リリカル・ストラトス 元織斑家の魔導師   作:妖精絶対許さんマン

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あ、しゅ、秋くん助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ! by更識楯無

「では、一年一組代表は織斑一夏くんに決定です。あ、一繋がりでいい感じですね!」

 

火曜日。朝のSHRで山田先生が告げた。

 

「先生、質問です」

 

「はい、織斑くん」

 

「俺は昨日の試合全部に負けたんですが、なんでクラス代表になってるんでしょうか?」

 

「それはーーーーー」

 

「それはわたくしが辞退したからですわ!」

 

金髪が大声を出しながら立ち上がった。

 

「まあ、勝負はあなたの負けでしたが、しかしそれは考えてみれば当然のこと。なにせわたくしセシリア・オルコットが相手だったのですから。それは仕方のないことですわ」

 

この金髪。自分も負けたこと忘れてないか?

 

「五月蝿いよ金髪。自分が負けたこと棚に上げてなに寝ぼけたこと言ってるの?また、頭に圧縮弾ぶちこまれたいわけ?」

 

マドカ毒舌態、降・臨!

 

「アンタの頭は腐敗してるの?たった、1日前のことでさえ忘れたわけ?そんなんだからピット動かしながら同時に動く事もできないし、偏向射撃もできないだよ」

 

「あぅ・・・・・その、ですね・・・・・」

 

「なに?弁解でもするの?するなら早くして。ほら、早く。ハリー!ハリー!ハ、にゃ~ん♪」

 

そろそろ金髪が不憫に思えてきたのでマドカの頭を撫でて落ち着かせる。

 

「ゴロゴロ~~~~~♪」

 

マドカは猫みたいに喉を鳴らしている。

 

「座れ、金髪。山田先生、話を進めてください」

 

「・・・・・はい」

 

金髪を一睨みすると、金髪はおとなしく席についた。同じ金髪でもフェイトの方が綺麗だな。

 

「え、え~と。そ、そう言うわけで織斑くんがクラス代表になりました!」

 

山田先生が盛り上がっているが、クラスのほとんどの生徒が不満そうだ。

 

「山田先生。私は織斑くんより高町くんか高町さんの方がクラス代表に向いてると思います」

 

まるでクラスの生徒の心の声を代弁するように光渚さんが発言する。光さんに続くようにクラスの女子達も話し出す。

 

「そうだね!高町くん達の方が強いしね!」

 

「高町くんの専用機かわってたけどかっこ良かったもんね」

 

「高町くん!セシリアの攻撃をどうやって防いだの?」

 

「高町さんの専用機蝶々見たいで綺麗だったよ!」

 

等々、クラスの女子達が俺とマドカを称賛?する声を上げる。

 

「あ~、悪い。俺とマドカは生徒会に入ったんだ。だから、クラス代表は無理だ。妄想癖で我慢してくれ」

 

妄想癖を軽くディスっとく。

 

「生徒会かぁ~。なら、しょうがないね」

 

「織斑くんでも他のクラスの子に情報を売れるしね!」

 

俺とマドカが生徒会に入ったと知ると妄想癖のクラス代表にクラスの女子も納得してくれた。

 

「クラス代表は織斑一夏。異存はないな」

 

織斑先生が確認をとると、妄想癖を除く生徒全員が返事をした。

 

 

 

 

 

「ふにゃぁ~~~~~おにぃ~~~ちゃん♪」

 

・・・・・撫ですぎて蕩けてる。

 

 

ーーーーーーーーキングクリムゾン!ーーーーーーーー

 

 

「少し遅れたな・・・・・」

 

今日の授業も無事に終わり、早朝から作っておいたシュークリームの最終調整を終わらして、冷蔵庫にしまっていたら心が来る時間になっていた。なお、マドカは撫ですぎて使い物に成らなくなっている為、部屋で寝かせている。

 

「あわわわ・・・・・」

 

門の前に行くと、桃色の髪に海中の制服(グリモアの制服)を着た後輩、双美心がオロオロしながら立っていた。

 

「心!」

 

「はひぃ!か、勝手に入ってごめんなさいぃぃぃ!!」

 

心は瞬時に土下座した。さすが“海中の土下座神”。土下座する瞬間に残像が出てたぞ。

 

「はぁ・・・・・心。すぐに土下座する癖を治せよ。ほら、立てるか?」

 

「は、はぃ。す、すみません・・・・・」

 

心は俺の手に掴まり、立ち上がった。

 

「久しぶりだな、心。元気にしてたか?」

 

「は、はぃ。私は今日も元気に生きてますぅ~!」

 

心の卑屈なところは変わらないな。

 

「それにしても、悪いな。今日も天文部があったんだろ?」

 

「だ、大丈夫ですぅ。部長にはちゃんと言ってきましたから」

 

実は心と裏心は記憶を共有している。だから、俺が裏心に頼んだ事も知っている。

 

「行くか。あ、これを首に掛けとけよ。入校許可証だから」

 

俺は心に入校許可証を掛ける。

 

「あわわわわわ・・・・・!あ、ありがとうございますぅ」

 

心は顔を赤くした。なんでだ?

 

「海中の様子はどうだ?生徒会長がまだ決まってないんだろ?」

 

「はぃ。今年の生徒会長選挙は“立候補者&支援者によるスポーツ対決”らしいですぅ」

 

「スポーツ対決・・・・・ああ、あれか。今年の生徒会長選挙はかなり荒れるな」

 

俺と心は歩きながら海中の近況を聞く。海中の生徒会長選挙は様々な形式がある。普通の選挙から人気投票で会長を決める選挙方式、今年の選挙方式のスポーツ対決は立候補者と支援者でチームを組んで様々な競技を行い、勝ち星を競って会長を決める方式だ。俺は人気投票で2年連続会長になった。

 

「誰が生徒会長に立候補してるんだ?」

 

「え~と、風紀委員長さんに南先輩、野薔薇先輩、部長が立候補していますぅ~」

 

「風槍もか?マジで荒れるぞ、今年の選挙」

 

風槍ミナ。海中の2年で天文部部長。重度の中二病患者だ。翠屋の常連だったりする。

 

「そうなると心もスポーツ対決に出るのか?」

 

「はぃ。私と副部長と梓ちゃんが出ますぅ」

 

「服部も出るのか」

 

服部梓。自称忍者で運動神経はバカみたいに高い。つかさに振り回されていたりする。

 

「天文部はどうだ?風槍がまたアホな事してないか?」

 

「大丈夫ですぅ。部長は生徒会長選挙に集中してますから学校は至って平和ですぅ」

 

「そうか。それは何よりだ。と、ついたな」

 

心と話をしながら歩いていると整備室の前についた。

 

「助っ人連れてきたぞ~」

 

「あわわわわわ!ま、待ってください生徒会長さん!?まだ、心の準備ができてないですぅぅぅぅ!!」

 

「心の準備なら出来てるだろ。心なんだから」

 

「そ、そういう意味じゃないですぅぅぅぅぅ!!」

 

心の手を引いて整備室に入る。そこにはーーーーーーー

 

 

 

 

「聞いてるんですかお嬢様?」

 

「はい。申し訳ありません」

 

「「ぶるぶる・・・・・」」

 

 

 

 

怒り心頭の虚さんと虚さんの前に土下座している刀奈。そして、二人抱き合って震えている簪と本音がいた。

なにこれ、カオスすぎだろ。

 

「あの・・・・・虚さん?」

 

「はい?って、秋くんでしたか」

 

「えっ!?秋くんが来たの!?」

 

「誰が顔を上げて良いって言いましたか?」

 

「はひぃ!?ご、ごめんなさい!」

 

刀奈が顔を上げた瞬間に虚さんが刀奈を睨んだら、刀奈が勢いよく頭を下げた。

 

「すみません。今から会長に仕事させますのでこれで失礼します」

 

「あ、はい。頑張ってください」

 

今の虚さんに逆らったら俺も刀奈みたいな目に遭う。なら、刀奈には生贄になってもらおう。

 

「行きますよ、会長」

 

「わ、私には簪ちゃんを見守っていう仕事が・・・・」

 

「ごちゃごちゃ言ってないで逝きますよ」

 

「あ、しゅ、秋くん助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

虚さんが刀奈の首根っこを引っ張って整備室から出ていった。

 

「せ、生徒会長さん?今のは・・・・・」

 

「心・・・・・何も見なかった事にしてくれ。あいつの名誉の為に」

 

「わ、分かりました・・・・・」

 

これで刀奈の名誉は守られたはずだ・・・・・たぶん。

 

「秋・・・・・その子誰?」

 

虚さんに怯えていた簪が聞いてきた。

 

「この子は双美心。海中時代の後輩でことプログラミングに長けた子だ」

 

「は、ははははは初めまして!ふ、双美心です!」

 

心を前に押して出す。心は慌てながらお辞儀をした。さて、俺も準備しないとな。

 

「初めまして、更識簪です」

 

「布仏本音だよ~。初めまして~ふたみん~」

 

「ふ、ふたみん?」

 

本音の変なあだ名をつけるのは相変わらずだな。俺のあだ名はアッキーだ。マドカはマドマド。

 

「心」

 

「はい?」

 

俺は心の肩を軽く叩く。心が俺の方を向いた。そして

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・きゅう」

 

気絶した。理由は般若の面をつけた俺を見たからだ。

 

「よし、一撃で気絶したな」

 

俺は般若の面を取りながら裏心が出てくるのを待つ。簪と本音は突然の事で驚いてフリーズしている。30秒ほどたつと、心が立ち上りスカートの埃を払った。

 

「会長。今のはやりすぎです」

 

「俺も驚いてるよ。まさか、あんな風に気絶するなんてな」

 

裏心が出てきたな。

 

「ふたみん大丈夫~?」

 

「ええ、大丈夫です。心配してくれてありがとうございます、布仏さん」

 

「・・・・・雰囲気が変わった?」

 

「自己紹介をしておきましょうか。私は双美心のもう1つの人格です。会長には裏心と呼ばれていますのでそう呼んでください」

 

「心は二重人格なんだ。心が寝るか気絶するかで裏心が表に出てくるんだ」

 

「二重人格の人・・・・・初めてみた」

 

「そうそう居るものじゃないですからね。さて、仕事を始めましょう」

 

裏心は整備室のハンガーにかけられている打鉄に似ている機体の前に立った。

 

「これですか?」

 

「うん・・・・・私の専用機“打鉄弐式”」

 

簪は寂しそうな目で自身の専用機を見ている。

 

「では、少々失礼して・・・・・」

 

裏心はカバンからパソコンを取り出して、付属のUSBケーブルを打鉄弐式の装甲に刺した。

 

「ねえねえ、アッキ~」

 

「ん?どうした本音」

 

「ふたみんってそんなに凄いの~?」

 

本音の疑問は最もだ。裏心の存在を知ってるのは俺の代の生徒会メンバーと天文部の部員、結希位だろう。それ故に裏心・・・・・いや、双美心の凄さをほとんどの教員生徒は知らない。

 

「IS学園のセキュリティがどれくらい固いか知らないけど裏心なら15分もあれば掌握できると思うぞ?」

 

「・・・・・そんなに凄いの?」

 

裏心の作業を見ていた簪が話に加わった。

 

「ああ。海中は有名人が少ないけど居たからかなりセキュリティが強固だったんだ。それこそ親でも学校内に入れるのは年に数回。運動会や文化祭の時ぐらいだ。それに加えて監視カメラや警備員の定時巡回、コンピューター管理しているセキュリティ。その全てを心と裏心に10分で掌握されたんだ」

 

あの時は生徒会総出な上に結希にも手伝ってもらった。

海中の警備が何であんなに厳重だったのかは俺も知らない。学園長に聞いたら「生徒の安全を確保するため」らしい。ものすごく怪しいけどな。しかも、学園長が心にやるように頼んだらしい。その時はマジで学園長を殺りに行こうとして虎千代とつかさ、鳴子に止められた。

 

「ふぅ・・・・・会長、終わりましたよ」

 

「嘘・・・・・もう終わったの?」

 

簪は裏心の手際のよさに驚いている。

 

「お、そうか。どうだった?」

 

「各部分に指示を伝達する回路・・・・・人間でいう神経に当たる部分と演算処理をする回路、エネルギー配給回路が基礎の段階ですらできていませんでした。更識さんには悪いですけど正直、ガラクタも良いところですよ、このIS。とりあえず私が出来る範囲の事はしておきましたので後はご自分で調整してください」

 

裏心はパソコンをカバンにしまいながら言ってきた。相変わらず手際が良いな。

 

「会長、そろそろ帰らせてもらいますね」

 

「門まで送っていくよ。簪はどうする?」

 

「私は打鉄弐式の整備をするから残るね。双美さん、今日はありがとう」

 

「いえ、お役に立てたようでなによりです」

 

裏心ならハキハキ喋れるんだよな。

 

「では行きましょうか」

 

「ああ。じゃあ、簪。心を送ってから戻ってくるな」

 

「わかった」

 

簪は打鉄弐式を触りたいのかウズウズしている。そんな簪に俺は苦笑して裏心と整備室を出た。

 

「あ、裏心。寮によっていいか?」

 

「構いませんよ。私もIS学園の中を見てみたいですし」

 

そういえば1つ気になってた事があるんだよな。

 

「なあ、裏心。何でお前といい、心といい、自由といい、いまだに俺の事を“会長”って呼ぶんだ?」

 

「その事ですか。理由としては会長たち以前の生徒会の人達を知らない事と会長たちのインパクトが強いことですね」

 

「インパクト?」

 

インパクトなんてあったか?せいぜい、運動会が爆薬を使ったリアル特撮になった“リアル特撮運動会”だろ。つかさが他校の生徒を〆たせいで勃発した“第一次海中戦争”だろ。他には3年の時の文化祭で自由が暴走して起きた“ゲーム大会in海中”だろ。俺たちの場合だとこんなの当たり前だ。すごい時はもっとすごい。

 

「会長が何を考えているかは何となく分かりますけど少し違いますね。会長たちにはカリスマ性があるんですよ」

 

「俺たちにカリスマ性なんてあったか?」

 

俺たちは俗に言う問題児の分類に入る。喧嘩っぱやいつかさ。制服の上から虎柄の服を羽織っていて周りを無自覚に威嚇している虎千代。自由人な鳴子。3人のリーダー的立ち位置に成っている俺。カリスマ性が微塵もない。むしろ愚連隊だ。

 

「会長にカリスマ性が無かったら2年間も生徒会会長をやれませんよ」

 

「そんなものか?」

 

「そんなものですよ」

 

裏心と話ながら歩いているとすぐに寮の俺の部屋の前に着いた。幸いな事に廊下には誰も居ない。

 

「裏心。マドカに会っていくか?」

 

「いえ、遠慮します」

 

即答かよ。心もマドカの事が苦手なんだよな。

 

「なら、少し待っててくれ。約束したシュークリーム持ってくるから」

 

「分かりました」

 

俺は寝てるであろうマドカを起こさない様にドアを静かに開けて、給湯室の冷蔵庫からシュークリームが入っている箱を取り出して、部屋から出る。

 

「お待たせ。これが約束したシュークリームだ」

 

「ありがとうございます、会長」

 

裏心にシュークリームが入っている箱を渡すと微笑んだ。

 

「噂には聞いていましたけどIS学園は広いんですね」

 

「まあな。無駄に金をかけてるだけはあるよ」

 

日本政府がIS学園関係の資金を出資している。校舎は綺麗だし設備も充実している。建物の高さなら海中の方が高いけどな。IS学園は3階建てに対して海中は10階建てだ。もう、市立校じゃねえよ。

 

「ここで結構です、会長」

 

門が見える距離に来ると裏心が言ってきた。

 

「良いのか?門まで送っていくぞ?」

 

「大丈夫です。会長も早く更識さんの所に戻ってあげてください」

 

「・・・・・わかった。今日はありがとうな、裏心」

 

「いえ、私の方こそありがとうございます。久しぶりに楽しめましたから。それでは失礼します」

 

裏心はお辞儀をして帰っていった。

 

「俺も戻るか」

 

俺は整備室に向かって歩き始める。それにしても、倉持技研だったか?社会的に死んでもらうか。簪と打鉄弐式はレオンさんに頼んでバニングス社所属にしてもらおう。

 

「高町兄」

 

「げっ」

 

何処からか織斑先生が現れた。

 

「今の女は誰だ?学園の生徒では無いな?」

 

「何処かの“世界最強”の“弟様”のせいで幼馴染の専用機の開発が凍結されたので完成させる為の助っ人です。学園の方には申請してますので悪しからず」

 

軽く嫌味と皮肉を混ぜておく。

 

「それでは失礼します。俺もやることがありますので」

 

俺は織斑先生を無視して歩き出す。

 

 

ーーーーー俺は気づかなかった。俺の中で“織斑千冬”に対する嫌悪感が芽吹いていることにーーーーー

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「秋・・・・・どうして変わってしまったんだ」

 

私には二人の弟が“居た”。長男の一夏は昔から腕白で手を焼いていた。次男の秋はよく言えば冷静。悪く言えば無感情だった。一夏が剣道をしている時は空をずっと眺めていた。3人で食事をしていても話をしたことがない。何より私は・・・・・私と一夏は“秋が笑った所を一度も見たことがない”。

 

『貴女はあの子が幸せそうに見える?』

 

秋を引き取った(奪った)あの女(高町桃子)にそう言われた。まだ、ISが世に出たばかりの頃、第二回モンド・グロッソの前に一夏は覚えていないが誘拐された。それと同時に秋が行方不明になった。一夏を誘拐した犯人はすぐに逮捕されたが、秋は行方不明のままだった。当時の私は秋がよく束の所に行くのを知っていたから、すぐに帰ってくると思っていた。だが、1週間が過ぎても秋は帰ってこなかった。秋が見つかったのはそれから3日後だった。海鳴市にある病院に入院していた。私は海鳴市の病院に行って目にしたのはーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーーー人工呼吸機をつけて、全身を隈無く包帯で巻かれている秋だった。

 

 

その姿を見た私は思わず絶句した。そして、出会った。私から秋を奪ったあの女が。

 

 

「秋・・・・・待っていろ。必ず助けて見せる」




用語解説

“第一次海中戦争”

つかさが他校の生徒にカツアゲされている海中の生徒を助けた結果起きた戦争。秋と虎千代、つかさの3人対他校の生徒50人の喧嘩に発展した。勝敗は秋たちの圧勝に終わった。攻めてきた他校の生徒は犬神家の○族の様に地面から生えていた。

“リアル特撮運動会”

各種競技で爆薬をふんだんに使った運動会。玉入れをすれば玉が爆発し、リレーをすれば両サイドが爆発する恐怖感と共にスリリングな運動会になった。なあ、保護者からはそこそこ人気だった。

“ゲーム大会in海中”

自由の徹夜明けのテンションで普通の文化祭がRPGからサバゲー等“ゲーム”がつく出し物で一番勝率が多いクラスに最優秀賞を与えることになった。もはや文化祭ではない。

セシリアの見せ場を潰してみました。

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