ZIPANG 艦娘「みらい」かく戦えり   作:まるりょう

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第三話 月下揺籃 漣下絶影 後編

 ガダルカナル島近海

 

深夜のガダルカナル島の上空を双発機が飛行していた。

「こちら海鳥、赤外線カメラ感度良好。深海棲艦のドックから飛行場、陸上施設から何から何まで、ハッキリ見えますぜ!」

 サタケ一尉の報告と海鳥の撮影した動画を見ながら響が呟いた。

「百キロ離れた所の偵察がこれほど鮮明に映せるとは……これが有れば、我が軍はミッドウェーで負けなかった」

「海鳥、こちらみらい。大丈夫?深海棲艦に見つかっていない?」

「平気ですよ。任せてください。みらいのレーダー妨害とデータリンクの情報で我が機は敵機に奇襲されるような事は有りません。いざとなれば、このアムラームでアウトレンジから一撃ですよ」

 サタケは海鳥の翼に目を遣った。翼下に搭載されたそれは、射程50キロの中距離空対空ミサイル、AIM-120 AMRAAMだ。

「相手は日本軍機じゃなくて深海棲機。父島の二の舞にはなりませんや」

「注意してね。無茶しないで。飛行場姫の方に近寄ったら危ないわ」

「みらいの方こそ、輸送船団が到着する前に見つからないようにして下さいよ」

 そう言ってサタケは海鳥を駆る。

「しかし、ガダルカナル島がこれほど堅牢に要塞化されていたとは……これでは、原住民は……」

「恐らく全滅、ね」みらいが答えた。

 重火器で武装した近代的な陸軍の大部隊がいる場合は別として、深海棲艦が占領した地域に住民が住んでいた場合、抵抗できない丸腰の彼らは深海棲艦の素体を構成する「タンパク質の供給源」となる、と言われている。真相は不明だが、深海棲艦の基地では人体の研究も行われているという噂もまことしやかにささやかれていたりする。海鳥は一つの陸上施設へ降下し、フライパスした。

「中に何か居たようだね」響が声をかけた。

「敵の陸兵基地かしら」

 かつて人間が建設したものを使っていると見られるその建造物は島の沿岸、深海棲艦施設から離れた所にあり、窓から中が伺えた。

「人のようにも見えます。危険ですが更に近寄ってみます……無線機に反応が?」海鳥はティルト90度でホバリングする。

「みらい、ECMを解除出来ますか?」

「危険だわ、敵のレーダーに捕捉されるわ。……一瞬だけよ!」

「了解。深海棲艦のものと見られる無線通信をそちらに繋ぎます。高感度望遠カメラ、目標に向けます……」

 するとそこいたのは深海棲艦の陸兵ではなく、艤装を付け紺の髪と帽子を被った艦娘だった。

 

「そん、な……事が!」映像をみた響は絶句した。

 無線から聞き覚えのある、弱々しい涙声が聞こえた。

『こちら日本海軍駆逐艦、暁。そこの航空機、聞こえますか……? 我が艦は、ぐすっ、一週間前撃沈されて敵に捕まって……お願い、聞こえてるなら助けて、救援を、呼んで、下さい……』

「暁っ!」

 響はみらいの端末機を掴み取り、大声を上げた。

「暁、聞こえる? こちら響だ、捕まったのか? 大丈夫か!?」

『はぁっ、ひ、響……? どうして……』

「私はみらいと一緒に来たんだ。どうして深海棲艦の基地にいるんだい? 何かされてないか?」矢継ぎ早に質問を浴びせる。響も涙声になっていた。

『……い』

「何だって?」

『全部あなたのせいじゃない!』暁は声を張り上げた。

『あなたがみらいについていったからこんな事になったのよ!不明艦と同じ行動をしているからって、責任問われて、私が違うって、第六駆逐隊の潔白を示すために、囮しなきゃならなくなって……うぅ……怖い、気持ち悪いよぉ』

「え、ち、そ……そんな……」響の目は涙で一杯になっていた。違う、私は逃げたわけでも、姉妹をこんな目に遭わせようとも思っていなかった。そう言いたかったのに、言葉が出て来ない。

 みらいは自分の肩を掴んで震えている響から端末機を取り返した。

「代わりました、こちらみらいです。深海棲艦に何かされていない? 大丈夫?」

 端末機の向こうから、泣き声の返事が来る。『……はい。捕虜……? みたいで、轟沈して島に流れ着いたあとずっとここで閉じ込められてます……艤装も一緒だけど、逃げられません。なんか、色々何かされたの……すん、みんなに、基地に帰りたい……』

「暁さん、何かされたって一体……」みらいが口を開いたとき、

「こちら海鳥、緊急事態発生! レーダーにて敵夜間戦闘機の発進を確認。見つかったみたいです!」

「なっ、了解、ECMを再起動させます。海鳥、全速力で帰還して。逃げ切れる?」

「まだ目視距離じゃありません。逃げ切ってみせます。もう誰も死なせない!」

 海鳥はその場で急上昇し、暁にバンクを振るとティルトを0度に戻して飛び去った。

 

 響はその場にしゃがみ込み、頭を抱えて震えている。

「暁が責任を取ってって、どういう事……? 深海棲艦の基地で、なにされたんだ……? 轟沈した……暁にはもう会えないのか……? 雷や電はどうしてるんだ……?」

 響がゆらりと立ち上がった。虚ろな目は、みらい達が立っている深夜の海のようだ。その目から頬に一筋の涙を流し、無表情でみらいに向き直った。

「すべて私のせいなのか……?」

 みらいは海面に写った月光を眺めながら唇を噛んだ。

「いいえ、私の責任よ。……自分を責めないで、日本海軍は私を信じてなかったんだわ」

 みらいも響に向き直る。みらいの長い髪が夜風を受けて蒼く広がる。

「状況が変わったわ、作戦変更。暁救出作戦を立案します」

 

 

 4日後

 

 

「輸送船団、ガダルカナル島西端に到達します。数72! 速力10ノット、変わらず。……全て史実通りです!」みらいのCICで担当の妖精が叫んだ。

「SH60K、予定通り島南東から上空に、順調に飛行作業を消化中。着陸予定地まで、あと10分」

「順調に行けそうだね」みらいの後ろで響が言った。

「私はハイテクの有り難さを噛みしめてる所よ」みらいが返す。

「GPS衛星を使うか、せめて海鳥が居ればミサイルを誘導出来るのにね……」

 海鳥は作戦を変更したという連絡の為に、トラック基地に送り込んだので今はいない。海鳥はトラック基地の司令部に暁が生存しているという事実と、ガダルカナル島砲撃の中止を要請したはずだ。

「海鳥に私の妖精も載せておいたからね。もう一蓮托生だよ」

「ごめんなさい。あなたの乗組員まで危険な目に合わせて」

「同じ日本海軍だから大丈夫なはずさ。信用を得るためにはこうするしかない」

 

 深夜のガダルカナル島、内陸部の草場にSH60Kが着陸する。中から4人の妖精が飛び出してきた。

「周囲を確認! 降下!」

「前方の茂みに集合!」

 彼らは海自の陸戦装備に89式小銃、無線機やレーザー誘導装置などを持っていた。

「ガダルカナル島北部アウステン山山中……ここから深海棲艦の基地まで約四キロか」妖精は頭をあげてガダルカナルの密林を見上げる。

「陸戦経験の無い俺達にとって辛い戦いになるぞ……」

 

 みらいは響の方を向いた。

「もう大丈夫?」

「何がだい?」

 響も横目でみらいを見る。

「暁のこと、よ」

「……あぁ。心配ないよ。私は、みらいさんを信じている。希望はまだ残っているもの」

 この時代、いや、私の知っている21世紀までの歴史の中で、深海棲艦に捕まった後生還した艦娘は1人とていない。撃沈され溺死した艦娘が深海棲艦となって再生するという噂はあっても、生身のまま敵根拠地に流れ着いて捕虜になるといった例はないのだ。

だが、深海棲艦には社会性があり、言葉による意思疎通も可能という。まだ暁とその艤装が無事ならば、或いは……

「水上レーダー、艦影を感知!方位3-2-6、サボ島沖50キロ!単縦陣で突入して来ます!」

「何ですって!?」

「ラバウルを出撃した、前衛艦隊です!」みらいのヤナギ一曹が答えた。

「主力の戦艦隊が突入する前に敵の迎撃を露払いするため先行させる、支援艦隊と思われます!

今日この時間に来た8隻の艦隊……全て史実通りです! この状況から導かれる結論は……」

「……海鳥の報告が無視されたのね!」

 

 

 旗艦、南方方面艦隊・第八艦隊鳥海

 以下、重巡加古、古鷹、青葉、衣笠

 軽巡夕張、駆逐艦吹雪、深雪

 山本連合艦隊司令長官並びに永野軍令部総長宛てに打電

 我、ブーケンビル海峡を高速で南下中

 イザベラ島、ニュージョージヤ島間を高速で突破

 ガ島泊地に殺到、奇襲を加えたる後急速退避せんとす!

 

 零観が照明弾を投下する。煌々とした灯りがガダルカナルに集う警備艦群を照らした。

「敵艦捕捉! 全艦、砲雷撃戦、用意ー!」

 

「左舷九度、敵巡三隻! 目標、重巡リ級! 敵はまだこちらに気付いて無いよ!」

「砲雷撃戦始め、てー!」

 鳥海から放たれた酸素魚雷は先頭にいた重巡に殺到、続いて10門の20センチ砲を斉射する。

「リ級に魚雷2、砲弾多数命中! 完全に停止です!」

 古鷹の報告により、間髪入れず次の目標に照準を向ける。

「後続艦頭左、回頭!」

「斉射ー!」

 発砲炎に照らされた20センチ連装砲が唸りをあげる。

「敵はこれだけ? まだ試してみたい装備が有るんだけど!」夕張が呟く。「25ミリ機銃の水平射撃、とか」

 漆黒の水平線上に赤い光が灯った。一呼吸のち、鳥海の至近に水柱が立ちあがる。

「まだいたわ! 左舷に敵艦影五見ゆ! 探照灯照射!」

「そう来なくっちゃ! 深雪様のお通りだぁ! 撃てーっ!」

 

「CICより緊急通達、ガダルカナル島北部にて海戦を確認! 突入した第八艦隊により深海棲艦艦艇は壊滅的被害を受けた模様」

「まずい! あの艦隊にガダルカナル島を艦砲射撃されたら、暁や私の乗員達が……」

 響が口を開く。「見極めなければならないのは、この第八艦隊の動きだよ」

「史実通りの支援艦隊なら敵空母を恐れて夜が明けないうちに退避して行きますが、ガ島周辺に空母がいないという佐倉提督の報告が受け入れられていたならば地上砲撃を、海鳥の連絡を信用したなら我々が行わなかった輸送船団攻撃を敢行するのでは無いでしょうか?」ヤナギが続けた。「ですが、飛行場姫攻撃には高速戦艦を投入するのでは……?」

 

 鳥海達は、粉々に砕け散った深海棲艦の艤装や、流出し燃え盛る重油の炎に照らされて立っていた。

「鳥海さん、報告します! 重巡四隻撃沈、駆逐艦二隻撃破! 私『古鷹』以下各艦、数ヶ所に被弾しましたが全艦損傷軽微です。完勝です! 敵空母は何処にいるか分かりませんが私達ならまだまだ闘えますよ。このまま泊地に突入しましょう!」

鳥海が答えた。

「ううん……大丈夫。敵空母は居ないと報告されているわ」

「そ、それじゃ……突入しちゃいますか!」吹雪が唾を飲み込む。

 だが鳥海は首を縦に振らなかった。

「いえ……みんなここまで良くやってくれたわ。私達の任務はここまでよ。艦隊集結! トラック基地へ帰投します!」

 ガダルカナル島近海に散っていた八隻の艦娘達は戦いを終え、一カ所に集まりつつ海域を離脱していった。

 

 

「第八艦隊、北西に変針。高速でサボ島を抜け撤退してゆく模様」CIC要員が報告した。

「歴史通り、主力艦隊突入の為の露払いだったようだね。ひとまず、暁達は無事か」響は胸をなで下ろす。

「佐倉提督や海鳥の報告が伝わらなかったか、信用されなかったわけね……ヤナギ、史実通りとしたら、主力艦隊の突入はいつ?」

「明日です。金剛型戦艦二隻を含む大艦隊が飛行場姫を焼き払います。それまでに暁や陸戦隊を救出しないと……」

「分かりました……上陸部隊、聞こえますか?」

『よく聞こえます。みらいさんが敬語なんて……何時ぞやの合同演習で負けそうになったとき以来ですね』

「先ほど襲撃した第八艦隊は撤退しました。全て史実通りです。……0300をもってサジタリウス作戦を、開始します!」

 

『こちらブラボー、今暁の捕らえられている兵舎を視認しました。距離およそ100メートル』

 茂みに伏せ暗視装置を携えた、船務長の妖精カドマツが報告した。

「こちらみらい、暁の安否は確認できる?」

『……無理ですね。深海棲歩兵の警備が厳しくて……いくら現代の陸戦装備といっても二名でこれを突破しろというのは自殺行為です』

「分かったわ。ブラボーはその場所で待機。深海棲艦の動向に注意して。アルファ、状況」

 無線機の奥から航海長オグリの威勢の良い声が聞こえた。

『こちらアルファ、予定位置まで来ました。リコちゃんがよく見えるぜ!』

「リ、リコちゃん……?」

『リコリス・ヘンダーソン。飛行場姫の固有名ですよ』オグリの相方ヤナギが補足した。

『やっとこいつの出番か!』

 オグリが鞄の中から不格好な望遠鏡のような装置を取り出した。

「出来るだけ深海棲艦基地に接近して。目標は沿岸の構造物よ」

 二人は妖しい光に仄かに照らされた飛行場姫や港湾施設を見つめた。

 

 

「リコリス司令官、損害報告! 西太平洋艦隊ノ戦艦一隻、重巡二隻轟沈。二隻大破、航行不能。戦闘能力ヲ喪失シマシタ」

 青白い肌をした深海棲艦の要員が報告に来た。

「艦娘ドモノ動キハ?」リコリスと呼ばれた飛行場姫が返す。

「ハッ、0220北西ヘ転舵、当海域ヲ離脱シマシタ」

「逃ゲタデスッテ……」

 姫は渡された報告文に目を通して言った。

「タカガ八隻ノ艦隊ニ前衛艦隊ヲ殲滅サレタトハ……」

 彼らは強い。海に囲まれたアジアの島国は、艦娘を配備し徹底抗戦の構えを見せた。我々深海棲艦は日本本土占領どころか、西太平洋の支配すら揺るがされつつある。

「コノ艦隊ハ我ガ防衛艦隊ヲ攻撃シタダケデ、輸送船団ニモ私ニモ手ヲツケナカッタ……」

 すなわち、本命の攻撃艦隊が後から私めがけてやってくる訳だ。

「総員第二種戦闘配置!今後ノ日本艦隊接近ニ備エテ……」

 命令を加えようとした矢先、別の連絡員が駆け寄って来た。

「今度ハ何?」

「妙ナ電文ヲ受信シマシタ」

「艦娘ドモノモノカ?」

「ト、思ワレマスガ平文デ、リコリス司令官宛テデス」

 飛行場姫は眉をひそめる。「私宛テ?読ンデミナサイ」

「ハッ……『リコリス・ヘンダーソン飛行場姫に警告する! 本日0300、貴軍が要塞化しているガダルカナル島北岸部にある入渠設備を攻撃する。使用兵器は……ミサイル。現存の技術を超越した新兵器である。貴軍の陸戦兵力撃破の前に、まず艦艇が入る浴場を吹き飛ばす。これは深海棲艦に対する退避勧告であり、警告である! 本作戦名はサジタリウス!』以上デス」

「サジタリウス……オーストラリア人ノ言語デ射手座カ。日本ラシクナイ作戦名ダ」

 飛行場姫は報告を笑い飛ばした。

「心配ナイ。近海ニ艦娘ハ報告サレテイナイ。ツマラナイ攪乱ダ。放ッテオケ」

 だが飛行場姫は座り込んで、口元に手をやり考え込んだ。まだ日本艦隊に私の存在が発覚して1ヶ月も経っていないのだ。私の元に来た艦娘に名前を聞かれた事もない。何故私の名前を知っている……?

 

 

「ガダルカナル島北岸、レッドビーチのデータ入力完了」

 CICの報告にみらいは無言で頷いた。

 歴史通りに進行しているガダルカナルの海戦。私の存在はそれ程の誤差を生じさせないのかも知れない。だがこの一撃は明らかな分岐点を創り出すだろう。この時代にあり得ない私の存在。後世の歴史学者はなんと書き記すだろうか。

 みらいは10数メートルうしろを付いて来ている響の方を向いた。響は大丈夫、貴方を信じているとでも言うように頷いた。

「0255、そろそろ時間だよ」響は自分の腕時計を見て言った。

 みらいは正面を向き直り、唾を飲み込み深呼吸して叫んだ。

「発射筒1番、対艦ミサイル・SSM1b改、ファイア!」

 みらいの艤装後部に取り付けられた筒状のランチャーから、轟音を立てて一筋の「矢」が黒い空に放たれた。それは一定の高度に達したのち、推進をロケットからジェットエンジンに切り替え、海面を這うような高度に降りていった。

 

「作戦開始だ。ポインティング!」

 ガダルカナル島に上陸していたオグリは、担いでいた装置を深海棲艦の入渠ドックに向けスイッチを入れた。装置から放たれたのは赤外線。ECM対策にと国産対艦ミサイルであるSSM1bにASM2の赤外線誘導シーカーを搭載したこの対艦ミサイルは、慣性誘導装置により目視距離までやって来た後、赤外線ポインターの示す目標に突撃する。

 

 

 飛行場姫は急に立ち上がり、指示を出した。

「レッドビーチノ全陸兵ニ通達。エマージェンシーコール! 全入渠ドックヨリ600メートル以上離レヨ! 各部隊ニ連絡、敵艦娘ノ接近ニ備エヨ!」

3時まで後二分。

北の空を見上げたが、何も無かった。飛行機の爆音一つ聞こえない。

「ヤハリ欺瞞工作カ……」

 

 SSM1b改は海上を疾走する。驚きの鳴き声をあげる深海棲艦の警備艇の頭上を時速1000キロで飛び越えた。

 

「リコリス司令官! アレヲ……」

 部下が西の空を指差した。

「ナンダ、アレハ……」

白い「矢」は島上にかかると、急角度で弾体を引き上げた。

「来たぞ!ホップアップして……いい子だから、外れずに来いよ!」オグリは赤外線ポインターを掴む手に力を込める。

 

 数百メートルの高度を稼いだミサイルは、

 

「退避、急ゲー!」

 

 目標至近でその位置エネルギーを解放し、

 

 亜音速で、深海棲艦のドックに衝突、

 

 炸裂した!

 




原作ではハープーンでしたが、レーダー誘導方式のハープーンを赤外線ポインティングで誘導できるというのはどう考えてもおかしいので、作中のように赤外線誘導式のシーカーを国産対艦ミサイルSSM1Bに組み込んだSSM1B改、という設定を作りました。理由づけとしては、レーダー式と赤外線方式、二つのシーカーをもった対艦ミサイルを同時発射することで、敵のソフトキルを無効化する、といった感じでしょうか。
これらAMRAAMの搭載やSSM1Bに限らず、艦娘の世界では存分に戦えるようにみらいの火器は原作とはかなり変えている部分があります。

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