東方 守絆然   作:reira

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どーも。気まぐれに投稿します。
長くなります。


~紅い絆~

絆side

 

逃げようと席を立った時、突然周りが微動だにしなくなった。咲夜さんを除いて。

 

咲夜「!あなたなんで動けるの!」

 

絆「エーと、落ち着いてください。」

 

なんで、と言われても・・・

 

咲夜「私のタネも仕掛けもないマジックが見破られるなんて、あなた何者?」

 

また周りが動き出した。何がどうなっているのでしょう?

 

レミリア「何してるのよ。まあいいわ。あなた、名は?」

 

絆「は、はい。仲光 絆です。絆と呼んでください。」

 

ああ。咲夜さんの視線が痛い・・・

 

レミリア「とりあえず聞くけど、あなたこの館以外にいくところあるかしら?」

 

絆「いいえ、全然。」

 

レミリア「よかった。あなたをこの館の従業員として雇いたいの。衣食住に関してはサポートするわ」

 

思ってもいない話だった。ただ、もう1つお願いしたいことがある。

 

絆「もう1ついいですか?」

 

レミリア「何かしら?」

 

絆「自分自身について知りたいんです。そちらのサポートもして欲しいです。」

 

咲夜「絆さん?」

 

 

レミリア「ふふっあはは。あはははははっ。」

 

絆「?」

 

 

レミリアside

 

 

おもしろい、おもしろいわ

この絆って人。吸血鬼に衣食住だけではなく、自分を知りたいなんて。

おもしろい。その覚悟、見せてもらうわ。

 

レミリア「いいわ。」

 

絆・咲夜「「えっいいの?(いいのですか)」」

 

レミリア「ただし、私と弾幕ごっこをしなさい。そのかっこうで。」

 

絆・咲夜「「エエエエエエエッ!」」

 

咲夜「いくらなんでもやり過ぎでは?」

 

レミリア「いいえ、彼が彼を知るなら、弾幕ごっこが一番だわ」

 

 

絆side

 

 

トンデモナイことになった。咲夜さんから聞いていたけど、こんなことになるとは。でも、何かわからないけど、この話は考えがある。そう僕の勘が言っていた。

また、弾幕ごっこはこの世界の絶対のルールだ。学んで損はない。

 

絆「分かりました。弾幕ごっこ、やりましょう。」

 

咲夜「!!!!いいのですか」

 

レミリア「そうこなくちゃ。咲夜、彼が気絶したら運んで上げて。場所は彼の部屋へ。」

 

気絶しないようにしないと。

 

レミリア「では、軽く練習してからにしましょう。」

 

絆「練習?」

 

レミリア「ルール知らないでしょ、あなた。」

 

 

練習とは空を飛ぶことと弾幕を出すことだった。あり得ないことだったはずだが、すぐに出来た。

服が手伝ってくれている。そんな気がした。

 

レミリア「さぁ。始めましょう。私はスペルのみでいくわ。枚数は1枚ね。」

 

絆「はい。」

 

ここは紅魔館のそと。周りに人が集まっている。

・・・緊張する。

 

レミリア「いくわ。神槍「スピア・ザ・グングニル」」

 

すごいエネルギーを出す槍。まともに当たったら気絶どころではない。

殺される‼と思った時、

僕は周りのものや弾幕、人をとめていた。

止まっていればかわせる。かわした後に弾幕を出そうとする。しかし、出せない。

 

絆「あれ?」

 

その瞬間に時は動き出す。

 

 

レミリアside

 

 

予想どうり、咲夜の能力が使えるわ。でも、なぜ止まっている時に攻撃しないのかしら?

 

結局、時間切れで絆が勝った。

 

野次馬A「あの人間勝ったぞ!」

 

野次馬B「スゲー!」

 

パチパチパチパチ

レミリア「おめでとう。」

 

絆「ありがとうございました。なんとなくわかった気がします。」

 

咲夜「?どういうわけですか?後、なぜ私の能力が?」

 

・・・咲夜はわかっていないようね。

 

中国「そうですよ。なぜ彼が咲夜さんの能力を?噂の覚り妖怪ですか?」

 

レミリア・咲夜「「中国は黙ってて。話がややこしくなるわ。」」

 

美鈴「ひどいです!!それに、中国ではありません!いい加減名前を覚えてください!」

 

パチュリー「中国、静かになさい。」

 

美鈴「・・・中国じゃないもん。・・・」

 

・・・ちょっと言い過ぎたかしら。

 

 

絆side

 

 

美鈴さん、かわいそう。

 

ちなみに、咲夜さんとお話している時に紅魔館の使用人にあって、挨拶している。

 

絆「美鈴さん、大丈夫です。美しい鈴。素敵な名前だと思います。」

 

美鈴「うっうっうわーん!名前誉められたー‼初めてです~。うっうっ」

 

・・・本当に泣いてる。

意外な一面かも・・大丈夫?

その時、また僕の体が光った。今度は美鈴さんのチャイナドレス。

・・・僕、こんなシュミじゃない。男だもん。

 

 

レミリアside

 

 

また変身した。やはりこいつはおもしろい。

その夜、私の部屋に呼んだ。

 

レミリア「さて、約束どうりこの館で働いてもらおうか。もう自分の能力は大体わかっただろう。」

 

絆「はい。ありがとうございました。」

 

すると、また光が絆を包み、今度は私の服を着ていた。

本人は困るだろう。

 

絆「どうにかならないですか、これは。」

 

私の予想だと、

レミリア「自分を強くイメージなさい」

 

絆「分かりました。」

しかし、彼は戻らなかった。

 

レミリア「うーん、咲夜をイメージしてみて。」

すると、咲夜のメイド服を着ていた。

 

レミリア「自分はだめだけど、他人は大丈夫みたいね。ちょうどいいし、明日からはその咲夜の服で仕事してちょうだい。」

 

絆「え、執事の服はないの「ないわ」・・分かりました。」

 

絆side

 

まさかメイドになるなんて思っていなかった。

その後、紅魔館のメイドの手伝いをしていた。

いろいろあって、大変だったけど、これはこれで充実した毎日だった。(フランさんとの弾幕ごっこで気絶したり、パチュリーの図書館に入ってきた盗賊を捕まえたり、寝ている美鈴さんを弾幕で起こしたりもした。)

その後、異変が動き出す・・・

 




やっと自然癒編ですが、次回は主人公の能力の紹介として、まとめようと思っています。
気長に待ってください。お願いします。

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