比企谷八幡が海浜高校で生徒会長をしたら   作:時雨煉

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 折本目線をやってほしいと言う人は4人増えました。あと、1人増えれば確定ですね。
 今日はちょっと短めですね。


第8話

 俺達はまた、サイゼで食事を取っている。

 

「比企谷、ほんとサイゼ好きだよねー」

「まあな」

 

 なんなら、俺の食事、サイゼ縛りにしてもいいまでである。

 サイゼは値段も安いし、種類も多いし、完璧だろ。

 

「飽きませんか?」

「色んな種類あるだろ」

「まあ、そうですけど……」

「カフェとか行かないの?」

「行かないことはないが、基本的にはサイゼで充分だ」

 

 カフェ行っても、ちょっと高いコーヒーで贅沢するだけだもんな。

 

「それより早く注文しようぜ」

「もう決めたの? メニュー表見てなくない?」

「サイゼに通いつめている俺にはそんなもの不要だ」

「なんか、怖い……」

「うわぁ……」

 

 頼んでから20分~

 

「そう言えばさー、今日会った隼人って人、総武高のサッカー部の人じゃない?」

「そうですけど」

「あ、やっぱり?」

「知ってるんですか?」

「イケメンで有名だよ」

「葉山先輩ならありえそうですね……」

 

 そんな有名人だったの? そんな噂知らなかった。まあ、噂が伝わってくるような人いないんですけどね。

 

「なんだか、あいつは気に食わない」

「えー、そうですか?」

「比企谷のはあれでしょ? リア充爆発しろー的な」

「ああ、そうだな。あいつには是非爆発してもらいたい」

 

 もれなく、あのうざい奴にも爆発してもらいたいところだ。なんだっけ? 戸馬だっけ?

 

「そう言えば、葉山の時は態度違ったな」

「そうですかー?」

「もしかして、その、葉山のこと、す、好きなのか?」

「はあ?」

「口説いてるですか? ごめんなさい、まだちょっと無理です」

「勝手な解釈するな」

「比企谷、いろはちゃんのこと……」

「違げぇよ」

「ただ、好きなのかどうか気になっただけだ」

 

 明らかに態度が違ったからな。もう一人も別の意味で違ったけど。

 

「まあ、かっこいいとは思いますけど……」

「気になる相手にはとりあえず手を出……繋ぎたいなとは思います」

「……」

 

 手を出すって言いかけなかったか? こいつ……。

 折本も特に驚いている様子はない。

 女子の世界ではこれが普通なのか……女子怖い。

 

「あー、もうこんな時間だし、そろそろ帰る?」

「そうだな、早く帰りたい」

 

 早く帰ってプリキュア見たい。

 

「せーんぱい」

「言っとくけど、奢らんぞ」

「まだ、何も言ってないのにー」

「でも、用件はそれだろ?」

「はい」

 

 今の俺の財布にはとてもじゃないが3人分は払えない。

 2人分ならギリギリ払えるが、片方が文句言っても困るので今日は奢らない。

 

「仕方ありませんね……」

「お会計、2580円になりまーす」

 

 俺達は一人分を払う。

 

「ありがとうごさいました」

 

 サイゼを出て、一色は家の方向が違うので別々に帰る。

 

「さよなら~」

「バイバイ~」

 

 俺は軽く手を振る。

 

「じゃあ、帰ろっか」

「ああ」

 

 二人で駅へと向かった。




 SSを書くのはこの作品が初めてなんですけど、ハーメルンではこれって評価いい方なんですかね? 他のやつの方が人気ありそうですけど……。

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