東方幻想録 休載   作:鬼如月

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ギリギリ十月投稿です!
「・・・」
・・・はい!


第三十六話 億単位の再会

side 白夢

 

 あれから少しの時が経った。

 

 かぐや姫からの難題の結果はかの竹取物語と同じで全員失敗。残るは俺だけだ。

不比等はなんか引き篭もっちゃったし妹紅は何か輝夜に恨みを持ち始めてるし大変なことになってる。

 

「ということで輝夜の家まで来たんだが・・・」

 

 なんだか輝夜の家の周りが騒がしい。家の周りに多くの兵がいることがわかる。

一体どうしたのだろうか。

そう思い一人の兵に聞いてみると、

 

「ああ、ここに住んでいるかぐや姫なんだがな。どうやら月の姫らしく、今月の十五日に月の使者が姫を連れて帰るらしいからと帝様に護衛を依頼されたんだ。」

 

 だと。まずいな。もうそんな時期か。とりあえず物陰に隠れて貴族に変装。兵から翁に俺が来たことを伝えさせて中に入れさせて貰う。

 

 部屋の中には輝夜と俺、そして翁。勿論輝夜の顔は見えないように隠されている。

 

「随分時間をかけてきたようですね。しかし貴方も貴族なら今私が大変なことくらい御存知でしょう?申し訳ありませんがお引取り願いま「かぐや姫。エイジャの赤石を創り出しに来ました。」・・・ッ。爺。少しこの部屋から出てくれませんか?この方と話さなければならないことがあります。」

 

「しかし・・・わかった。じゃあわしは部屋の前で待ってるからの。」

 

「ありがとうございます。」

 

 翁が部屋を出て行ったのを確認してから部屋に防音結界を創る。

 

「久しぶりだな、輝夜。覚えてるか?」

 

 とりあえずそう聞いてみる。

 

「あいにく私は貴方のような人知らないわ。・・・と思ってたんだけど、貴方がさっき言ったエイジャの赤石を"創る"。それをできる知り合いが一人だけいる。」

 

 あり?俺は輝夜や永琳にはこの能力について話していないはずだが・・・?

 

「・・・まあ私の記憶であの人がぽんぽんすごいことやってるのと永琳の仮説での判断だけど・・・。」

 

 「なるほどな。それでその人物は?

 

・・・「神崎白夢。」」

 

「・・・やっぱり白夢さん?久しぶりね。何億年ぶりかしら。」

 

「億単位の離れ離れを久しぶりですますのか・・・まあいいが。それより永琳や月読は元気か?」

 

「ええ。元気よ元気。月に来てばっかりは月読の部下の勝手な核投下のせいで私含めて三千年くらい落ち込んでたけど、それからは開き直って研究に没頭してたわ。おかげで永琳は『月の頭脳』なんて呼ばれるまで。」

 

 三千年て・・・たかが一人いなくなったくらいで大げさな。というか輝夜はなんで地球に?

 

 そう聞くと、「蓬莱の薬っていう不老不死になる薬を永琳に作って貰って。それ飲んだら罪人になって地上に落とされちゃった☆」

 

 ・・・はあ?・・・・・・はあ!?

 

 視界が暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

side out




今回はここまでです!
「・・・」
本当に亀+不定期更新ですみません!
「・・・」
恐らく次回もまた遅くなるでしょうけど見てくださると幸いです。
では次回も

ゆっくり見ていってください!





「あれ?反応なしか?」

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