その後、少し開けたところにでた。周りに紫色のモヤがかかった嫌な部屋だった。
霊夢「ここで植物の力を返すのね。」
葉「はい、そうです。」
絆「約束は守るから。しっかり役目を果たすことに集中してください。」
魔理沙「さよならは言わないぜ、また特訓しような。」
霊夢「あんたといっしょにいて楽しかった。暫く会えないけど、また会いましょう。」
レミリア「また私の館で働いてよ、葉。」
咲夜「いつでも歓迎致します。」
みんなそれぞれ挨拶をする。みんなが希望に満ちていた。
葉「みなさん、ありがとうございます。また会いましょう。…絆さん、ひとつお願いしていいですか?」
絆「何ですか?」
葉「その…抱き締めてください。」
顔を赤くして葉はいう。それを見て、僕も顔が赤くなる。
絆「ええ、もちろんです。」
嫌じゃない。そもそも、僕からしたい。そうやって、二人で抱き締め合う。
そして、僕から葉にキスをする。
葉も驚いている。顔は真っ赤。でも、嬉しそうだ。
魔理沙「見せてくれるなー。」
レミリア「まぁ、いいんじゃないかしら。」
霊夢「さぁ、いって。葉。」
葉「また、会えたらしてください。」
絆「はい、もちろん。」
そして、葉は力を開放した。
はずだった。
葉「あれ、頭が……」
絆「葉、大丈夫?」
心配して近付く。
そして気がついた。目が赤くなっていることに。
霊夢「毒ね。」
魔理沙「私の一番弟子に何するんだぜ。」
絆「葉を元に戻しましょう!」
僕は叫んだ。
レミリア「もちろんよ!」
咲夜「いきます、お嬢様!」
魔理沙「私の一番弟子を返せ!」
霊夢「異変解決の邪魔しないで!」
みんなの気持ちはひとつ。葉を…毒を消して浄化する。
そして、激しい戦いが始まった。
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とてつもない攻撃だった。なにせ、気分や調子を崩すスペルばかりだったからだ。ねばねばして動きづらくなったり、体が痺れて動けなくなったり、スペルが消失したりした。
霊夢「葉ってこんなに強かったの!?」
魔理沙「流石、私の一番弟子だぜ。」
レミリア「そんなこといってる場合?」
咲夜「攻撃きます!」
神命「予定調和の波動」
とてつもない威力の攻撃が僕達を襲った。それをもう一度しようとする。
が、ふいに動きがとまる。
葉「なんだかふわふわします。」
あれ?葉?
絆「大丈夫ですか?」
葉「はい、少し体がふわふわするんです。」
魔理沙「それは違う意味で危ないぜ。」
それは僕も思った。
葉「頑張ってください。」
葉乱「リーフストーム」
それは僕達を癒した。今までの葉のように。
そして葉はふたたび目が赤くなる。
絆「葉…ありがとう。」
そして、ふたたび僕達は戦い始める。
その後、なんとか勝利を納めた。
そして僕だけ、別の場所に転送された。