東方 守絆然   作:reira

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久々の投稿です。

キャラとストーリーは決まったので更新ペースは戻るかと。頑張ります!


~努力の果実~

紅魔館・食堂

 

「こんなにいっぱい食べたのは久しぶりだわー。」

 

霊夢は紅魔館での食事を終え、幸せそうな笑みで言う。その言葉にどや顔になる紅い悪魔。話がそれる予感を感じた霊夢は慌てて話を戻す。

 

「それで話って?」

 

「それが…「出たわね、博麗の巫女!」…はぁ、全く。まず相手をしてあげてちょうだい。」

 

そこに割り込んできたのは木の枝に虹色の水晶がぶら下がった羽根を持つ悪魔、フランドール・スカーレットと

 

「なんで化け傘がこんな所にいるのよ」

 

「おどろいた?」

 

「呆れたわ」

 

大きな傘を持つ少女、多々良小傘だった。

呆れているとフランが口を開く。

 

「まさか葉達が犯人だなんて言わないよね、お姉様!」

 

「ちょっとフラン!台詞とらないでよ!」

 

「お姉様がさっさと言わないのが悪いのよ!」

 

姉の台詞をとって。姉、涙目。

 

「なるほど、話ってそれね。まぁあの料理が絆のではないのはわかってたから、おおかた葉についていったんでしょう。」

 

「うう、そうよ!」

 

じゃあさっさといきましょう、と言って立ち去ろうとする霊夢にフランが弾幕をとばす。

 

「…なんのつもり?」

 

「葉のところにはいかせないわよ!」

「葉の友達だもん!」

 

そういい放ち、二人は霊夢の前に立ちはだかった。

 

「もうこんな悲しいことを起こさない為に」

「練習した技でおどろけー!」

 

 

 

連携符「恋を回す傘」

 

 

 

フランが展開する恋の迷路とは逆回りに小傘の傘弾幕が展開される。

 

「…別にくぐる時に傘に気をつけるだけじゃない。」

 

そう、ただそれだけなのだ。

 

「あーもう!霊符「夢想封印」!」

 

面倒になった霊夢はスペルを使うが

 

「ここはわちきにおまかせ!」

 

傘で防がれてしまう。

 

「小傘、ナイス!」

 

「えへへ」

 

「・・・・」

 

霊夢が弾幕を張っているなか、二人は余裕でハイタッチをする。連携は意外としっかりしているようだ。

…余裕なのが癪だ。

 

しばらく通常弾幕で攻めていると、

 

「むう、流石は巫女さんだね。私が出るから小傘はさがって」

 

「フランちゃん、頑張ってね。」

 

フランが出るようだ。

小傘は後ろで傘を振って応援を始める。

 

「ふふふ、これが私の魔法!きらめけ!魔崩「トリックオアトリート」!」

 

フランは辺りにレーザーを放つ。レーザーの跡が弾幕となってその場に残る為、一度居た場所には戻れない。

 

「まだまだ!やぁー!」

 

四、五回レーザーを放った後にフランが跳び蹴りをする。

霊夢はそれを勘で避けるが

 

「なるほど、その場に残ってた弾幕が跳び蹴りと共に崩れていくのね。」

 

その場に残っていた弾幕が崩れて霊夢に襲いかかる。

 

「…結局前に使ってたのと似てるわね。夢符「封魔陣」」

 

霊夢の放ったスペルは弾幕を消し去っていく。そして…

 

「スペルブレイクかあー。残念。」

 

「次はわちきだよ!ずっと特訓したんだもん!今ここに奇跡を!」

 

 

 

星傘「星をも防ぐからさお化け」

 

 

 

時計回りにクルクル回る傘の弾幕、そして小さな五芒星の弾幕、魔理沙風に言うと守矢の巫女から借りた弾幕が後ろから、中心にいる小傘の元へ集まる。そして

 

「えいっ!」

 

小傘の元へたどり着いた五芒星は小傘のもつ化け傘によってちりばめられてゆく。

 

「なるほど、なら…」

 

霊夢はちりばめられた弾幕をかわして小傘の前に陣取る。後ろからくる五芒星をギリギリまでひきつけ…

 

「今よ!神技「八方鬼縛陣」!」

 

「うわぁ!」

 

五芒星もろとも小傘を攻撃する。もちろんスペルブレイク。

 

「ラストはこれよ!」

「巫女さんにかわせるかしら!」

 

 

 

連携符「そして誰もがおどろくのか」

 

 

 

前からは二つの羽根をのばしていく、自身が弾幕となった悪魔が。後ろからは時計回りにクルクル回しながら傘を広げていくお化けがそれぞれ霊夢を追いかける。

 

しかし、霊夢は傘や翼の合間を縫ってすいすい避けていく。そしてスペルブレイク。

 

「あちゃー、負けちゃったなー。」

「ねー。頑張ったのにー。」

 

「流石は博麗の巫女ね、お疲れ様。」

 

「…あんた、あいつらが何処へ行ったか知っているわよね、教えなさい。」

 

「葉達なら、三途の川へ行くって。」

 

「三途の川!?まさか、死ぬ気じゃないわよね…」


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