泣きむちなロックンローラー   作:10円ガム

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前から書きたいと思ってた。
学生の恋愛物です。
音楽をテーマにしていますので、
利用規約に引っ掛かりそうなら、
辞めます。
更新は遅いでしょうが、他作品共によろしくお願いいたします。


第1話。変わった喋り方。

「泣きむち!泣きむち!((ヾ(≧皿≦メ)ノ))」

彼女は言いました。

 ・・・・・・

「ロックローラーは、人前で泣かんのんぞ!

 (*`Д´)ノ!!!」

 

その子を前に僕は泣き出してしまった。

 

「皆の前で歌うって言ったのじゃん!

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))

 ウソつき!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。」

 

その子は次の日引っ越して行った・・・。

あれから、十年間

高校になり新しい日々を迎えた。

 

僕は小泉、凌(こいずみ、りょう)

 

平凡な男子高校生だ、

僕は新しい高校生活を満喫していた。

ある日、皆が友達作りでワイワイする中、

一人の女子がイヤホンで曲を聴いていた。

 

「稲垣さん、何聴いてるの?」

 

数人の女子が彼女を取り囲み聞いた。

 

「ブルーハーツ!超かっこいいんゾ!」

 

変わった喋り方をする彼女だった。

回りも今時ブルーハーツ何て・・・

という反応だった。

 

「あ~知っている。リンダリンダとかだよね?」

 

「歌い出し解るんね?」

 

「サビしか知らないよ~」

 

「皆そうよーるんよね!知ったげに!

 聴く?リンダリンダ?」

 

クラスメイトと彼女が答えると

彼女を取り囲んでいた、女子は

いや、いーやと去っていた。

彼女の怒ってるいる様な・・・

喋り方や対応が駄目だったのだろう・・・

 

彼女の名前は、稲垣朱里(いながきあかり)さん。

ぼっち確定だろうな・・・

 

彼女は耳にイヤホンを当てると、

どぶねずみ、みたいにと、小さく口ずさんでた。

 

僕はそう思いながら。

授業を受けた。

 

授業が終わり、クラスメイトがクラス内で

交流を深めようと教卓で言った。

内容はカラオケだ。

 

男子は全員行くらしい、僕も

いつの間にか参加確定だ。

 

女子も殆ど参加だ。

女子は女子で交流を深めたり、

イケメンに集まるのだろう。

 

いきなり、その日は予定やカラオケの部屋や

時間が合わせにくいので、

後日また、授業が短い時にカラオケになった。

 

僕は仲の良い男子、数人と同じ部屋に入るつもりで

その思わく通りになったが少し

予想外に、僕がいる部屋に稲垣さんが

入って来た。

 

「私もえーよね?入れてつきゃあ!」

 

断る理由は無く。

皆素直に受け入れた。

 

僕が、好きな曲を入れて歌った。

 

チューリップの『サボテンの花』だ

 

少し古かったが皆知ってて、良い曲!

良い曲!と言ってた。

 

友達はボーカロイドが好きらしく、

別の友達はアニソンを入れた。

 

稲垣さんは・・・

 

リンキンパークの『Numb』という曲だった。

 

ロックでカッコ良いのは解る。

でも僕は好きじゃない。

後、彼女は女子な事も有り、

声が軽いむしろ、可愛い声だった。

 

彼女が歌い終わるともっかい、

同じ曲を入れながら。

 

僕にマイクを渡して来た。

 

「小泉君、うとーてくれん?」

 

(うとーて?あぁ歌ってかな?でも知らない曲だけど)

 

「さっき初めて聴いたんだけど・・・」

 

「えーけぇ!うとーて!」

 

さっきの彼女を聞いた感じで真似をして、

歌った。

 

友達はハスキーで凄い上手いじゃん!と

絶賛だった!

 

等の本人は、

「ぶち、よわー!(*`Д´)ノ!!!」

と部屋を出て行った。

僕は何が何だか解らなかった。


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