家に漫画がないからアニメで確認してるんですが、原作と大分違うんですよね(;´д`)
漫画の方に合わせて書いて生きたいので頑張ってブックオフで探そうと思います。
それでは4話です。
「まさかトーカがバイトしてるとはな~。」
「私もアンタが来るとは思わなかった。それ飲んでさっさと帰れ。」
「ト、トーカちゃん、お客さんなんだから。」
あの後、金木と智樹は軽い自己紹介をして、今に至る。
「俺はコーヒー一杯で二時間は粘るぜ!」
智樹は自信満々にいい放つ。
「マジで帰れ!」
そんなやり取りをしていると、店のドアが開き、一組の親子が入ってきた。
「リョーコさん、ヒナも、いらっしゃい。」
智樹が来たときとはうって変わって董香は嬉しそうだ。
「董香ちゃん、芳村さんは?」
母親の方が董香に尋ねる。
「奥に。」
董香がそう言うと、娘を連れて店の奥へ入っていった。
「トーカちゃん、あの人達もグ「ふん!」あが!」
金木が言い終える前に、董香からエルボーをもらう。
「馬鹿!今は工藤もいるだろうが!」
董香は金木に小声で注意する。
「あ!ご、ごめん。」
金木も自分のミスにすぐ気付いた。
「さてと、そろそろ行くか。」
そう言って智樹は席を立つ。
「また来るよ。」
「二度と来るな。」
安定のやり取りを終えて、智樹は店を出・・・・・
「待てコラ、金払え。」
「ツケといて。」
「そんな制度ねえよ!」
もちろん金は払った。
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20区の路地裏、二人の男はすでに生き絶えた男の死体を見下ろしている。
「クク、歯ごたえのないクズだったな。」
長い白髪の男・・・・CCG捜査官、真戸呉緒は殺した喰種を嘲笑う。
「しかし、20区も物騒になってきましたね。」
大柄な男・・・・真戸のパートナーである、亜門鋼太郎は真戸に話しかける。
「ふむ、20区は比較的喰種被害が少ないが、大物が何匹かいるようだしな。『大喰い』、『美食家』、そして最も不可解な行動をしている『蜘蛛』・・・こいつらが主な喰種だな。」
「『蜘蛛』に関しては20区だけでなく他の区でも目撃されていますが、何故20区にいると?」
「決まっているじゃないか。」
真戸はふ、と笑い、
「勘だよ。」
一見すると何の根拠も無いようにみえるが、それは亜門が最も信用するものだった。
「真戸さんの勘は外れませんからね。」
そして亜門は『蜘蛛』について考える。
「『蜘蛛』は何が狙いなのでしょうか?奴が喰うのは喰種か犯罪者だけだと聞きます。」
「そこまでは私にも分からんがね、クズがクズを喰っているというのなら今は他を優先すべきだな。」
そして二人はその場を後にした。
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智樹は現在11区に来ていた。
ここにたちの悪い喰種の集団ができたという噂を聞きつけて、様子を見にきたのである。
噂によると、『隻眼の王』と呼ばれる喰種をトップとして、強力な喰種が集まっているらしい。
さらに、その中には智樹が長らく探していた『ジェイソン』もいると言われている。
智樹はマスクを着けて、わざと喰種の目につくように歩いている。
すると、人気のない廃ビルの近くで、何人かの気配を感じた。
「やっとお出ましか。出てこいよ。」
すると、二人の人間・・・・いや、おそらく喰種が姿を現した。
一人は智樹よりも年下であろう少年・・・・どことなく董香に似ている気がする。
もう一人は白いスーツを着た大男。
二人ともマスクは着けていなかった。
「テメーが蜘蛛か?」
少年の方が智樹に聞いてきた。
「・・・・・だったら何だ?」
「うちのボスが君に興味があってね、一緒に来てもらいたいんだ。」
智樹の質問に答えたのは大男の方だった。
「アンタらは『アオギリの樹』だな。そこにジェイソンってやつはいるのか?」
「ほう、知ってたんだ。ジェイソンは俺だよ。それで、答えは?」
智樹はにやりと笑い、蜘蛛の代名詞である八本の赫子を展開する。
「NO に決まってんだろ!今ここでお前らを殺す!」
蜘蛛の狩りが今始まる。
さあ、次回はヤモリ、アヤト戦です。
リゼの時よりも戦闘が長くなると思います。
そして何とかして漫画を読みたいと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。