霊夢は迷いの竹林にいる。
理由は勘、、、というか何となくである。
そして今、絶賛迷走中である。
「ここさっきもきたわね…まさか飛んでいても迷うなんて…」
ここには案内人が居る筈だが、なかなか会えない。それでも妖精は弾幕を容赦なく(でも余裕)打ってくる。
すると色とりどりの光と音、爆発がする。誰かが弾幕ごっこをしているようだ。
そこに向かってみると…
「げげっ、博麗の巫女!?」
「ん?あんたは…NEETの奴隷じゃない。」
「奴隷じゃない!」
兎と
「誰がNEETですって?」ゴゴゴゴゴ
ヒッキーと
「そこを退け!邪魔だ!」
案内人が弾幕ごっこをしていた。
「そんなことよりさっさと案内してくんない?」
「そんなことだと?」ピキッ
「「
「遊びなのか殺し合いなのかはっきりしなさい!」
「あの…遊び=殺し合いなのでは?」
「兎は黙って」ジロッ
「ヒイッ!!!」ブルブル
兎が逃げ出すと同時にNEETと案内人がこちらへ攻撃を始める。
流石に2対1は分が悪い。
そう思った霊夢は早々にスペルを使う。まぁ単純に面倒なだけだが。
「結界「拡散結界」!」
「なんの!不死「徐福時空」!」
しかし、案内人のスペルは結界で反射してNEETにあたる。
「このばか!なにやってんのよ!」
「ほう?ばかだと?」
「「ふふふふふ…」」
そしてまたNEETと案内人の弾幕ごっこがはじまる。
「…ほっとこ。」
霊夢は呆れて先へすすむ。
迷い迷ってたどり着いたのは永遠亭…ではなく
「みつけましたよ、博麗の巫女」
メイドだった。
「なんでこんなところに居るのよ?」
「お嬢様が異変のことでお話しがあるそうです。きていただけますか?」
「そうじゃなくて、なんでこんな竹林にいるのよ?」
「先にパチュリー様のお薬を頂こうとここに向かう途中、兎を見つけて捕まえたのよ。今日は兎鍋に決まりね。」
メイドは歓喜の声で言う。
「そんなのどうでもいいのよ。迷ってお腹すいたわ。もうお昼だし…」
霊夢は空を見上げて呟く。もうとっくにお昼である。
「お嬢様が昼食を食べさせてあげても良いと言ってましたよ?」
「それを早く言いなさい!さぁいk「但し、私とお嬢様に勝てたらですが。」なんでよ!ケチ!」
怒る霊夢をなだめるようにメイドは続ける。
「お嬢様も暇で退屈なんですよ。付き合ってあげてください。」
ここでふと閃く
「…ここでやっちゃえば、ごはんに一歩近づく」
「え?」
「まってろごはん!とりゃあ!」
「ええ!?」
霊夢の(食欲による)不意打ち!ちなみにメイドはまだ戦闘準備をしていない。
「神技「八方鬼縛陣」!」
しかし、メイドは時を止めての瞬間移動でなんとか回避をする。ここでやっと戦闘モードに。
「全く!幻世「ザ・ワールド」!」
時の止まった世界でナイフを霊夢の目の前に配置し、
メイドは霊夢の背後に立つ。
「そして時は動き出す」
と同時に大量のナイフが…
「!なんで!?」
メイドに襲いかかった。
「霊符「博麗幻影」よ。私の背後に立ったのは失敗だったわね!」
「くっ!?」
結果、自分のナイフに被弾。自分の弾幕に当たる異例の結果となった。
「さあ、紅い館に招待してご飯を出しなさい!」
「それはお嬢様にも勝って貰わないと…」
「じゃあそのお嬢様に「勝負してもいいけどご飯を出してくれ、腹が減っては戦はできぬ」とでも伝えといて」
「…かしこまりました」
次回は紅魔館!お楽しみに!
…食べ物の恨みって恐い。