やっぱり、新小説を書きたいとはいえ、全てのキャラを出したいというのもあるので…
キノコの日の次の日
妖怪の山
絆「すみませーん!!」
文「あやや、って絆さん!?」
今日は珍しくお嬢様が『新聞を読みたいわ。絆、取ってきてらっしゃい。』と言ったので、新聞を取りに来ましたのです。
それでスキマを使って来たのですが…
?「誰だ!ここは妖怪の山、人間は立ち入り禁止だ!」
頭に白い耳、そして白いしっぽの人と
?「まぁまぁ、スキマを使っている時点で人間とは言いがたいんじゃないか。それに、この前来た白黒よりも大きな魔力を感じる。」
?「まぁ、それもそうだが…」
大きなかばんを背負った青い人がいました。
絆「ジーー」
?「ん?なんだ?」
しっぽ柔らかそう……モフモフ♪
?「ひゃあ!?」
ナニコレ!気持ちいい!!モフモフモフモフ♪
?「や、やめ、やめてー!」
文「おお、これは新聞記者の血が騒ぎます!」
?「ははは、しっぽが気に入ったみたいだね。」
あ、ちょっと失礼ですね。
絆「あ、すみません。はじめまして、絆といいます。」
にとり「かっぱのにとりさ、盟友。よろしく。」
め、盟友?
文「あやや、いきなり盟友はどうかと…」
絆「かっこいいですね!盟友さん、よろしくです!」
にとり「あ、ああ。よろしく。」
あれ、何か驚いてる?
文(フレンドリーですね。相変わらず)
あと、もう一人はずっと黙ってますね…
怒っているのでしょうか。
絆「あの…お名前は?」
?「あなたに名乗る名はありません!」
やっぱり怒ってる?
にとり「ははは、照れてるだけさ。気にしなくていいよ。」
文「彼女は椛、妖怪の山の警備をしてます。」
二人が教えてくれました。
絆「そうなんですか。椛さん、よろしくです。」
椛「…よろしく、絆。」(久々でちょっと気持ち良かったなんて言えない…)
面白い人達です。
文「ところで、何をしに来たのですか?」
あ!?危うく忘れるところでした!!
絆「そうです、新聞を取りに来たんですよ!珍しくお嬢様が読みたいと!!」
にとり「え、でも…」
文「ホントですか!?うれしいですね、すぐに届けます!」
そして文さんは飛び去りました…
絆「あ、ちょっと!待ってください、文々。新聞と花果子念報という新聞なんですけど!」
にとり「花果子念報?何だそれ?」
椛「ああ、あの引きこもりの新聞か。」
引きこもり?
絆「新聞記者なのに、ですか?」
椛「どうも、能力で念写して新聞にしているらしい。お陰で外にでることがないのだ。」
絆「なんだか、凄そうですね…」
椛「ところが、彼女の新聞は新鮮味に欠けると有名でね。文が偽の記事なら彼女は誰でも知っている記事なのだ。」
にとり「意味がない気がする…」
ははは……
絆「その人のところへつれて行ってくれませんか?」
椛「ああ、いいとも。」
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はたての家
はたて「ふっふっふ…昨日は思いきって外へでて正解ね!いい記事が書けたわ!」
椛「おーい、引きこもりー!」
はたて「誰が引きこもりよ!昨日は外にでて記事をかいたんだからね!珍しく!」
珍しくしたらダメですよね…
絆「はじめまして、絆です。新聞を一部貰いに来ました。」
椛「珍しい客だぞ、はたて。」
はたて「あ、そうなの!?ちょっと待ってて、取ってくる!」
しばらくして
はたて「はい、新聞。」
絆「ありがとうございます!では、帰りますか。」
そういって、スキマを開く。
はたて「え、何それ!?」
椛「また来いよ。あ、にとりからきゅうりを預かってるぞ。家で食ってくれってさ。」
絆「あ、ありがとうございます。」
きゅうりなら…量的にポテトサラダかな?
文「良かった!まだ帰ってなかったです!」
絆「あ、文さん。新聞ですか?」
文「新聞なら既に届けました!大天狗様からお礼だそうです。その中にあなたの妖怪の山の出入り許可証もあるので、妖怪の山にいく時は持っていてください。」
許可証?
椛「文がいたから良かったが、普通は出入り禁止なんだ。許可証があれば警備隊に襲われることはないから、必ず持っていてくれ。」
絆「そうなんですか。ありがとうございます!大天狗さんにもお礼を言っておいてください。またきますね。」
はたて「大天狗と知り合いだったの…」
はたてさん唖然としてますが、何故でしょうか?ま、いっか。
椛「また暇があれば将棋でも。」
絆「はい。いいですよ。では。」
そうして僕はスキマのなかへ。
そういえば、どんな新聞記事なんだろう?
そう思って読んでみると、身だしには茨に拘束されて弾幕にあたる文さんが。えーと、簡単に言うと、紅騎さんとルナさんがいちゃついている写真を撮ったのでスペルで攻撃された、ってことみたいです。面白いですね!外に出ればいいのに…
咲夜said
紅魔館
美鈴「Zzz」
咲夜「起きなさい!」
最近拾った剣を投げます。これは相手を狙って飛んでいくので使い勝手がいいですね。
美鈴「いたっ!?」
咲夜「おはよう、中国。」
文「あやや、邪魔ですか?絆さんに言われて新聞を届けに来ました。では」
咲夜「あら、ありがとう。……納得したわ。」
美鈴「?何がですか?」
そこには口づけをしたまま寝ている絆と葉が写っていた。