side 白夢
とある秋の日、一人の少年と少女が歩いていた。
「・・・寒いな。」
俺の名は、神崎 白夢 (かんざき はくむ)
俺はある店を目指して歩いていた。
「なにいってるんですか白夢先輩!子供は風の子ですよ!」
何故かテンションが高いこの子は東風谷 早苗。俺の後輩である。
「何でそんなにテンションが高いんだよ・・・」
「当たり前じゃないですか!今日は先輩の奢りでケーキを食べれるんですから!」
はぁ・・・疲れるな。
何でケーキを奢ることになったのかと言うと、賭けに負けたからだ。俺の財布の中身がすっからかんになりそうだぜ・・・
「どうしたんですか?元気が無さそうですよ?」
早苗さん。あなたのせいです。
その後は軽く雑談しながらケーキ屋に向かっていった。
「さて、何を頼む?」
「私はパフェがいいです!!」
即答!?もう少し考えてもいいのに。
そう思っていると近くの人の話し声が聞こえてきた。
「最近ここら辺に通り魔がうろついているらしいわよ。」
「へぇ。それは少し気を付けなきゃいけないわね。」
「そうよ。ーーは警戒心が薄いんだから。」
通り魔か。気を付けておこう。
それにしてもあの人たち目立つ格好をいているなあ。一人はナイトキャップをかぶってるし。いったいなんn「白夢先輩は食べないんですか?じゃあ注文しちゃいますね!」え?
えぇー(´・ω・`)
気付いたらさっきの二人は居なくなっていた。
「~♪」
注文したパフェが来たので早苗はそれを食べてご満悦だ。このパフェじみに高いんだよなぁ
・・・
「よし、そろそろ帰るか。」
「え~!?もう変えるんですか~?」
「最近通り魔がうろついているらしいからな。」
「・・・わかりました。」
よし、じゃあ帰るとするか。席をたとうとした瞬間、早苗にナイフを向けて刺そうとしてる人がいた。
ヤバい!声を賭けてももう刃がせまっている!・・・こうなったら!
「早苗!!」
そう言いながら早苗にぶつかった。ぶつかった衝撃で早苗は前の方に倒された。
「きゃ!何するん・・で・・・白夢先輩!!」
早苗は見てしまった。自分を庇ってナイフに刺されてしまった白夢のことを。
通り魔は逃げてしまった。しかしそんなことは早苗は気にならなかった。
「白夢先輩!!白夢先輩!!」
やべえ・・・視界が歪んで・・・あーあ。親孝行も何も出来なかったな。あはは・・・
「白夢先輩!」
俺は最後の力を振り絞って言った。
「さ・・・な・・・え」
このとき何故か俺は、自分がいつか早苗と再会する気がした。
しかし、最後まで言えずに痛みが強くなっていく。
「~~!!」
そこで俺は意識を手放した。
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side ?
「お、この子はいいね。転生でもさせてみようか。」
今回はここまでです。
いかがでしたでしょうか。
これからも頑張っていきたいです。
ではまた!!
ゆっくり見ていってください!