魔法少女リリカルなのはstrikers 蒼炎の剣士   作:京勇樹

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凄い短いです
ごめんなさい


姉妹の戦い1

『はあぁぁぁぁぁぁ!!』

 

二人の雄叫びと共に、拳同士がぶつかり合う

スバルとギンガ

二人が使う格闘技は、同じシューティング・アーツ

だが、腕はギンガの方が上

その理由は、至って単純

訓練を始めたのは、ギンガの方が先だからだ

しかも、身体能力面がスカリエッティによって上げられているのも判明している

腕力、反応速度

それらが、スバルの知ってるのよりも上だった

だが

 

「負けるもんかぁぁぁぁぁ!!」

 

スバルはそう気合いの声を上げ、更に加速させた

グランツとマリエルが改造を施した、スバルの愛機たるマッハキャリバー

その性能は、戦闘機人の身体能力を解放したスバルの全力を、遺憾無く受け止めていた

以前はスバルの力に耐えきれず、壊してしまった

だが、その時のデータからグランツとマリエルが改造

重量は倍近く重くなったが、スバルの全力に耐えられるようになった

 

「くっ!?」

 

スバルの上段回し蹴りを受けて、ギンガは一度展開していたウィング・ロードから弾き飛ばされた

だが、即座に新しいウィング・ロードを展開

着地した

そのタイミングを狙い

 

「ぜりゃあぁぁ!!」

 

全速力で肉薄

顎目掛けて、拳を全力で振り上げた

その威力は、風切り音で予測出来る

直撃を受ければ、いくらギンガと言えども気絶は避けられないだろう

だがそれは

 

「なっ!?」

 

当たればの話である

なんとギンガは、スバルの全力アッパーを体を独楽のように回転させて回避

しかも即座に、裏拳のカウンターが放たれていた

その一撃は間一髪防いだが、その一撃で大きく後ろに押されてしまった

すると、ギンガが

 

「スバル! 大振りはダメよ! 小さく!」

 

とアドバイスしてきた

確かに、その通りである

大振りは威力はデカイが、その分隙も大きくなってしまう

先程は、その隙を突かれた形になるだろう

 

「うん!」

 

スバルが返答した直後、今度はギンガが動いた

ギンガは一気に肉薄すると、右ストレートを放った

その一撃を、スバルは防御

懐に入り込もうとした

だが、それに合わせるように膝蹴りが放たれた

それをスバルは、ギリギリで防御した

だがその直後に、スバルの後頭部に肘打ちが放たれて直撃

スバルは一瞬、意識を失いかけた

だが、それを気合いで堪えてギンガの腹部にフックを放った

 

「ガフッ!?」

 

「ぐっ……つぅ……」

 

そこで、二人は一旦離れた

 

「本当に……強くなったわね、スバル……」

 

「ヴィータ副隊長やなのはさんのおかげ……私一人だったら、ここまでじゃ無かった……」

 

ギンガが嬉しそうに言うと、スバルはそう言った

そのまま少しすると、また二人は接近

格闘戦を始めたのだった


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