美鈴side
紅魔館
美鈴「………暇ですね~」
アリス「あれ?あなたが起きているなんて珍しいわね。」
美鈴「アリスさん、何用ですか?」
アリス「本を返しにきたのよ。」
美鈴「なら、問題はないでしょう。」
アリス「それにしても、ホント、あなたが起きているなんて珍しいわ。雨でもふるんじゃないかしら?」
美鈴「失礼ですよ。空をみてくださいよ。雨なんて…え、なんだろ?あれ?」
何かがものすごいスピードでとんでいる。
アリス「あれ……葉と絆かしら?」
美鈴「そんなわけ…葉さんと絆さんですね。」
アリス「あなたが起きているから…」
美鈴「おかしいですよ!理不尽です!」
アリス「このままだと、湖におちるわね。」
美鈴「助けましょう!」
絆side
ロビー
絆「うーん…あれ?ここは……」
アリス「ホント、効果あるのね。」
美鈴「大丈夫ですか?」
絆「紅魔館?」
美鈴「はい。とんできて、近くの湖におちたんですよ。」
アリス「びっくりしたわ。」
絆「そうですか…」
どうやら、紅魔館まで飛ばされたらしい。
途中、だれかに助けられた気が…この二人かな?
絆「葉は…」
アリス「まだ寝てるわよ。」
絆「そうですか…様子見てきます。」
美鈴「あ、こちらです。」
客室
美鈴side
美鈴「ここです。」
絆「ありがとう。」
絆さんははいっていった。
続けて入ろうとしたが、アリスさんに止められた。
美鈴「なんですか?」
アリス「空気読みなさい。二人にしてあげましょう。」
絆side
絆「葉…」
心配。でも、どうすればいいかな?
…昔、そばにいることもできなかったって後悔したな。
そばにいるか。
手を握って、そのまま眠ってしまった。
葉side
葉「うーん……って、絆さん?」
起きたら、どこかの部屋で、絆さんが私の手を握ったまま私の枕の半分を使って寝ていた。
葉「えーと……はう~」
何故かわからないけど、好きな人といっしょに寝ていた。
葉「絆さん…嬉しいです。チュッ」
絆「ん……葉?」
葉「エヘヘ、お目覚めパッチリですか?」
キスしてたところで絆さんの目が覚めた。
絆「葉…ありがとう。」
葉「エヘヘ。」
絆「もう起きてたのか…」
葉「はい。」
絆「手をつないだまま?」
葉「はい。あ、手を離さないでください。」
絆「…二人に何言われるかわからないけど、いきましょう。」
葉「はい。」
ロビー
絆side
絆「葉が気がつきました。」
葉「心配させてすいません。」
アリス「じゃ、説明してくれる?」
手握っているのは触れないでくれた。ありがたい。
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アリス「そう、あの早苗にみんなが?」
美鈴「結界を張っていたなんて、面倒ですね。しかも、あの巫女やお嬢様でも敗れないとすると、よほどの結界でしょうね。」
アリス「早苗が二柱を追い出したってホント?」
絆「はい。」
アリス「協力してくれそうね。しかも二人も。」
葉「あ!」
絆「なるほど…」
美鈴「流石です!」
アリス「みんなを助けるために、二人のところへいきましょう。」