東方 守絆然   作:reira

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速いですが、異変を明らかにしておきます。


~異変の正体~

絆side

 

 

 

絆「ゆかりん!?…あれ?ここは…」

 

僕はゆかりんのところにスキマを繋げたんだけど、ここは…ちがう人の家だ。

 

紫「あら、絆じゃない。」

 

?「勝手に人の家に入って来ないで。」

 

絆「あ!あのときのお花屋さん!」

 

幽香「あら、覚えていたの。あと、本名は幽香よ」

 

なんか最近昔の知り合いとよく出会うな~。

 

幽香「聞いてるわよ。あなたと葉が付き合っていること。あの子はどうしてる?」

 

絆「葉のこと知ってたんですか?」

 

幽香「もちろん。私が作った子だもの。」

 

紫「今回の異変解決のためにね。」

 

絆「二人とも知ってるんですか。どちらの異変ですか?」

 

人や妖怪が暴れだす異変でしょうか?それとも植物が急に枯れる異変でしょうか?

 

幽香「両方よ。」

紫「両方ね。」

 

絆「えーー」

 

なんかすごい脱力感が…

 

幽香「この二つの異変は別々に見えてるけど、関連性は深いの。」

 

紫「今までの異変のことは聞いたかしら?」

 

絆「はい。お嬢様が日の光を防ぐために霧をだしたり、桜を咲かせるために春を集めた人のために春が訪れなかったり、追っ手から逃げるために月を隠したり、花が咲き乱れたり、自分の神社のために他の神社を潰そうとしたり、地獄の霊が間欠泉とともに出てきたり、さらに間欠泉とともにお宝の船がとんだり、神霊が騒いだり………」

 

紫「充分知ってるわね。」

 

幽香「今回の異変の始まりはそれなのよ。」

 

絆「それ?」

 

幽香「今までの異変に植物が耐えられなくなった。それが全ての始まり。」

 

紫「耐えられなくなった植物は毒をだすようになった。」

 

絆「じゃ…」

 

幽香「それが人や妖怪が暴れだす異変ね。」

 

紫「毒を取り除くために植物の力を集めて浄化する必要があった。」

 

幽香「その役目を背負ったのが葉よ。」

 

絆「彼女はこのことを知っているんですか?」

 

紫「知らないわ。」

 

幽香「いるだけで植物の力を集めるの。こっちに送られてきて、それを浄化するだけ。簡単でしょ?」

 

絆「では、もう1つの異変は?」

 

紫「植物の力をこちらに集めるってことは、植物の持つ力が抜かれるのと同じよ。」

 

幽香「それが異変の原因。」

 

絆「ちょっと待ってください。じゃ、葉は自分で知らずに植物を枯らしているってことですか?」

 

幽香「枯れるわけではないわ。葉が力を全部集めて返したらまた咲くの。」

 

紫「そういうこと。」

 

絆「そっか…」

 

ほっとした。

葉が枯らしているなんて、説明が難しいからね。

 

紫「まだ聞きたいことはある?」

 

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葉side

 

 

 

藍「葉、ちょっと話がある。」

 

葉「なんですか?」

 

藍「各地で植物が枯れる異変は知ってるな。」

 

葉「はい。それを解決するために頑張ってますから。」

 

藍「ふん、異変を起こしているのはお前のくせに。」

 

葉「へ?私が?」

 

藍「とぼけてもムダだ。植物を返してもらうぞ。」

 

とっさにみんなが出てきた。

 

霊夢「やっと本性を現したわね、猫被った狐!」

 

魔理沙「私の弟子に用があるなら私を通せ。」

 

レミリア「友達を危険にさらすわけないじゃない。」

 

咲夜「こんな簡単にはまるとはね。」

 

藍「おっと、こうなったら…」

 

霊夢「勝てる?」

 

藍「逃げるが勝ち!」

 

霊夢「逃がすか!」


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