葉「次は誰なんですか?」
絆「九六碌 繋さん。黒くて長い髪、140㎝程の身長だそうです。…はぁ」
葉「どうしたんですか?」
メモのその欄には
『※ゆかりんの式になれと言ってきて』
と書かれていた。
絆「藍さんが言っていたのはこれですか。」
葉「?」
絆「行きましょう。」
葉「は、はい…」
このまえ、
藍「紫様、自分の意見を押し付けるのはやめて頂きたい。それに式にするなんて私の存在意義は…ブツブツ」
…と藍さんが愚痴していたのを聞いていました。
全く持って同意です。
その人は意外な人のところにいました。
絆「あ、霊夢さんと…九六碌 繋さんですか?」
繋「ああ、そうだ「やったー!」…楽しそうだな。」
ついハイタッチする程喜んでしまいました。だって…
葉「全然見当たらなくて、探し回ってましたから…」
繋「さらりと人を物扱いしないでくれ…」
霊夢「さしずめ、紫のメモに式に勧誘してくれと書いてあったんでしょ?」
絆「流石、その通りです。霊夢さん。勧誘はしませんが。藍さん泣いてたので…」
葉「な、泣いていたんですか…」
霊夢「天気雨降らなきゃいいけど。」
霊夢さん、嫁入りは関係ないと思います。
繋「じゃあ、何をしに会いに来たんだ?」
絆「純粋にどんな人か気になったんですよ。それより、何で霊夢さんはここに?ゆかりんは?」
霊夢「彼は私の師匠よ。師匠は紫が私から離れたのを見計らって来たらしいわ。これで私より年上とは思えないわね。」
絆「お嬢様もそうですから。見かけで判断出来ないんですよ。」
葉「フランさんも小傘さんも、先輩ですから。私と同じ位ですけど。」
霊夢「アンタは生まれたばかりでしょうが!」
繋「ところで、アリスを知らないか?アリスの師匠でもあるのだが…」
絆「あ、アリスさんは魔理沙さんやパチュリーさんとつぶれていますよ?」
繋「酒弱いからな…仕方ない。ところで生まれたばかりなのか?少し見ようか?」
葉「いえ、私にはもう師匠がいますから!」
繋「そうか…ところで師匠って?」
葉・絆・霊夢「「「魔理沙(よ)さんです!」」」
繋「…は!?」
霊夢「やっぱりそうなるわよね?」
葉「え~!?」
霊夢「ところで、おつかい終わったの?」
絆「え?」
繋「挨拶周り、紫に言われているんだろう?」
葉「次いかないと!」
絆「そうですね!」
繋「また来い。紫を連れずにな。歓迎するぞ。」
絆「ありがとうございます!」
優「~♪ギュウー」
大ちゃん「…………キュー」
…一応近くにお酒が空いています。一緒に飲んだんでしょう。そして大ちゃん気を失ってます。大丈夫でしょうか?
絆「まだやっていたんですか?」
葉「大ちゃん大丈夫でしょうか?」
優「き~ず~な~ギュー♪」
絆「え、ちょ、ゆ、優さん」
男同士なんですが…
優「ようも~♪ギュー♪」
葉「はう~」
ポー(二人とも暫く優にみとれる)
絆「…はっ!?」
このまま優さんに歩かれるとまずいです…万が一あの酔い止めを飲ませた凄まじいカップルに会ったら…ブルブル
絆「とりあえず、絆「幸せの夢」」
なんて宴会と相性の良いスペルなんでしょう。新さんには感謝ですね。
優「Zzz...」
葉「布団敷きました!」
絆「よいしょ。ふぅ。危なかったです。」