東方 守絆然   作:reira

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輝針城の癒
~消えかける絆~


咲夜「何者かが近くで暴れていますね。掃除しないと。」

 

美鈴「あれ、咲夜さん。お出かけですか?」

 

咲夜「暴れている奴らの掃除よ。お嬢様たちにもつたえてね、美鈴。」

 

美鈴「了解です!」

 

 

 

 

 

それから一週間、咲夜さんは一向に帰って来ません。

 

 

 

 

 

絆「う~ん、最近なんだかおかしいですよね……」

 

なんというか、自分でもわかりませんけど、少なくともパチュリーさんからもらった杖との絆が消えていたのはおかしいですよね…

能力で元に戻しましたが、道具というのは使用者との絆で使うような物です。例えば、同じ物でも使い続けた道具のほうが使いやすいですよね?それは絆が結ばれて道具が使いやすいようにしてくれるからなんですよ。もし絆が無くなれば暴走し、意識が乗っ取られかねません。

 

そして、人里や湖、竹林で妖怪が暴れていたので退治しに行った咲夜さんや霊夢さん、魔理沙さんの絆のつながりがつかめなくなりました…

 

お嬢様は、『大丈夫よ。すぐ戻ってくるわ。』って言っていましたが…心配です。

 

絆「一体何が起こっているんでしょう…」

 

そんな考え事をしていると…

 

葉「キズナサン!」

 

絆「葉!?」

 

図書館の方から呼び声が!早くいかないと!

 

 

 

 

 

 

図書館

 

 

 

 

 

絆「葉!!」

 

葉「ア・・・・アウ……ア」

 

葉が剣を手に持っていて、剣からでる何か悪い力が葉を包もうとしてます。目も虚ろになってます。

 

絆「すぐ助けます!」

 

この杖は能力を強めてくれるみたいです。『絆を扱う程度の能力』は友達の絆を使うだけでした。それは能力の力が不足していたためらしいです。杖のお陰で応用が出来る強さの能力になります。

自分の杖が取り込まれかけた時はすぐに気づいたので力不足でもなんとかなったのですが、確実に治すために杖をつかいます。

 

杖を取り出して能力を使います。対象は葉と道具の間に結ばれた絆。

 

 

 

 

悪の力に取り込まれた絆を解き放て!

 

 

 

 

すると道具が光輝き、葉の目も光を取り戻しました。

 

葉「絆さん!」

 

絆「大丈夫!?」

 

葉「お陰さまで!」

 

良かったです……他の人は大丈夫でしょうか?

 

絆「皆さんの様子も見てきます!」

 

葉「お願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

~少年修復中...~

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「つまり、私達は道具に乗っ取られかけていた、というわけね。」

 

絆「流石、話が早いです。」

 

美鈴さんは気を操る能力でなんとか出来ていて、パチュリーさんと小悪魔さんは本、お嬢様はブローチ、フランさんはお人形さんが暴走しそうでした……早めに気づいて良かったです。

 

パチュリー「つまり、今回の異変は道具に乗っ取られる異変なのね。だとすると、咲夜や白黒、紅白は相手側でしょうね。」

 

絆「え!?」

葉「そんな!?」

レミリア「咲夜が!?」

 

霊夢さんや魔理沙さん、咲夜さんに勝たないといけないのですか!?

 

パチュリー「咲夜はナイフ、白黒はハ卦炉、霊夢は陰陽玉といったところかしら。人間は道具を使うことが多いから…それに、他にもいると考えたほうがいいわ…」

 

お、お嬢様が泣いて…

 

 

 

 

 

 

ダン!!!!

 

 

 

一瞬でみんな静かになった…

 

 

 

 

 

 

レミリア「葉、絆、行ってきて。目的は異変解決。咲夜の代わりに犯人をコテンパンに、いいわね?」

 

葉「はい!行ってきます!」

絆「もちろん!」

 

レミリア「美鈴は門を閉める!こんな時に寝てられなんかいないでしょ!」

 

美鈴「はい!ネズミ一匹通しません!」

 

レミリア「パチュリーと小悪魔は情報収集!」

 

パチュリー「わかったわ、レミィ。」

小悪魔「おてつだいします!」

 

レミリア「私とフランは夜の間には外を散策よ!他にも異変でおかしくなってる奴らがいると思うから、それを止めるわ。」

 

フラン「わかったわ♪お姉様♪」

 

レミリア「みんな警戒して事にあたってちょうだい、いいわね!」

 

 

 

 

 

 

 

一同「「「「はい!(か、カリスマだ!!!)」」」」

 

 

 

 

 

 

 

こうして、僕達は異変解決に動き出しました。




新小説も書きたいけど長くなる予感がプンプンしますね…

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