リリカル・ストラトス 元織斑家の魔導師   作:妖精絶対許さんマン

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前回の秋VSマドカと言ったな。
あれは嘘だ。だって、思い付かばなかったんだもん!
でも、大丈夫!次回、一夏とセシリアをボコるから!!


結局、作者には文才が無いって事だな。 by高町秋

「来たわね」

 

第三アリーナに行くと真っ赤なスーツを着たスコールと橙色のスーツを着たオータムがいた。

 

「なあ、スコール」

 

「何かしら、秋?もしかして私のスーツ姿に見惚れたの?」

 

「確かに赤いスーツはスコールの透き通るような金髪に抜群のスタイルを際立たせて、夕日によって幻想的な風景を生み出しているけど今はその事じゃない」

 

て、俺は何を言ってるんだ?疲れてるのか?

 

「そ、そんな真剣に言われると照れるじゃない・・・・

・」

 

スコールは頬を赤らめて、クネクネしていた。え?俺の発言一歩間違えばセクハラだぞ?

 

「ぷぅ・・・・・!」

 

「いったぁ!?」

 

隣のマドカに何故か脇腹をつねられた。

 

「おい・・・・・秋。何、スコールに色目使ってんだ?

あぁ?」

 

不良みたいな口調で話しかけてきたのはオータム。高町家ではいじられキャラと認識されている。

 

「なんだ?スコールだけ褒められて自分だけ褒められないのが不満なのか、オータム?」

 

「バッ、ち、違う!!」

 

「そう拗ねるな。オータムのオレンジの髪とマッチした橙色のスーツはスコールとまでは言わないが他者を圧倒するほどのオータムのスタイルと美貌を一際強調させて

・・・・・いったぁ!?」

 

「・・・・・お兄ちゃんのバカ」

 

頬を膨らませたマドカに脇腹をつねられた上にバカと言われた。

 

「な、あ、あぅぅぅ~~~~~!」

 

首まで赤くしたオータムはショートしていた。オータムはこれだから弄りがいがあるんだよな。本心だけど。

 

「て、そうじゃない。何で、俺達がアリーナの使用許可を貰いに行くのが分かったんだ?」

 

「ふふ、出来る女は違うのよ」

 

スコールは胸を張ってどや顔してきた。

 

「お兄ちゃん!早く専用機を確認しよ!」

 

「あ、おい、マドカ!引っ張るな!?」

 

いきなりマドカが俺の腕を掴んだと思ったら、引っ張りながらアリーナに入っていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『秋、マドカ。今から二人の専用機のデータを測定するわ。装着後にドローンを出現させるから全て撃破してちょうだい』

 

俺とマドカはアリーナのフィールドにいる。マドカは入試の時と同じでハイレグ水着の様なスーツを着ている。

俺は制服のままだ。制服の改造アリだったな。黒に染めるか?

 

「始めよう、お兄ちゃん!」

 

「ああ、そうだな。マドカ、模擬戦しないか?」

 

「良いよ!」

 

俺はマドカの返事を聞いて少し、距離をとる。

 

「“ウィザード"・・・・・」

 

「おいで・・・・・“サイレント・フォートレス"!」

 

俺とマドカは専用機を起動させる。マドカは蒼と黒のカラーリングに四基のスラスター、背中に翼の様な非固定装備が装着されているマドカの専用機“サイレント・フォートレス"。俺はーーーーー。

 

「バリアジャケット・・・・・?」

 

黒い下地に赤いラインが入っているコートに、右肘までを覆う手甲。両肩に筋が入っていて、突起物が付いた楯の様な非固定装備と思われる物体が浮遊している。

 

「・・・・・ブレッシングハート」

 

〈な、なんですか?〉

 

「お前・・・・・兎に何か教えたか?」

 

〈バ、バリアジャケットの情報とカートリッジシステムの情報を少々・・・・・〉

 

「・・・・・一ヶ月磨くのなしな」

 

〈そ、そんなぁ!?私は束さんに「分解しちゃうよ?」

って脅されて仕方なく提供したんですよぉ~~~~!〉

 

「・・・・・磨くの2週間なし。これ以上は譲歩しないからな」

 

〈うぅ・・・・・了解しました・・・・・〉

 

首から掛けているブレッシングハートは弱々しく光っている。

 

『そろそろ始めるわよ。秋は近接武装。マドカは遠距離武装を展開してちょうだい』

 

スコールに言われて俺は実体長刀“紅蓮"。マドカはライフル“ギャラクシー・ブレイカー"を展開する。

 

『今から10分間連続でターゲットを出現させるわ。頑張ってねぇ~』

 

ブツッ!

 

放送が終わるとアリーナの壁から20位の風船で出来たISが射出された。

 

「半分ずつ破壊していくか、マドカ?」

 

「そうだね。10分あれば何体潰せるかな?」

 

「最低100体。最高200体だな」

 

「なら、それを越えようねお兄ちゃん!」

 

「ああ!」

 

先にマドカが飛び立ち、俺も続いて飛ぶ。飛ぶ感覚は魔導師の感覚だな。やり易い・・・・・!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「あらあら・・・・・ドローンの数足りるかしら?」

 

「ぜってぇ足りねぇ」

 

私とオータムは管制室で秋とマドカの戦闘を見ている。

 

『ロード・カートリッジ!』

 

〈Ready〉

 

紅蓮の柄に埋め込まれているシリンダーが回転、刀身に沿って赤色のエネルギーが伝っていった。すると、紅蓮の刀身が別れて連結刃になった。

 

『はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

秋は連結刃を横に降り、ドローンを破壊していく。

 

「今ので300体・・・・・。マドカの方はどう?」

 

「マドカは400体破壊したところだ。・・・・・兄妹揃って化け物かよ」

 

オータムの気持ちも分かるわ。アリーナに完備されているドローンは全部で1000体。もう、300体しか残ってないわ。

 

「性能が良いのか・・・・・操縦者が良いのか。どっちかしらね」

 

「両方だろうな。秋は魔導師だったか?その経験を完全に生かしてヤがる」

 

あらあら♪憎まれ口叩いてるのに良く、秋の事見てるじゃない。

 

「・・・・・何だよ、スコール?ニヤニヤして」

 

「ふふ、オータムも秋の事が好きなのね~♪」

 

「はぁ!?な、何で、アタシがアイツの事を好きに成らないといけねぇんだよ!?」

 

オータムは顔を赤くして慌て始めた。

 

「だって、オータム。貴女、秋に見てもらう為に新しい下着買ったでしょ?かなり派手なの」

 

「な、何で知ってるんだよ!?あと、秋に見せるためじゃねえ!!」

 

「嘘を付いても無駄よ、オータム。貴女・・・・・こっそり“鈍感な男の子の落としかた"って本を買ってたでしょ?」

 

「ッ!?な、何で知ってるんだよ!?あの本はテーブルの二重底に隠してるのに!?」

 

見つから無いと思ったらそんな所に隠してたのね。

 

「他にもメイド服とか・・・・・」

 

「わあぁぁぁぁぁぁ!!そ、そう言うスコールだって、

紐みたいな下着買ってたじゃねえか!?」

 

「淑女のたしなみよ。好きな人に抱いてもらう為の・・

・・・ね?」

 

シチュエーション的には2人きりの部屋で押し倒されてそれから・・・・・。

 

「お~い、スコール。戻ってこーい」

 

「はっ!」

 

思わず秋に抱かれる事を考えてたわ。

 

『スコール!ドローンが出てこないんだけど?』

 

「え?残量〇・・・・・全部破壊したのね。秋、マドカ。データの測定が終わったから、部屋に戻って良いわよ」

 

『マドカと模擬戦したいからこのまま使って良いか?』

 

「良いわよ。でも、5分だけね」

 

『分かった。やるぞ、マドカ!』

 

『うん!』

 

秋は紅蓮を構えて、マドカはギャラクシー・ブレイカーの狙いを秋に定める。秋は走り出し、マドカはギャラクシー・ブレイカーのトリガーを引いた。

 

「適正S・・・・・“ヴァルキリー"か“ブリュンヒルデ"クラスだと?」

 

「2人の操縦技術と・・・・・生い立ちを考えれば違和感は無いわよ」

 

秋とマドカ。織斑千冬の元“弟"と織斑千冬の“クローン"。もう1人の弟・・・・・織斑一夏君は適正Bだったかしら?秋とマドカの方がISに愛されてる可能性があるわね。

 

「オータム。学園に報告する時は適正Aで報告しておきましょう」

 

「そう・・・・・だな。適正Sとなると確実に各国から狙われるかもしれないからな」

 

結局、私達が出来る事なんてこれくらいしか無いのよね。やるせないわ・・・・・。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

マドカとの模擬戦は結局、時間切れで引き分けになった。楽しめたから良いけど。

 

「久し振りにIS動かすと疲れるね~」

 

「なら、今日は早く寝るか?」

 

「うん!」

 

俺とマドカの部屋は寮の隅だ。隅部屋だけにかなり広い。途中、穴だらけのドアがあったけど気にしないでおいた。

 

「軽くシャワー浴びたら食堂行くか?」

 

「うん!お兄ちゃん先に入っていいよ!」

 

「ありがとう、マドカ」

 

俺は部屋のドアを開ける。そこにはーーーーー。

 

「おかえりなさい、貴方。ご飯にする?お風呂にする?

それとも、わ・た・し?」

 

裸エプロンの刀奈がいた。

 

バタンッ!

 

「・・・・・刀奈が居たよな?」

 

「・・・・・居たね。裸エプロンで」

 

俺とマドカはドアの前で固まっている。

 

「もう一度開けてみるか?」

 

「そうだね・・・・・」

 

俺はもう一度ドアを開ける。

 

 

「おかえりなさい、貴方。私にする?簪ちゃんにする?

それとも、2人まとめて?」

 

「あうあうあうあうあぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

裸エプロンの刀奈と首まで赤くした裸エプロンの簪がいた。

 

バタンッ!

 

「・・・・・増えたな」

 

「・・・・・増えてたね」

 

俺とマドカはアイコンタクトを交わす。

 

(マドカ、5秒後に突撃だ)

 

(うん。私は簪。お兄ちゃんは刀奈だよね)

 

(ああ。それじゃあ、突撃だ!)

 

(了解!)

 

俺はドアを勢い良く開ける。すぐにマドカが突入。俺も続いて部屋に入って、ドアを閉めて鍵を掛ける。

 

「確保!」

 

「ふぇ!?なに!?何なの!?」

 

マドカが簪を抱き締めて捕まえた。俺はーーーーー

 

「痛い!秋君、指が頭に食い込んでる!頭がつぶれちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!?」

 

「そのまま、潰れちまえ!この、ド淫乱変態痴女!」

 

刀奈にアイアンクローを掛けている。刀奈が右手をタップして降参の意思を示してくるが関係ない。

 

「ド淫乱変態痴女!?私はそんなにはしたなくないわよ!!・・・・・秋君に苛められるのは気持ちいいけど」

 

何も聞いてません。

 

「ほ、ホントに離して!秋君とマドカちゃんに話したい事があるの!!」

 

「話したい事?」

 

「そ、そうよ!だから、アイアンクローを止めて!」

 

「却下。このまま話せ」

 

俺は少し指の力を弱める。

 

「はい・・・・・。私と簪ちゃんが秋君とマドカちゃんと同じ部屋です」

 

何故か敬語になった。

 

「刀奈は2年だろ?2年の寮もちゃんとあるんじゃないか?」

 

「生徒会長権限で同じ部屋になったの!」

 

職権乱用かよ。

 

「はぁ・・・・・。とりあえず、2人とも服に着替えてこい」

 

俺は刀奈の頭から手を離す。

 

「あいたたた・・・・・・。頭へっこんで無い?」

 

「へっこんで無いから着替えてこい」

 

「は~い」

 

刀奈は服を持って脱衣場に入っていった・・・・・と思ったら顔だけ出してきた。

 

「覗いても良いわよ?」

 

「早く着替えろ!」

 

「きゃあ~秋君が怒った~♪」

 

刀奈は笑いながら脱衣場に戻って行った。

 

「はぁ・・・・・。簪も着替えてこい・・・・・よ?」

 

俺はマドカが確保した簪の方を見た。いや、見てしまった。

 

「きゃあ・・・・・!マ、マドカァ!や、止めて!」

 

「うぅ・・・・・私にももう少し胸があれば・・・・・

!この、胸か!この、胸でお兄ちゃんを誘惑してるのか!?」

 

「きゃあ!?や、止めてぇ!止めてよ、マドカァ!!」

 

マドカが簪の胸を揉んでいた。何て、百合百合しい光景なんだ。って、違う!

 

「マドカ!何してるんだ!?」

 

「ふぇ・・・・・?あ、あわわ!ご、ごめんね簪!?嫉妬で思わず・・・・・」

 

嫉妬で簪の胸を揉んだのか!?

 

「うぅ・・・・ひっく、もう、お嫁に、ぐすっ、いけない・・・・・」

 

ガチ泣きしてるよ・・・・・。

 

「か、簪。悪い、マドカが・・・・・」

 

「ぐすっ、責任とって」

 

涙目の簪が俺を見てきた。

 

「せ、責任・・・・・?」

 

「うん。責任」

 

あれ?泣いて無いぞ?もしかして騙された!?しかも、

裸エプロンのまま俺に抱き付いてきた。マドカとは違う胸の柔らかさがダイレクトに伝わってくる。簪の目は何処か妖しく、艶めいた物を宿している。

 

「か、簪・・・・・さん?」

 

「秋・・・・・私の。ううん、私だけのモノにーーー」

 

簪が何か言おうとした瞬間にバンッ!と大きに音がした。

 

「そこから先は聞かせないわ!!」

 

「グハッ!?」

 

横から刀奈の声が聞こえると同時に、側頭部に激痛が走り、最後に見たのはクリムゾンスマッシュを決めた555の様に着地する刀奈。簪とマドカが慌てて俺に駆け寄って来る2人を見たあと、俺の意識は暗転した。とりあえず、後で刀奈締める。




駄文ですいません。

これからの予定なんですけど、8月27日発売の艦隊コレクションのゲームを買ったら秋in艦コレの小説を囲うと思います。

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