次の日の朝
絆「ん~あ、葉、おはよう。」
葉「おはようございます。」
葉はいつのまにか枕から僕の腕に頭をのせていた。
絆「葉はいつ起きたの?」
葉「ついさっきです。ほぼ同時ですよ?」
絆「そっか。」
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絆「おはよう。」
葉「おはようございます。」
アリス「昨日はどうだった?」
美鈴「楽しめました?」
魔理沙「大丈夫だろ?抱きしめあって寝てたし。」
咲夜「なかなか楽しめたようね。」
絆「朝からからかうのやめてください!…って、みてたんですか!」
葉「大丈夫ですか?」
いつのまにか二人は起きていた。体調は大丈夫なのか?
魔理沙「話はアリスから聞いてるぜ。」
咲夜「助けにいきましょう。」
絆「はい!」
葉「わかりました!」
あ、そうそう。
絆・葉「「昨日は泊まらせて頂いて、ありがとうございました!」」
神奈子「かまわんさ。」
諏訪子「早苗をよろしくね。」
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妖怪の山
咲夜「ところで、作戦はあるの?」
絆「へ?」
葉「えっ?」
美鈴「えーと…」
アリス「ないわね。」
そういえば、まったく考えてなかった。目から鱗とはまさにこのこと。
魔理沙「私が考えたのがある。大丈夫だ。」
咲夜「どんな?」
魔理沙「まずは、私が死んだことにする。そこはアリスが上手く演技してくれ。アリスと美鈴と咲夜が戦っている時にすきをみて思いっ切り鉄の輪を当てる。そのあいだに絆はみんなを助けてくれ。たぶん、みんな気づいただろうから、スキマでいけるだろ?」
絆「あ、はい。使えます。」
言われてみれば、スキマが使えるようになっている。
葉「私は?」
魔理沙「保険だ。」
葉「保険?」
魔理沙「…ちょっときてくれ。」
葉「え?あ、はい。」
絆「…二人を待ってましょう。」
咲夜「ちょっと待って、絆。」
絆「何?」
咲夜「これを使って。」
そう言って差し出されたのは、咲夜さんが普段使うナイフだった。
絆「これは?」
咲夜「みんなは縛られているでしょうから、助けるのに使えるわ。」
絆「なるほど。ありがとう。」
咲夜「お嬢様を助けるためよ。後で返して。魔理沙みたいなことはしないでね。」
絆「はい!」
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葉side
魔理沙「これを渡しておく。」
葉「え?これ、魔理沙さんの八卦炉ですよね。」
魔理沙「そうだが?」
葉「なんでですか?」
何故、魔理沙さんが私に八卦炉を?
魔理沙「結界が二度張られた時のことも考えておかないとな。だから保険だぜ。何かあったら、これを使って思い切りリーフ…いや、マスタースパークをうつんだ。」
葉「……大丈夫でしょうか?」
魔理沙「大丈夫だぜ。私の一番弟子だからな。」
葉「…わかりました。」
魔理沙「頼りにしてるぜ。」
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絆「魔理沙、話は終わった?」
魔理沙「ああ。いくぜ。早苗を…みんなを助けにな。」
次回、早苗を救出に向かいます。