というのも、バトルがどうしても上手く書けませんでした…
本当にすみません!
「…あぁ、もう!うるさーい!」
魔理沙を追って魔界の奥に足を踏み入れると、ギターやドラム、ベースなどの重低音があらゆる方向から鳴り響いていた。
確かに、とても寝られる場所ではない。
イラッときた霊夢はいろんなステージに乱入しては演奏を暴力で止めさせていく。夜雀やら、山彦やら、付喪神が、一向に終わる気配はみえなかった。
そして一際大きなステージに乱入しようとした。そのステージに立ち、マイクを手にスポットライトを浴びているのは白と黒の魔法使い。
(魔理沙!)
「みんな!このライブに来てくれてありがとな!」
ウオオオオオオオオー!!!
「う・る・さーい!」
人気のバンドなのか、ここは特に客(魔界の人々)が多いらしく、歓声もものすごい大きさである。巫女の雄叫びも、全く届かない。
イライラを募らせる巫女をよそに魔理沙は続ける。
「その手にあるのはストラディバリウスさえも裸足で逃げだす名器の霊!プリズムリバー楽団の長女、ルナサ・プリズムリバー!」
「………鬱に呑まれなさい」
ウオオオオ!!!
「んー、どっかで見たような?」
霊夢は覚えてないみたいだが、これはプリズムリバー楽団のライブ。霊夢は黙って見守ることにする
「その手にあるのは多くのジャズペッターの生き血を吸ってきた恐怖のトランペットの霊!次女、メルラン・プリズムリバー!」
メ・ル・ポッ!!!
「ξ・∀・)ガツ!って何させるのよ~」ドッ
メルラン、哀れなり。
「その手にあるのは某有名アーティストが使っていたが、音が独特過ぎて売れなくなって幻と消えた、不遇のシンセサイザーの霊!三女、リリカ・プリズムリバー!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ…
「いらない子じゃないんだから!」
「「リリカ、それフラグ」」
「その手にあるのは素晴らしい音を奏でる演奏者を優遇し、下手な音を奏でる演奏者を排除する、独裁者のタクトの霊!四女、レイラ・プリズムリバー!」
あれ?四人もいたっけ?と霊夢は首を傾げた。そして驚く。
「姉さん達との久々のライブだ。皆、楽しんで言ってくれ!」
「あれって!」
魅魔だ、どうみても。
「四女なのに一番背が高いのはご愛敬。ちなみに司会はこの「私の自慢の一番弟子、霧雨魔理沙だ!」…魅魔様」ウルウル
「ふふっ。さあ皆!眠れない夜の幕開けだ!」
そしてそこに熱狂的な音楽が流れる。
「すごい…」
それは異変解決者である霊夢でさえ、異変のことを忘れて聞き入ってしまう程、素晴らしいものだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
演奏が始まってから30曲程終わった頃
何も言えずに見ていると、突然背中をドスッと押された。そして霊夢の目の前には、スキマ。
…あのBBA!!!
スキマを落ちていく中、霊夢は素直にそう思った。
そして行き着いた先はステージの上。
そこで、魔理沙がマイクを片手に声を張り上げて告げる。
「さてさて、ここでスペシャルイベント!プリズムリバー楽団vs博霊の巫女だぜ!霊夢は眠れない夜の異変を解決出来るのでしょうか!」
「ハァ!?」
そんなの聞いてない!
「仕方ないわね…全く」
「「「「今夜は眠れないよ!」」」」
「今夜は疲れてぐっすりね」
そして彼らは、魔理沙や観客を魅了するきらびやかな弾幕戦を繰り広げるのだった。
「やはり博麗の巫女には勝てないか…」
「四人でも勝てないなんてね~」
「無謀なことはするんじゃなかった…」
「………………強い」
結局、四姉妹は霊夢の夢想天生になすすべなくやられてしまった。魅魔様も霊夢の新たなる力には気がつかなかったのだ。
「全く!面倒だからヘンなことしないでよ!勝手に私を企画に入れるな!」
頬を膨らませプンプン怒る霊夢に魅魔様…レイラは大量のお金を渡す。すると霊夢の頬は驚くほど緩む
「これは売り上げの一部だ。好きに使うといい。」
「……今回は見逃してあげるわ」
完全に賄賂だ。
そして空飛ぶ巫女は来た道を戻って神社に帰っていく。
大量のお金を手に。
《魅魔様=レイラについて》
レイラは二次創作では緑髪の女の子ですし、姉たちのポルターガイスト…つまり、騒霊を生み出すほどの大魔法使いです。
魅魔様と特徴がすごく一致すると感じたためこのような設定にしました。