を通していると後ろのドアがガラリと開き、イリーナはビクリとしつつ振り向くとそこには自分と同じ立場の人物がいた。

 

「ん?どうしたイリーナ」

 

「なんだカラスマじゃないの驚かせないでよ…」

 

「驚かせたもなにも俺は短冊を飾りに来ただけだ」

 

「ふん、あんたのことだし、どうせ暗殺に関することでしょ?」

 

「始めはそのつもりだったんだがな…」

 

そう言って烏間は短冊をつけ、イリーナはそれに目を通した。

 

「カラスマ、これ…」

 

 

《彼等と充実した1年を》

 

 

「今まで経験したこともない中学生との集団生活だ。暗殺ももちろんだが、彼等と過ごす日々が良いものになるようにと思ってな」

 

 

「その彼等に私は入ってるの?」

 

イリーナは少し落ち着きない表情を見せながら問いかけた。

 

「当たり前だろ、世界1、2位を争うハニートラップの達人と過ごす1年なんて経験したことも無いからな」

 

その言葉にイリーナは嬉しそうな表情を見せていた。

 

「ところでイリーナは書いたのか?」

 

少し考えイリーナは顔を上げて烏間に告げた。

 

「私もカラスマと同じにするわ。あいつらとの1年を大切にしたいし、あんたみたいないい男と同じ教師として過ごすなんて経験したこと無いから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《あいつらと充実した1年を過ごせますように…………後、あいつを振り向かせることが出来ますように》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヌルフフフ、皆さんの願い事叶うといいですね〜」

 

「殺せんせー集めてきたよ〜」

 

「おお!ケチャップさんありがとうございます」

 

そう言って殺せんせーはケチャップからたくさんの短冊を預かり、笹に飾りつけた。

 

「今回は7月7日という設定でお話が進みました。ですが、この時はまだ登場してい無い人物やまだ私のことを知らない生徒もいます。そんな人達の短冊もこの笹に飾ろうと思いケチャップさんに集めてもらいました」

 

「いや〜疲れた」

 

 

 

 

 

 

鮫島海莉

《津芽を喧嘩でぶっ飛ばす!》

 

 

津芽都

《ターゲットの暗殺達成!》

 

 

津芽伊武鬼

《湊が少しでも真面目になりますように》

 

 

津芽八重野

《家族全員 健康でいられますように》

 

 

津芽雪乃

《今度こそミナトにゲームで勝つ‼︎》

 

 

夏川譲

《毎日をしれ〜っと生きる‼︎》

 

 

泉真琴

《質実剛健》

 

 

鮫島七海

《バカ息子に可愛い彼女が出来ますように》

 

 

津芽美月

《ミナトに1日でも早く、可愛い彼女が出来ますように…》

 

 

津芽都

《お兄ちゃんがこれから先も元気でありますように》

 

 

津芽裕翔

《………………2人が幸せでありますように》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜ケチャップさんお疲れ様です」

 

「津芽都が設定上2人いるけど、美月の下が亡くなった妹の方ね」

 

「わかりました。そう言えばケチャップさんはどんな願い事を?」

 

「俺は……これ…」

 

 

《休みがほしい…》

 

 

「頑張ってくださいとしか言えないです…」

 

「ですよね〜」

 

 

そんなことを話しつつ、2人で短冊を笹に飾りつけている時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたの願い事はなんですか?」

 

殺せんせーが振り返るとそこには奇怪なシャツを着つつ、優しい笑顔を向ける女性の姿があった。

 

「あなたの願い事はなんですか?」

 

その女性は振り向いた殺せんせーに再び問いかけた。

 

「ヌルフフフ、私の願いはあなたと同じですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《クラス全員が無事に卒業できますように》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんの願いも叶いますように…




今日は七夕なので、それをテーマに話を作りました。
ちなみに私自身の願いは本当に休みがほしいです…
どうか笑ってやってください…

そして今回最後に少しあの人に登場していただきました。
彼女達の願いが叶うことを祈っています。


作中でも言った通り、読者の皆さまの願い事が叶うよう祈っていますv(`ゝω・´)

読んでくれてありがとうございました♪

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