菫子side
菫子「……ハァ……ハァ………なんなのよ、、、」
息を切らして逃げ回る。
私は幻想郷という檻に閉じ込められ、色んな妖怪に追いかけられた、、、
八尺様やメリーさん、口裂け女、、、
いまは同胞のはずの人間にまで追いかけられている。
幻想郷という土地の存在を知って、そこに行ける鍵をばらまいて七つ集めてもらえるように噂を流した。
あるところでは願いが叶う、あるところでは大きくなれる、あるところでは一攫千金、、、
その結果、ここで見放されて死ぬのかな、、、
絶望の一文字だった。
そこへ例の人間が
魔理沙「見つけたぜ！観念しろ！」
そして手に持つ道具に力が込められていく。
足は限界、悲鳴をあげている。
私は死を覚悟した。
魔理沙「吹き飛べ！魔砲「マスタースパーク」！」
絆「マスタースパーク」
私が顔をあげると
例の人間は驚いた表情で固まり
例の人間が私を守っていた。
絆side
魔法の森へ入り、友達の絆を便りに進むと魔理沙さんが友達を追っかけまわしていました。
友達は相変わらずマントをつけて、、、木に引っ掛からないのかなあ、、、
魔理沙さんは八卦炉を取り出してマスタースパークを打とうとしています。ってマズイ！！！
とっさに魔理沙さんの絆を借りて杖に絆を込めました。
そうそう、この杖との絆が深まって新しい使い方が出来るようになりました。この杖、変形します。
使っている絆の力に合わせた姿に変形するようです。
例えば霊夢さんならお払い棒、咲夜さんならナイフ、お嬢様ならグングニルといった具合です。
今までは霊力を消費して作っていましたが、その必要が無くなりました。
今回は魔理沙さんなので八卦炉になります。そして魔力を込めてこちらもマスタースパーク。相討ちに。
二人とも驚いてるなー、、、
菫子side
魔理沙「絆、、、何してるんだ？どいてくれ！そいつにようが、、、」
とても驚いているけど、、、絆？誰？そもそも自分が二人いるところに驚くとこでしょ、、、
絆「すみません、道案内なら僕がします。友達ですから。」
友達？ふん、私に友達なんか、、、
絆「お久し振りです、すみれちゃん。」
すみれちゃん！？そんな呼び方するひとなんて、、、
絆「覚えてますか？うーん、ならこれで思い出せますか？友達の神秘！ナンバーハン！」
菫子「あ！？」
そうだ、昔コードネームをつけて三人で、馬鹿しあっていた。最も、漢字そのままだったけど、、、
でも、ハンもビョウも消えてしまった。私の前から、綺麗さっぱり。
悲しくなって、その後は荒れて不良になった。テストはいつも満点だったけど。
でも、友達を呼び戻すのとうるさいのを遠ざけるために今でも残している。
ハンとビョウといっしょに作った、秘封倶楽部は。
菫子「ハンちゃん、、、なの？」
絆「はい！」
魔理沙「ちょっと！私をおいてけぼりにして話を進めないでくれ！」
あ、忘れてた。
絆「この子、すみれちゃんは僕の元いた外の世界の友達なんです。」
あれ、絆がいるってことは、、、
菫子「って、もしかしてビョウも？」
絆「はい。平常運転ですよ。」
菫子「、、、そっか。」
よかった。ホントに。騙されたとはいえ、幻想郷に来て。
魔理沙「…………調子狂うぜ、、、帰る。」
そういって魔理沙さんは去って行きました。
菫子「助けてくれてありがと、ハン。」
絆「すみれちゃんが無事でよかったです。」
、、、純粋なのね、相変わらず。
菫子「それにしても、敵が増えたかと思ったわよ。」
絆「どうしてですか？」
菫子「あの人間と同じ服じゃない！」
絆「そういえば、、、」
なんでこんなややこしいことしてるのかしら、、、ん？
菫子「あれ、オカルトボール持ってるの？」
オカルトの香りがする、、、
絆「はい。一応、、、」
菫子「、、、わかったわ。」
絆「？」
絆はお化けの類いが苦手だからオカルトには疎い。いったほうがいいのか迷うけど、、、いっておきましょう。
菫子「絆、アンタはーーーー
ドッペルゲンガーね？
主人公のオカルト公開！
能力考えた結果です。しっくりきました。