心綺楼編はあまり物語と関わらないコラボ回です。
~失われた希望~
異変の始まりは、丑三つ時だった。
紅魔館のみんなが希望がなくなったかのように静まりかえったのだ。
紅い悪魔、悪魔のメイド、悪魔の妹……
果ては知識と日陰の少女から華人小娘まで、みんなぼーっとしていた。
僕の大好きな彼女、親切な悪魔の友人も例外ではなかった。
次の日の朝はお祭り騒ぎだった。そして静まりかえって、また騒ぐ。これの繰り返しだった。
このなかでも、彼……友を愛する人は希望を失わなかった。それどころか、彼のもとに希望が集まっていた。友だちの希望が。
絆「かならず、みんなを助ける。でも、どうしたら…」
そんな時、宗教家の活動が活発になって、大会が開かれていることを知った。
これでみんなの希望になれば、活路が見いだせるかも……
そんな思いから彼はその大会に参加した。
愛する友人や彼女を救うために。
大会 対戦表
絆「色んな人が参加するんですね。」
なかには知っている友達が数多くいた。なかには知らない人もいたが……
絆「ま、いいですか。相手が誰だろうと、勝ってみんなを助けるんです。」
それは彼の希望、そして友達の希望であった。
余り知られていないが、彼も修行をしていた。お陰で、合わせる絆同士の絆は必要がなくなった。
友の友は、友である。そんな感じである。
絆「一回戦は…見るのはやめましょう。」
誰だろうと、勝つ。彼には決意が満ちていた。
勝って友達を助ける。
絆「場所は人里ですね。ルールは…とにかく相手を倒せ?適当ですね。」
紫「ま、希望を求める人がかってにつくっただけよ。」
ゆかりん!?びっくりした~。
絆「ゆかりん、何かあったの?」
紫「ええ。その大会についてね。まず、とにかく、派手な試合をして、観客を引き付けること。」
絆「観客?」
紫「ええ。何かするなら味方は必要よ。あと、修行の成果か希望が集まっているからかはよくわからないけど、あなたの能力が強くなっている。」
絆「うーん…そんなに変わった気がしないですよ?ゆかりん。」
紫「具体的には、対象が選べるようになっているみたい。そして最後、外の世界からも大会参加者がいるみたい。」
絆「…外の世界?博霊大結界の先から?」
紫「いいえ。違うわ。この幻想郷でない別の幻想郷の友人が参加したみたいなの。」
絆「別の幻想郷?」
紫「これは霊夢にも話してないけど、幻想郷は複数あるの。世界ごとで多少人は異なるけど、忘れられた人。つまり、異変を起こした人はどの幻想郷にもいるわ。」
絆「うーん…むずかしい。」
紫「まぁ、私がこちらの幻想郷に招いた人が参加しちゃったって理解してくれればいいわ。」
絆「強いんですか?」
紫「ええ。強いわよ。」
絆「関係ないです。勝って、みんなを助けます。」
紫「……安心したわ。伝えたいことは伝えたわ。頑張ってね。」
次回からコラボです!
そのため、コラボ募集しています。気軽に参加してください。感想欄でもどこでもOKです
あ、5月30日までです。
追記
話の流れ的に絆を勝たせます。話が進まなくなるので…
そのため、チート能力は少し制限をかけます。すいません。