東方 守絆然   作:reira

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~今と昔~

紅魔館・時計台

 

レミリアside

 

 

 

レミリア「運命の通り。来たわね、博麗の巫女。」

 

霊夢「早くこの霧を止めなさい!」

 

レミリア「ええ、そのつもりよ。」

 

霊夢「は?」

 

レミリア「今回の異変は何のために起こしたと思う?」

 

霊夢「吸血鬼の弱点の光を防ぐためでしょ。」

 

レミリア「もう日焼け止めがあるのに?」

 

霊夢「……そこなのよ。ずっと引っ掛かっているのは。正直わからないわよ。関係ないじゃない。」

 

レミリア「…ある時にそっくりじゃない。紅い霧、紅い月……これを見てもわからない?」

 

霊夢「…………………」

 

レミリア「今回の異変の本当の目的はあなたに喝を入れることよ、霊夢。」

 

霊夢「は?何言ってるのよ。」

 

レミリア「私が前に霧を起こした時のあなたはもっとかっこよかった。植物の異変なんてすぐ解決できた。それだけよ。」

 

そう、霊夢は異変を解決するってやる気があった。植物の異変はそれがなかった。それが私は気に入らないの。

 

霊夢「……それだけ?」

 

レミリア「それだけよ。」

 

霊夢「つまり、弾幕勝負をしろってことね。わかったわよ。受けてたつわ。」

 

レミリア「ふふ、そうこなくっちゃ。……そろそろくるわよ。」

 

霊夢「は?」

 

私の見た運命の通りなら、向こうからくる。霊夢にはわからないだろうけどね。

そこには4つの人影があった。

 

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紅魔館・上空

 

絆side

 

 

 

葉「待ってください!」

 

文「待ちません!あ、霊夢さん。犯人発見ですか!」

 

早苗「犯人!ここは私が!」

 

絆「いまです!合絆「追跡連舞」!」

 

異世界の友達のスペルが元です。とにかくメチャメチャ早いのが持ち味のスペルに霊夢さんのホーミング要素を加えました。

 

文「あやや!速すぎですよ、わっ!」

 

やっと攻撃できました。

 

絆「お嬢様!大丈夫ですか!」

 

レミリア「…今日は自由よ。大丈夫だから。」

 

絆「でも……」

 

早苗さんと霊夢さんがやる気みたいです。つまり2対1なんですよ。そうなると不利です。

 

レミリア「大丈夫よ、遊ぶだけだから。」

 

フラン「遊び!?私もする!」

 

絆「フランさん!?」

 

霊夢「なるほど、2対2ね。」

 

早苗「異変解決です!」

 

文「おおっスクープです!」

 

葉「写真を返してください!」

 

 

 

操符「マニキュレーテッドフェイト」

 

 

 

文「うわーー!」

 

葉が文さんを吹き飛ばしました……

 

絆「葉……」

 

葉「あ、絆さん……」

 

絆「すごいです!特訓の成果だよね!」

 

葉「はい、そうです!」

 

絆「お嬢様は大丈夫そうですから、デートしましょう。最近特訓でデートしてませんから。」

 

葉「やった!ありがとうございます!どこ行きます?」

 

絆「まず友達にごちそうしないといけないですね。」

 

葉「そうですね。いっしょにつくりましょう!」

 

絆「そうですね、つくりましょう!」




霊夢「ところで、なんであんたはきたの?」

フラン「人形のお姉さんと遊んだらすぐ終わっちゃったの。だから、つまんなくなって来ちゃった。そこの人は耐えてくれるよね。」

早苗「へ?」

レミリア「そっちは任せたわ。フラン。私は霊夢で遊ぶわ。」

フラン「わかったわ、お姉さま。」

霊夢「勝手に話をすすめないで!」

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