東方 守絆然   作:reira

53 / 140
~驚愕と真実~

絆side

 

絆「そうですね、1つだけです。」

 

幽香「何かしら?」

 

絆「葉と、お付き合いさせてもらっていてもいいですか?」

 

幽香「そのことは紫から聞いているわ。べつにいいけど、あの子の味方でいてくれる?」

 

絆「もちろんですよ。」

 

幽香「ふふ、ならいいわ。好きになさい。」

 

紫「…あの子は消えちゃうのだけれど……」

 

絆「え!?消えちゃう!?」

 

幽香「ちょっと、紫。それはナイショに…」

 

紫「話すべきよ。ちゃんとね。」

 

=====================

 

藍「あともう少し…」

 

霊夢「待て~!」

 

おいかけっこをしていた…しかし、急に回りが一変した

 

葉「これって…」

 

霊夢「結界!?」

 

魔理沙「あの狐、面倒なことしてくるぜ。」

咲夜「速く抜けましょう。」

レミリア「当然よ。」

 

葉「お姉ちゃん…」

 

霊夢「は?」

 

葉「これって、お姉ちゃんの結界です…」

 

魔理沙「そうだ、姉がいるって言ってたな。」

 

霊夢「それを速くいって!あやしいじゃない!」

 

葉「なら、どうして…あんなに植物が大好きなお姉ちゃんが、私のジャマを…」

 

霊夢「異変犯人第一号ね。」

 

葉「そんなわけ!?ないですよ!絶対に!」

 

霊夢「わかっただろうけど、植物の異変はたぶんあなたが起こしているわ。」

 

葉「え!?」

 

魔理沙「博霊神社、魔法の森、霧の湖、紅魔館…異変が起こったのは私達が旅した順番なんだぜ。」

 

レミリア「狐はそれを阻止しようとしたの。」

 

葉「そんな…」

 

咲夜「あなたが知らないなら、起こそうと思ってしたことではないでしょう?」

 

葉「もちろんです!」

 

魔理沙「だから、誰かに利用されたって考えるのがふつうだろ?私達はそれで考えてるぜ。」

 

葉「………」

 

レミリア「もたもたしてしまったわね。さぁ、速く抜けましょう。」

 

葉「いきましょう。奥へ。私が案内します。」

 

魔理沙「大丈夫か?」

 

霊夢「大丈夫よ。今は葉に案内してもらいましょ。」

 

魔理沙「でも………」

 

霊夢「今は大丈夫。私の勘が言ってるわ。」

 

レミリア「おいてくわよ。」

 

魔理沙「わかった。信じるぜ。」

 

葉「任せてください!」

 

 

 

 

葉は迷わず奥へ進んだ。

 

葉「この先出口ですけど、しっかり準備してください。」

 

霊夢「ありがとう。」

 

レミリア「霊夢がお礼なんて珍しいこともあるのね。」

 

霊夢「私だってお礼くらいいうわよ。」

 

魔理沙「準備OKだぜ。」

 

霊夢「いくわよ、葉。」

 

葉「はい。注意してくださいね。」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ…

葉「来ます!」

 

霊夢「なに、この揺れ!」

 

そして、大きな竜が現れた。

さらに、人影もある。それは……

 

葉「お姉ちゃん!」

 

葉の姉、文花だった。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。