Fate/Radiant of X   作:ヨーヨー

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どーも私はねつ造させるのが好きなようで…原作の彼はきっともっと誇り高かったはずです…きっと…たぶん。

好きな方には謝るしかない72話でございます!


第72話

クライス要塞の通路にカツカツとヒールを打ち付ける音が響き渡る。

 

情報参謀マリバロンは優れない表情のまま、手元のパッド型ツールに記載された情報を見つめた。

 

 

(ダメだ…集中できない)

 

 

歩きながらでの作戦立案は効率的ではない。そんな当たり前の事に実行した後に思い知るなど、自分はどうしてしまったのだと頭を悩ませる原因を探るが、思い当たる節はあれしかな。

 

前回の戦いでガロニアが自分の前から立ち去る寸前に見せた、儚い表情。

 

あの顔が脳裏から離れず、情報収集も間桐光太郎抹殺に向かわせる怪魔妖族の選定もままならない。

 

 

(ジャーク将軍の情けを受けて戦線復帰を許されたというのに…どうしたというのだ、私は…)

 

 

成長促進カプセルを途中で抜け出した事でクライシス皇帝の後継ぎとしての資格とも言うべき強大な能力を失い、さらに本国へは戦いの中で死んだという虚偽が報告された。

 

マリバロンは自分を庇ったジャーク将軍への感謝しきれない恩恵に感謝をしながらも、ガロニアの言葉が突き刺さる。

 

 

 

 

『…ありがとう』

 

 

 

 

「…っ!」

 

 

 

ガロニアは自国を捨て、間桐光太郎と共に地球へと向かった。能力を失ったという以上に裏切り者である彼女に何の感情も浮かばない。浮かばないはずなのに、ガロニアの言葉を思い出す度に胸が痛む。

 

そんな二律背反に苛むマリバロンは聞きなれた奇声が通りかかったモニタールームから聞こえると足を止め、自動扉を開放した。

 

 

 

 

「ゲドリアン…何を騒いでいるの?」

 

「ゲルー!マリバロンか…」

 

「いったい何を叫んで…これは?!」

 

 

入室したモニタールームで牙隊長ゲドリアンが興奮して見入っていたのは、間桐光太郎を一方的に攻撃するボスガンの姿であった。

 

変身もせず、人間の姿のままボスガンの攻撃を抵抗せず受け続ける姿に違和感を抱くマリバロンであるが、彼女の最もな疑問にゲドリアンは不満を交えてながらも説明する。

 

 

「ボスガンの野郎、どうやら間桐光太郎の身内にそれぞれ離れた場所で刺客を差し向けたみたいだ。もしボスガンの言う通りにしなければすぐにでも殺すと脅してな。くそう、俺様も同じ手を使っていれば…」

 

 

先手を取られ悔しがるゲドリアンの心情は他所に、マリバロンはこの場にいたであろうもう一人の隊長の姿を探すが、姿がない。

 

 

「ゲドリアン、ガテゾーンはどこに?」

 

「あん?ガテゾーンもさっきまでいたんだがよぉ。妙な事言って出ていきやがった」

 

「妙な事?」

 

「ああ。ボスガンに手柄は横取りされてちまったし、そうなればあのRXが苦しむ姿を見るしか楽しみなねぇ。だってのにガテゾーンは…」

 

 

 

 

『こんな結果の見えてる戦いに興味はねぇ』

 

 

 

 

 

「なぁーんて気取った台詞吐いて出ていきやがった。確かにボスガンの勝ちで終わるけどよぉー…あれ?」

 

 

 

 

ゲドリアンが振り向くと、話を聞かせていたはずであるマリバロンの姿はなく、ただモニターから聞こえるボスガンの光太郎を打ちのめす打撃音だけが響いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ふう。ロボライダー相手にはフレーム自体の硬度を上げる必要があるが、バイオライダーはデータが足りんな」

 

 

自室でもあり、自身が率いる怪魔ロボットの開発ルームでもある空間で機甲隊長ガテゾーンは端末で自分で知り得たデータ…自身で開発し、そして敵であるカメンライダーに敗れた際に送信されたデータを基に、新たな部下の設計に勤しんでいた。

 

そんな折、扉を開いて入室した者が現れたが気にも留めず、振り向かぬまま来訪者へと声をかける。

 

入室の許可を得ずに自分の部屋に入って来る者など、ガテゾーンは2人しか知らない。

 

もう扉の前に立つ前からその隠し切れない覇気を放つ上官であるジャーク将軍。

 

そしてもう一人は…

 

 

「何か用か?マリバロン」

 

「ボスガンが間桐光太郎と戦っているわ。いえ、あれは戦いとは言えないわね…」

 

 

恨むべき敵が痛めつけられている。手柄はボスガンのものとなってしまうのが惜しいところではあるが、自分達に煮え湯を飲ませ続けた光太郎が苦しむ様を見るのも一興であると、以前の自分なら考えていたはずだ。

 

だというのに…なぜ釈然としない。

 

特に光太郎が苦しむ光景を見て、我が身が切り裂かれるような同情を向けている訳ではない。ただ、マリバロンが気になるのはその結果。もし、間桐光太郎が死んでしまえば…

 

なぜ一番に喜ばなければならない未来に不安を覚えてしまうのか、マリバロンは理解ができなかった。

 

だからだろうか。

 

あれ程敵である光太郎を倒す事に執念を燃やしていたガテゾーンが、結果が目に見えていると既に興味を失っている理由を聞き、自分が抱く曇りのような陰りを打ち消す切っ掛けが得られるならばと期待し、部屋へと訪れた。

 

 

 

「あぁ、ゲドリアンにも言ったが、もう戦う前から決着が着いてるような戦いには興味ねぇよ。いやまてよ…どんな攻撃を放つかは興味はあるが、そんなのは後で確認すればいいか」

 

「ガテゾーン。興味を抱くのは勝手でしょうか、それで間桐光太郎が死んでは今後生かす事が…」

 

「どうやら勘違いしてるようだが、俺が言った決着ってのは、ボスガンが勝つって意味じゃねぇよ」

 

「え…」

 

 

 

つまりはガテゾーンはボスガンが勝利すると判断したのではなく、間桐光太郎が勝つと確信しモニタールームを後にしたということなのか。真逆であるガテゾーンの考えに疑問しか浮かばないマリバロンは作業中であるガテゾーンの肩を掴み、食入るように尋ねる。

 

なぜ、敵である光太郎に対して、そのような考えを抱いたのか。

 

 

「どういう、意味なの?」

 

「そのまんまの意味だ。あいつは勝つ。必ずな」

 

 

それはまるで…このような言葉を敵に向ける事自体がナンセンスではあるが、『信頼』しているようではないか。

 

 

 

「どうやら納得いかないみたいだな。なら、そこで見てろよ。大分時間は経っちまったが…結果は変わらねぇよ」

 

 

 

人間であれば、口元を釣り上げていたであろうガテゾーンは不敵に言うと室内に設置されたモニターの一つを起動させる。そこには、変わらずにボスガンに一切抵抗せず攻撃を受け続ける間桐光太郎の姿があった。

 

あれを見ては光太郎が勝利すると到底思えない。彼女の考えを読み取ったのか、ガテゾーンは作業を止めるとマリバロンの隣へと並び立つ。

 

 

「やはり…わからない。貴方はどうして間桐光太郎が勝つと確信できたの?」

 

「なぁに。見れば一発さ」

 

 

 

 

 

「奴の目を見ればな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

 

 

室内を暗幕など生ぬるいものではなく、陽を差す箇所全てを特殊金属で加工した壁を張った事で光太郎をRXへ姿を変えさせない工作を施したこの工場に欠点はない。それを証拠に光太郎はRXへと変身できず、さらには自分の仕向けた刺客を向け人質を取ったことにより光太郎の動きを完全に封じている。

 

ボスガンの脅迫に光太郎は言われたように無抵抗のまま、なすがままににされていた。最初こそは自分の言われるがままサンドバックと化した光太郎を痛めつける事に高笑いしていたボスガンであったが、次第に笑う余裕がなくなり、むしろ焦りすら浮かんできてしまったのだ。

 

 

「ぐぅ…」

 

息を乱し、眼前で立ち尽くす光太郎の姿は、見るも無残なものだ。

 

鞘に納めたままの剣に殴打され、衣服のあちこちは擦り切れ、袖から露出する腕には打撲が走る。額や口元からは血が流れ、目にするだけでも痛々しい。

 

だが、そんな状態になってまでもボスガンが光太郎を嘲笑せず、むしろ危機感すら抱くようになってしまう。

 

 

「き、貴様…その目を…」

 

 

柄を両手で強く握りしめたボスガンは、光太郎の顔目がけて全力で真横に振るう。

 

 

「その目を…やめないかぁッ!」

 

 

激高する感情を込めて振るった一撃。頬骨まで砕いたとも思わせる音を立てて光太郎は仰け反るが、ゆっくりとした動作で顔を再びボスガンへと向ける。

 

 

「ぬぅ…!」

 

 

再び無言で見つめる光太郎の瞳に、ボスガンは戦慄した。

 

 

痛めつけられ、許しを乞うでも、兄妹を人質に取った事への怒りもない。

 

 

何の感情もこもっていない瞳でただ見つめる。

 

 

黙って、ただ見つめるだけだ。

 

 

見られているだけ、圧倒的に有利な事には変わりないボスガンは、この男に屈辱を与えようと盛んでいたが逆に自分が追い詰められていると感じてしまう。

 

 

だからだろう。

 

気が付けば息が乱れ、剣を握る掌は汗ばみ、何かを企む際に浮かべていた笑いを浮かべることすらできないでいた。

 

 

なぜだ。なぜ手出ししない光太郎に、時間が経つたびに自分が不利となっていくのか…

 

 

「…………………………………」

 

 

ただ無言。言葉一つ発しない光太郎に焦りから別の感情へと切り替わる寸前に、ボスガンは大声で控えていた怪魔獣人を呼び出す。

 

 

光太郎に抱いた別の『感情』を、認めるわけにはいかないのだ。

 

 

 

「…ガイナカマキルッ!ガイナギンガム」

 

 

「「ははぁッ!!」」

 

 

ボスガンの命令に従い、天井から舞い降りた2体の怪魔獣人。赤い巨大な複眼と手に鋭い鎌を持つガイナカマキル。背中の甲羅に鋭い棘を持つカミツキガメを思わせるガイナギンガム。

 

ボスガンの背後に着地した2体に息を整えたボスガンは今もなお立ち尽くす光太郎を指さした。

 

 

 

「さぁ、憎きRXはあの様だ。貴様たちの手柄とするがいい…」

 

「おぉ、まさかそのような重要な役割を我々に…」

 

「ケケケ…こいつは褒美が楽しみだぁ」

 

 

ノシノシと光太郎へと迫る2体の怪人に背を向けたボスガンは悟られぬように汗を拭う。このまま光太郎があの2体に殺されるのであれば、それでいい。

 

 

(ふん…あのように反撃の意思を欠片も持ち合わせぬ者など、私が倒す価値もない…)

 

 

そう強引に自分を納得させるボスガン。後は光太郎が死んでしまえば、首をジャーク将軍に投げつけさえすれば自分の地位も約束されたも当然。

 

クライシス皇帝から賜る次期将軍の座が目に見えてきた。見えてきたはずなのに。

 

 

(なぜ…不安が消えん)

 

 

ボスガンはもう光太郎を視界に入れなければ、収まるものかと考えていた。しかし、背を背けても、怪人に後を押し付けても、光太郎が放つ視線はまるで消えない。

 

 

いつまでも…もしくは死んでもあの『目』から逃れられないのではないのか…

 

 

依然に高まる『感情』をはっきりと認める前に、殺さなければならない。そうでなければ…

 

 

 

「何をしている!さっさと殺すのだ!!」

 

「は…ははぁッ!」

 

「死ね!RXっ!!」

 

 

上司の発破をかけられ、光太郎へと駆けていく2体の怪人。持前の爪と牙で光太郎を切り裂こうと飛び上がった、その時だった。

 

 

 

「ん…?」

 

 

かすかに足元が揺れていると気づいたのはボスガンだった。ただの地震かと思われたが揺れは段々と大きく、激しくなっていく。

 

 

「こ、これは…!?」

 

 

振動する床面が次第に亀裂が広がっていく。その中心は、怪人たちに今にも殺されようとする光太郎の数メートル手前。

 

 

そして床を突き破り、現れたのは2本の強靭な顎を持つ赤い機体。

 

 

「ぎげぇッ!?」

 

「ガァッ!?」

 

突如出現した機体に突き飛ばされた怪人は奇声を上げて床に落下。機体は牙を収納すると、光太郎の前でゆっくりと停車。光太郎は地中から自分を助けに現れた機体と、その運転席に座る少女の名を思わず口に出してしまう。

 

 

 

「ライドロン…それに、ガロニアさん!」

 

「ご無事ですが?光太郎兄様!」

 

 

運転席から飛び出たガロニアは携帯の救急箱を片手に茫然とする光太郎の前に立つと、一体どれを使ったらいいかと迷う中、光太郎はなぜここに現れたのかと、ライドロンへと視線を向ける。

 

 

『…君ノ状態ヲ把握シヨウト脳波ヲ受信シタ時、トテモ弱ッテイル状態ダッタ。ソレヲ知ッタ彼女ニドウシテモ連レテ来テ欲シイト言ワレテ断レナカッタ』

 

「ごめんなさい。でも、ワタクシは嫌なのです。こうして兄様たちが傷つくことも…そして、卑怯な手を使う者を見過ごすことも…!」

 

 

俯いて光太郎に謝罪するガロニアの声が、次第に怒気が含まれてたものに変わっていき、その行き先は突然の乱入者に引き飛ばされ、未だ地面を転がっている怪人達にさっさと立てと命令するボスガンへと向けられた。

 

自分が睨まれていると気づいたボスガンは、少女が間桐桜ではなく記録上は死んでいるはずのガロニアだと判断する。既に力を失っているガロニアなど恐れるに足らんと睨み返そうとした。だが、できなかった。

 

 

それが何であるのかはボスガンには分からない。彼女に目を向けられるだけで、先ほどの光太郎とは別の迫力がボスガンの足を竦ませいたのだ。

 

 

 

 

「ボスガン…クライシス帝国の4大隊長に身を置きながら、卑劣な手段をもって敵をいたぶろうなど、貴族の風上にも置けません!恥を知りなさいッ!!」

 

「っ…!?」

 

 

ガロニアの言葉が、ボスガンに重くのしかかる。力を失ったとはいえクライシス皇帝の血を継ぐ者が放つ凄みに、圧倒されたボスガンであったが、それよりもボスガンの激情が勝ってしまう。

 

 

 

「この、私を侮辱するか!裏切り者の分際でぇッ!!」

 

 

今の今まで光太郎をいたぶった剣から鞘を抜き、放り捨てる。

 

刀身にエネルギーを蓄えた怪魔稲妻剣を構えたボスガンは、衝撃波を放ちガロニアを葬り去るべく握る力を込めると、彼女の前に出ようとする光太郎へと釘を刺した。

 

 

 

「忘れたか間桐光太郎!貴様の兄妹どもの命は私が握っていると―――」

 

 

「ぼ、ボスガンさまぁッ!!」

 

 

 

怪魔稲妻剣の切っ先が天を向いた直後、工場の奥から慌てふためき自分へと駆け寄る怪人へとボスガンは目を向ける。なぜ、指令を下してたガイナニンポーがこの場に現れたのか。

 

 

「き、貴様!?赤上武はどうしたのだ!」

 

 

「そ、それが…」

 

 

見れば鼻や口の周りを血で汚しているガイナニンポーは何かに怯えているように震えあがっている。その答えは、おのずと現れた。

 

 

 

ドォンッ…

 

 

「ひぃッ!?」

 

「むっ?」

 

 

背後から響く轟音。そこは完全に封鎖した上に溶接された工場の出入り口扉だ。光太郎を逃がさぬために、全ての出口を完全封鎖されたこの工場では、あの扉が唯一目に留まる箇所。

 

ボスガン達ですらワープ装置を使わねばこの場に入る事が出来ない程に頑丈な作りとなっている扉から何度も、何度も大きな音が響き渡る。

 

 

「何者かは知らんが無駄な事だ!その扉は例えロボライダーのパワーですら壊すことは出来ん!!」

 

 

ボスガンの言葉に反応したのか、扉を叩く音はピタリと鳴りやむ。どうやら諦めたのかと胸を撫でおろすガイナニンポーであったが、叩く音の代わりに最も聞きたくない音声が聞こえてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ブラッドオレンジアームズ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

「なッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

『  邪  ノ  道  オ  ン  ス  テ  ー  ジ  ! !』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電子音声が名乗りを上げた直後、扉に左右から斜めに切り裂かれた剣線が走る。

 

 

 

ずるずると音を立てて床に落下した扉の向こうには、紅い鎧武者が両手に持つ刀を振り下ろした姿が夕日に照らされていた。

 

 

赤地に斑模様の黒を走らせる複眼を煌かせたのは、赤上武が変身した仮面ライダー、武神鎧武だ。

 

 

 

 

「ほぉ…どうやらここで合っていたようだな。慎二殿が作った発信機も大したものだ」

 

 

長刀を腰に納め、液晶画面のついた追跡機を見せ着けるように翳した武の言葉に唖然としたボスガンは、同じく呆けるガイナニンポーの腰に点滅するボダンを発見する。どうやら先の戦いで戦極ドライバーを奪い返した際に取り付けていたようだ。

 

 

「こ、この馬鹿者めがッ!!」

 

「も、申し訳ありません…」

 

「駆け付けたのはいいが、それでも貴様たちが不利であることは変わらん!!いいか赤上武よ…もし貴様が――」

 

「おかしな真似をしたらこの場にいない2人はどうなるか、という脅し文句であればもう無意味というものだ」

 

「な、に―――!?」

 

「なぜならば…その2人なら俺のすぐ後を追って来ていたからだ!」

 

 

 

武の言葉に続き、彼の左右から爆音を響かせる2台のマシンが駆け抜ける。

 

 

 

マシンたちは敵であるボスガンや怯えるガイナニンポーなど目もくれず、ようやく立ち上がったガイナギンガムとガイナカマキルを引き飛ばし光太郎とガロニアの前で急停止する。

 

 

 

「あの者達…まさか…!?」

 

 

 

2台のマシン…アクロバッターとロードセクター・ネオから飛び降り、ヘルメットを投げ捨てたのは人質となっているはずの2人。

 

 

 

 

「大丈夫ですか、光太郎兄さん!」

 

 

「ったく、いつもに増して酷いやられようだなおい」

 

 

 

間桐桜と、間桐慎二が駆け付けたのであった。

 

 




と、いう訳で次回反撃開始です。

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