我ら、性別反転組!!((殴   作:RaruFlag

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なにも信じられなくなると人って恐ろしいデス(´∀)ヨ(∀`)ネー


狭間隙間(8)

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

とにかく即座にカナギをおとなしくさせた。

 

見つからないようにこの2人を運ばなければならない

 

 

ドレスに血が多少ついたが気にしなかった。

 

そしてナトの寝室へと来た、あいかわらずだだっ広い

 

ベッドにナトを

床にカナギを乱雑に置く。

 

ナトは応急処置をし止血をした

消毒などもしたがほんとに軽いものである。

 

カナギに関しては殴って起こした

 

いきなり殴られたカナギは随分と驚いたようで1~2分ほど放心状態だった。

 

そして全て聞き出し説教をし今に至る

 

「…いくらなんでも殴って起こすとか……」

 

「友達刺されて普通でいられる方がおかしい」

 

「そりゃそうだけど…」

 

正論を返せばそれで黙るから楽である。

 

「…てか俺の指令はどうやってクリアすればいいんだよ……」

 

「は?」

 

こいつは馬鹿なのか

 

「この国の王子を殺せ

なんてどこに書いてあるんだ?お前の目は節穴か?」

 

「あっ…(察し)」

 

「とっとと行ってこい」

 

「ウィッス」

 

バタン

と扉が締まる音が聞こえた。

 

「…閻魔、いるんだろ?

出てこいよ全部聞いてるんだろ?」

 

俺がそういうと

 

「君には全部お見通しなのね…w」

 

床からニュっと首を出してきた

 

「なんでカナギに人殺しなんていう指令を出した?

俺らとはレベルが違うじゃないか」

 

「……はぁ…。

その理由は言わなければいけないのかい?」

 

閻魔は困った顔をする

「出来る限り答えて欲しいんだがな俺にとっては」

 

閻魔の顔はどんどん苦虫を噛み潰したかのような顔になっていく

 

「しょうがないね…

そんなにも……知りたいのならば教えてあげよう」

真面目な声になる。

少し自分にも緊張感が生まれた

 

「彼には、君らに隠している事がある。」

 

「?

それはなんだ?」

 

「それを出すために彼にあのような指令を出している」

 

「だからなんなんだよ、その秘密って」

 

「…そこまでは教えられない。

だけども、君にだけは言っておこう。」

 

あまりの変わりように息を呑む

そんなにも俺らに隠していることがあるのか?

 

 

 

 

カナギ

 

 

 

 

 

「【彼はキケンだ】」

 

「…は?」

 

言葉の意図がわからない

「どういう風に危険なんだよ、」

何故か冷や汗が垂れる

 

なにかが俺に危険を知らせてる。

 

 

「彼は…君たちにとっての驚異となる」

 

「だからあまり深く信じてはいけない。」

 

驚異?

何言ってるんだろう

 

カナギはなにか……するようなやつではない。

 

「先程、君がいたからナト君は助かった…それだけでわかるだろう?

逆に考えて見なさい

賢い君ならば、できるだろう?」

 

そういって消えた

あいつは消えた

 

俺がいなければナトは死んでいた。

 

 

 

逆に考える?

 

 

逆に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【カナギがいるからナトが死にそうになった】

 

その考えが頭を走り抜ける。

むしろそれしか浮かばせないかのようにその考えが鮮明に脳内にこびりつく。

 

わからない

 

 

 

カナギと閻魔……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレハドチラヲシンジル?




この後はとりあえずナトちゃん活躍させたいものです(震え声)

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