もう一つ作品を書きたいと思うのですが、どれにしようか迷っているのでアンケートを取りたいです。
活動報告のほうでアンケート取るので協力お願いします。
今日中には活動報告書くつもりです。
「泊めてくれないかな?」
「は? 無理に決まってんだろ」
「えっ?」
俺は女子を泊めるなんてこと好きはない。小町で十分だ。
ましてや折本だ。何をされるか分からん。家探しされるに決まっている。
折本には悪いが泊めることはできない。てゆうか、恥ずいし。
「これって、そうゆう流れじゃあなかったの……」
「知らねえよ」
どこらへんをどうしたら、泊める流れになるんだよ。何それ、どこの主人公?
「他あたってくれ」
「他って言ったて……」
「いるだろ、一色とか仲町さんとか」
「今からじゃ迷惑だし」
それって、俺には迷惑かけてもいいってことになるんですけど……。
「だからさ、泊めてよ」
「いや、常識的に無理だろ」
親は仕事で今日は帰って来ないが小町だっているし、そもそも、男の家に泊まるのが駄目だろ。ビッチかよ。
「大丈夫だって」
「男の家に泊まるの大丈夫なのか?」
「他の奴なら駄目だけど比企谷なら……」
「は?」
何それ、なんのフラグ? 勘違いしそうになるから辞めてくれませんかね? 二回も同じ相手に振られるとか、心が、持たない。
「手を出してきたりしないでしょ?」
意気地なしって、言いたいんですかねそれ。まあ、出さないだろうけど。理性が持つ限りは……。
「分からん。俺も男だ」
「え、そ、そうなの?」
やだー、女に見えた? きゃはっ。なんてな。
「でも、比企谷なら……」
「何ぶつぶつ言ってんだ」
「べ、別に……」
これ以上話していても埒があかない。
「……小町がいいならいい」
「えっ?」
「小町がいいならいい」
折本はとても嬉しそうに笑った。
俺はときめきかけた。最近、女子にときめきかけるのが多い気がする。
「あ、ありがと……」
「小町次第だけどな」
「うん……」
でも、小町のことだ。まず、OKするだろう。
あと、何かしら手を回してくるはずだ。
「小町ちゃんってどんな子なの?」
「超可愛い天使」
「うわ……」
小町は天使。異論は認めない。
「比企谷の家ってどこなの?」
「すぐそこだ」
意外と近かったりして驚いている。
「なあ、すぐだっただろ」
「そうだね」
5分もかかっていない。
俺は家に入る。
「ただいま」
「あ、お兄ちゃん、遅か……誰?」
「折本かおりです。よろしくね」
「折本さん!? 家に連れてくるなんてまさか!?」
「いや、そのまさかではない」
「ま、分かってたけどねー」
小町の冗談には疲れさせられる。まさかの後はだいたい予想はつく。ろくでもないが。
それにしても、意外だ。折本はそれなりに挨拶が出来たんだな。リア充式の挨拶かと思ってた。
「で、折本さんは遊びに来たの?」
「いや、それが、泊まりにきたんだ」
「え? またまた、その手には引っかからないよ?」
「いや、ほんとだって」
「ねえー、折本さん?」
「ぅ……」
「ほんとに?」
「ほんとに 」
小町は頭を抱えて、動揺している。
今までに前例のないことだ。普通はこうなる。
「お兄ちゃん、告白したの?」
「してないし、する気もない」
「……」
なんで、折本なんかに告白しないといけないんだ。結果は数年前に聞いてる
折本が若干悲しそうな顔をした気がしたが気のせいだろう。
「まあ、是非是非、上がって下さい。今日は親もいませんから」
「そうなの……?」
「……まあな」
時刻は9時を過ぎたところ。このあとはどうなるのか? 比企谷八幡の今後に期待です。心の中で実況って虚しいな……。