東方 守絆然   作:reira

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~散りゆく花~

葉side

 

 

葉「お姉ちゃん…本当に」

 

文花「今回の異変は私が起こしたよ。」

 

魔理沙「それが聞けたら充分だぜ。」

 

霊夢「退治させてもらうわ!」

 

文花「させない!」

 

すると、霊夢に向かって大きな竜が襲いかかる。

 

霊夢「面倒ね…」

 

レミリア「こっちは私と咲夜でなんとかするから、霊夢と魔理沙はあっちを…」

 

咲夜「お嬢様、思い切り掃除させてもらいますよ。」

 

レミリア「あれに手加減なんていらないわ。」

 

霊夢「任せたわよ。」

魔理沙「サンキューな。」

 

 

霊夢「さてと、ジャマもいなくなったし」

 

魔理沙「葉の師匠として、な。」

 

葉「…みんなを、植物を」

 

文花「あれからどれだけ成長したかを」

 

 

霊夢「退治してあげるわ、花の妖怪!」

魔理沙「かっこいい魔法を見せてやるぜ、弟子の姉!」

葉「私の友達を返してください、お姉ちゃん!」

文花「見てあげるわ、可愛い妹!」

 

====================

 

絆side

 

絆「つまり、葉の体は植物の力でできているから、植物をもとに戻すと葉も消える……」

 

幽香「そういうことよ。」

 

絆「…では、葉の血に異変を治す効果があるのは」

 

紫「植物の力を集めているから、血には植物の力がこもっている。おそらくそれね。」

 

絆「葉を復活させる方法は……」

 

紫「私が把握している限りではないわ。」

幽香「ないわ。」

 

絆「…そんな、」

 

幽香「だから、あなたには最後まで葉の味方でいて欲しいの。」

 

絆「…わかりました。」

 

紫「よかったわ。話をわかってくれて。」

 

絆「ただ、諦めるつもりもありません。」

 

幽香「どうするの?」

 

絆「葉と、みんなと、探します。」

 

紫「そう……」

幽香「応援してるわよ。」

 

絆「では…」

 

スキマを開いてみんなのところへ戻ろうとする…が

 

紫「待って、まだあるの。」

 

ゆかりんに閉じられた。

 

絆「ゆかりん、なに?」

 

紫「これを見て。」

 

そういってスキマを見せてくれた。そこに映っていたのは…

 

絆「なに?これ?」

 

紫「どうやら、結界の中で戦っているみたいよ。」

 

絆「お嬢様と咲夜は竜かな。霊夢と魔理沙と葉で戦っている相手は?」

 

紫「文花っていう妖怪で、花の妖怪ね。植物の力を集めるために、時間稼ぎをお願いしたの。この結界は特殊で、スキマが使えないわよ。」

 

絆「じゃ、みんなのところへいけません…」

 

紫「あと、こっちも準備万端みたいよ。」

 

今度は藍さんーーいや、藍さん達が映っている。

 

絆「これは?」

 

紫「私の式が勘違いして、葉を封印しようとしているの。後でばっちりしかっておくわ。」

 

葉を封印?

 

絆「なんでそこに妹紅さんやウドンゲさん、神様や慧音さん、輝夜さんに文さんまで…」

 

紫「植物をダメにされたと考えてるみたいね。」

 

絆「僕、いって来ます!」

 

幽香「どこに?」

 

絆「みんなのところへ、です!」




幽香さんが優しい。

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