~妖怪山の天狗~
文は一足先に妖怪の山へ葉の血を届け、僕たちは徒歩で向かう。
葉「またあの山を登るんですか~。」
絆「頑張っていこうな。」
葉「はい!」
しばらくして、
文「遅いですよ。」
霊夢「あんたより速く動けるようなのいないわよ。」
文「あやや、それは失礼。」
流石、幻想郷最速である。
咲夜「足りた?」
文「足りないからきたんです。」
足りなかったらしいです。そういえば、天狗って何人いるのかな?
葉「わかりました。」
文「じれったいので、借ります。」
葉「へ?」
文は葉の腕を掴む。まさか…
文「では!」
文はそのままとんでいった。葉をつれて。
絆「葉ーー!」
葉をつれていかれた…
レミリア「どうしようかしら…」
みんな戸惑っています。そりゃそうですけどね。いきなり現れていきなり連れ去られましたから。
絆「僕いって来ます。ウドンゲさん、道具を。」
ウドンゲ「え?ええ。」
絆「では行ってきます。」
スキマを開いていった。もちろん、葉のところへ。
魔理沙「私たちはどうする?」
霊夢「葉がいないからって立ち止まってなんかいられないわよ。守矢神社にいくわ。ウドンゲ、血はあるわよね。」
ウドンゲ「はい。」
レミリア「決定ね。」
霊夢「私達だけでも守矢神社にいきましょう。」
======================
天狗の里
文「つきました。」
葉「はやっ。」
あれから10秒もたってませんよ…
大天狗「文、帰ったか。そちらは……」
文「先ほどの血の持ち主です。」
大天狗「うむ、そなたの血か。すまんが、もう少し分けさせてくれんか?」
葉「はい。もちろん。」
今はそれが目的ですから。
絆「葉!」
文「うわ!?」
大天狗「そなたは?」
葉「あ、私の彼氏です。」
大天狗「ほほう。青春じゃの~。」
文「それはそれは、ネタになりますね~。」
二人の視線が怪しい…
絆「血をとるのは私がやります。文さんたちは運んでください。」
大天狗「うむ、わかった。」
文「お安い御用です。」
…小一時間ほど。
文「もう大丈夫ですよ。」
大天狗「ありがとうな。」
絆「さてと……あれ?」
おかしい。霊夢さん達のところへスキマが繋げられない。いいえそれだけではありません。
葉「どうしました?」
絆「みんなの絆を感じません。まさか!」
文「霊夢さんたちに何かあったと?」
流石、幻想郷最速です。話も早いです。
絆「ええ。急いで戻らないと…」
文「霊夢さんたちはどこへ?」
葉「もしかすると、守矢神社に向かったんじゃないですか?」
絆「それです!」
ウドンゲさんが葉の血をストックしてました。それを使えば霊夢さん達だけでも治せます。
文「私が送ってあげますよ。しっかりつかまって!」
=====================
文「この階段を登った先ですよ。私は用事があるので帰ります。」
絆「ありがとうございました、急ぎましょう!」
葉「はい!」
守矢神社
絆「嫌な風です。」
?「誰ですか?」
絆「あなたこそ誰ですか。」
早苗「私は早苗です。」
絆「あなたが……」
確か、二柱を追い出したって話してた人です。
早苗「あなたたちも私を止めるなんていいだすのですか?特にそこの緑さんはめちゃめちゃ弱いですよね。わかります。」
葉「!?、そう、です、よね……」
葉が落ち込んでます………気にしていたみたい。
絆「大切な人を追い出したあなたより強いですよ。葉は。」
葉「絆さん…」
絆「自分を世話して強くしてくれた人を追い出した…薄情者です、あなた…」
早苗「!あなたに何がわかるの!」
絆「大切な人を追い出しました。自分が苦しんでいる姿を見せたくないから。」
僕は神子さんの能力を借りて話す。
早苗「!」
絆「でも、二人ともそんなことされて、寂しいと思う。嫌われたのかな。なんて思ってしまいますよ。」
早苗「黙って!!」
突如、ものすごい突風が二人を襲った。
だいぶ話が原作に近づきました。