東方幻想録 休載   作:鬼如月

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お久しぶりです。
「相変わらずの不定期亀更新だな。」
すみませんでした!
「もう怒る気力もないわ・・・」
oh・・・




第三十五話 六つの難題

side 白夢

 

 

 久しぶりだな。俺だ。あれから不比等の家でゴロゴロ生活している。

 ・・・え?エイジャの赤石?んなもん探す気ねぇよ。もしかしたらあるかもしれないがめんどくさい。能力で作ったほうが楽だし。・・・陰陽師の仕事で多少は金が貯まってるから仕事休んでだらだらするか。

 

 というわけで引きこもり生活を満喫中なのだが・・・

 

「いい加減働け白夢さんッ!いくら金があるとしても動いてないと体が鈍るぞ!」

 

「いやいや妹紅よ、俺は今エイジャの赤石を探してなきゃいけない時期なんだ。だからこの家から出られないんだよ。」

 

「じゃあ将棋指してよ。相手がいないからさ。」

 

 妹紅が言う。にしても・・・・将棋か。前やったのはいつだったかな。

 

「まあいいだろう。だが、やるからには本気だぞ?」

 

「望むところだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「か、勝てない・・・」

 

「甘いぜ妹紅。蜂蜜をたっぷりかけた唐果物よりも甘い。」

 

「それは一週回って頭痛がおきるわ。」

 

「つまりお前は俺の頭痛の種というわけだ。」

 

「!?」

 

 勿論圧勝。完膚なきまでに叩きのめすこと十戦。

 

「ぐぅ・・・悔しい・・・」

 

「ま、精々精進することだな。」

 

 何かテンション上がってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「王手。」

 

「ゲッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「王手。」

 

「ふぁっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「王手。」

 

「ぎゃああああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい飛車貰い。」

 

「ちょっ」

 

 

「角取り。」

 

「あっ」

 

 

「金取り。」

 

「えっ」

 

 

「銀。」

 

「・・・」

 

 

「完全勝利。」

 

「・・・・うそ・・・だろ・・・?」

 

 七十戦目。王以外を全て取ってからなぶり殺しにした。や っ た ぜ。

 

「あー。もう駄目だ。勝てない。私、やりたく、ない。」

 

「じゃあ俺王と歩だけでいいからs「言ったな!?絶対勝ってやる!」・・お、おう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここに飛車を・・・」

 

「はい飛車取り。」

 

「あっやっちまった。」

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、なんだ、うん。

 

「ちょっとテンションあがり過ぎた。ごめん。」

 

「大丈夫だって!・・・・ぐすっ・・」

 

 半泣きだよ、やべぇよ、やべぇよ・・・不比等にバレたら殺され「なにやってんの白夢!?」・・・あっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

side 妹紅

 

 

 

 

 

 

 白夢さんが父さんに連行されていくのを見ながら私は物思いに耽る。

 

(あの強さにこの頭脳。どう考えても人間じゃない。まさかとは思うけど、妖怪?強い妖怪は人型だって聞いたことがあるし・・・)

 

 白夢さんが依頼を受けているのをこっそりつけていった。そして見たのは白夢さんが手刀で妖怪を両断しているところ。依頼人は妖怪に怖がってしゃがみこんでいたし、白夢さんを見ていなかった。刀ならまだありえるが、手刀で両断なんて人間技じゃない。

 

 ・・・妖怪なら目的は何だ?父さん?この京?それとも・・・最近来たとかのかぐや姫?いずれにしても警戒だけはしておかなきゃ。

 

 ・・・まあ私程度じゃあ簡単に殺されそうだけどなあ。白夢さんが人間なのを祈るしか無いか・・・

 

 

 

 

 

side out




今回はここまでです。
「じゃあな。」
えっ



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