案外楽しいです。
紅魔館・武道場
美鈴side
美鈴「なかなかやりますね!」
妹紅「あんたこそ寝てばっかりのくせに!」
何故こんなところで戦っているのかですか?植物を燃やしたくないのはこちらも相手も同じだからです。
残り残機は2対1。こちらが不利です。
妹紅「なら!」
美鈴「!」
相手に羽交い締めにされました…自滅技ですか!
妹紅「燃え尽きろ!」
*こんな世の中燃え尽きてしまえ!*
妹紅「終わったろ、リザレクション」
相手が油断したところにスペルを出す。
華符「破山砲」
妹紅「くっ!どうやってあそこから…」
美鈴「間接外しは心得ているので!」
妹紅「…負けたよ。」
美鈴「え?まだ1機ありますよね?」
妹紅「あのスペルは自分の機数を犠牲にするの。だからあなたの勝ち。」
美鈴「……ありがとうございました。」
妹紅「こちらこそ。楽しかった。」
美鈴「待ってください、私にそれを隠さなかったのは何故ですか?」
隠してまだ戦っていることもできた。何故しなかったのだろう…
妹紅「…遊びはルールを守らないとつまらないだろ?」
美鈴「フフッ、それはそうですね。」
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紅魔館・図書館
魔理沙side
土日符「ロイヤルトリリトン」
魔理沙「いやこれ回避できないだろ!」
ロイヤルフレアもキツいのに、さらに前からも弾幕が襲ってくるなんて冗談も程々にして欲しいぜ。
魔砲「マスタースパーク」
パチュリー「そんなにスペル使って大丈夫かしら?」
魔理沙「もうスペルがないぜ…」
残機1制。相手はもうスペルはない。私は最後に1つまだ残っている。
パチュリー「これで終わりよ!」
火水木金土日月「賢者の杯」
あっけなく色とりどりの弾幕にあたる。
魔理沙「くそっ私もまだまだだな、やっぱり天才には努力しても勝てないのかな…」
パチュリー「あなたらしくないわね。少なくとも私は天才なんかじゃないわよ。」
魔理沙「じゃ、どうして…」
パチュリー「研究しただけよ。何百、何千、何万年もね。」
魔理沙「!?」
パチュリー「努力して勝てないならもっと努力しなさい。ちゃんと返してくれるなら、貸してあげるから。」
魔理沙「パチュリー……ありがとうな。」
…慰められてばかりだぜ。
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紅魔館・ロビー
咲夜side
なんであんなところを見られるのでしょう…記憶から抹消しないと……
私の遊びとは、お嬢様や妹様、パチュリー様や中国の人形づくりです。…バレたら怖いのです。人形で遊ぶメイドなんて、お嬢様の目にはどんな風に映るのでしょう…
ウドンゲ「ちょっと、怖いですよ!うわーん!逃げろ逃げろ~!」
咲夜「待ちなさい!」
ウドンゲ「待ったら殺されるー!」
咲夜「大丈夫よ。壁にめり込むだけだから……」
ウドンゲ「うわーん!!」
……その後、ウドンゲは壁にめり込んだ状態で発見された。
ウドンゲ可哀想…