今回はextra道中に当たります。それでは、どぞ!
異変は無事解決。幻想郷にも春が訪れ、お花見も賑やかに行われた。その後、博麗神社には、、、
「春ねぇ」「春ですわ」「あんたらそろそろ帰りなさい!もうあれから1ヶ月たつわよ!」
神綺と夢子が博麗神社に居候していた。もうこのやりとりも1ヶ月である。
なんでも魔界にうるさい奴等が住み着いて眠れないらしい。そうして二人は博麗神社の数少ない食料を食べていたのである。こうして、霊夢は(二人に食料を食べ尽くされる前に)魔界に行くことを余儀なくされた。
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魔界に入ると、そこには顔馴染みの者がいた。
「ここであったが百年目!」
白と黒のごく普通の魔法使いーそう、魔理沙である
「あんたまだそんなに生きてないでしょ」
「細かいことは気にするな!今日こそは勝つ!」
「はぁ、全く。あんたは変わってないわね」
霊夢は魔理沙の放つ弾幕をのらりくらりとかわしながら先へ進んでいく。
「くっそー!簡単にかわしやがる!」
「あなたの弾幕、わかりやすすぎるのよ」
完全に煽っているようにしか見えないが、ただ単に興味がないのだ。
「このー!マスタースp「夢想封印!」しまっ」ドーン
魔理沙がマスタースパークの構えをするやいなや、霊夢は夢想封印をたたみかける。色とりどりの弾幕が魔理沙に直撃する
「私の可愛い弟子に何をするのかな、霊夢?」
ことはなかった。突然現れた緑色の長い髪の幽霊の魔法障壁で夢想封印は防がれたのである。そしてその人は…
「魅魔様!?(あの時の幽霊!?)」
魔理沙の師匠、魅魔様であった。
「久しぶりだね、魔理沙。修行はしてるかい?」
「久しぶりだね、じゃないぜ!一体今までどこにいたんだよ!魅魔様居なくなって、すごく心配したんだぜ!」
「あら、そうかい。すまないね、魔法の修行に色んな所に行ってたんだよ」
魔理沙は涙目で今まで心配していたことを告げると、魅魔は涼しい顔でさらりとかえす。
「……………」
霊夢、完全に空気となる。
「そうだ、久々に姉さん達が帰って来たんだよ。今向こうにいるけど、挨拶でもするかい?」
「そうさせてもらうぜ」
「あ、ちょっと待って…」
二人は霊夢の制止も聞かずにどこかへ飛び立ってしまった。
「異変に何か関係ある気がするわ、追いかけましょ」
実際は魔界が騒がしくなっただけで異変でもなんでもないのだが、、、
とにもかくにも、霊夢は二人をおいかけたのであった。
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魔界上空
「まさか魔理沙達に会えるなんてね」
「ここにいたんだな。ホントに心配したんだぜ?」
飛行しながら再会を喜ぶ二人。
「折角だし、姉さん達も呼んでパーティーでもするかね?」
「本当か!?って魅魔様に姉さんがいるのか!?」
「言ってなかったかい?今夜は眠れないよ!」
…答えになってないぜ、と魔理沙は思った。