ハターン・モンスータの狩りと愛の日々   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 ハターンのキャラがだいぶ崩壊してきました。

 やはりキャラは面白おかしく動いた方が書き手としても書きやすいんですよねw

 と、書いていますが、この程度ではまだまだ。
 この先はもっと酷くなります♪


 


縞パンってすごくね?

 結局ディオシキの出現によりイトラに採取や採掘を教えるどころではなくなったので、俺はディオシキを連れて家に帰って来たのだった。

 

 

「う~ん懐かしの我が家。

 やっぱハタっちの家は本当に落ち着くね♪

 む、この匂いは……サラにゃんまで泊めてるの?」

 

 

 家に入るなり、あちこちの匂いを嗅ぎまわるディオシキ。

 

 その様子も昔から変わっていないな。

 

 ディオシキは匂いフェチなのだ。

 

 ……というか自分の家じゃないだろうにすでに我が物顔で家の中のものを嗅ぎまわる。

 

 

「お、何やら懐かしい声がするから起きてみればそこにいるのはディーちゃんじゃないか♪」

 

 

 二階の自室から降りて降りてきたサラはディオシキを見るやいなや飛び付いた。

 

 それを当然のように受け止めたディオシキはサラの体をまさぐるように匂いを嗅ぎ始め、サラはサラで文字通りディオシキの体を舐めまわす。

 

 

「くんかくんか。

 はぁ~、サラにゃんの匂いもいいわぁ~。

 僕様ちゃんはハタっちの次にサラにゃんの匂いが大好きなのさ♪」

 

 

「ぺろぺろ。

 うっはー、あたしもハターンの次にディーちゃんの味が大好きなんだよ♪」

 

 

 俺の腕の中でもその様子を見たイトラが真似をし、俺の匂いを嗅ぎまわり顔をぺろぺろと舐めてくる。

 

 なんだかんだで下ろす機会がなかったのでイトラは農場からずっと俺に抱っこされた状態のままだったりする。

 

 こうしていると子犬みたいで可愛いんだけど中身は小動物みたいな弱さは欠片もないんだよな。

 

 

「はいはい、とりあえず感激の再会もそこそこにしてもらおうか。

 さてディオシキはなんで俺の家に泊まりに来たんだ?」

 

 

 いい加減止めないといつまでもくっついていそうだったのでサラとディオシキをそこで引き剥がして、説明を求める。

 

 イトラも椅子に座るのに邪魔になるので下ろそうとしたのだが、俺の首に腕を回し、離すまいとする必死な様子に俺の方が根負けしてしまい、結局俺の膝の上に座っているのだった。

 

 

「ふむ、そこなのよハタっち。

 なぜ僕様ちゃんがこの街に来てハタっちの家に厄介になるかと言うとね。

 実は僕様ちゃんが拠点にしていた村が火事で燃え尽きてしまったからなのよ。

 ちなみに火事の原因は僕様ちゃんが火属性の武器をダーツに使ってたら爆弾専用のアイテムボックスに飛び込んで行って大爆発しちゃったわけなの♪」

 

 

 サラは『さっすがディーちゃんだぜ♪』とか言ってるがそれは無視だ。

 

 爆弾専用アイテムボックスだと!?

 

 俺の弟子は異常だの変人だのと常々思っていたがまさか爆弾だけのアイテムボックスを用意し、さらにその近くで火属性の武器をダーツにするなんてそこまでの馬鹿だとは思わなかったぞ!?

 

 

「……言葉がないな。

 わかった、もうお前は出て行け。

 俺とおまえの師弟関係だった書類は全て焼却処分しといてやるからお前は大量殺人の罪で刑務所にでも入ってろ」

 

 

 こんな馬鹿に構ってられるか。

 

 もう俺とはなんの関係もねぇ!

 

 

「そうつれないこと言わないでよハタっち~♪

 幸い村人たちは全員で他の村に出かけていたから村にいたのは僕様ちゃん一人だったから被害者ゼロだし、村のみんなは村を破壊したことは許してくれてるんだよ。

 まぁ、その代わり村の再建費用を出したら一文無しになっちゃったから村人たちの提案でハタっちのところに来たのさ」

 

 

 体(てい)よく追い出されたんだな。

 

 しかし弟子のイトラを置いているのはともかく元弟子のサラまでこの家に住まわせているのだからディオシキも置いてやらないと不公平な気がするな。

 

 

「ちなみに僕様ちゃんもハタっちの好みについてはサラにゃんから聞いてるから把握しているよ。

 ほら、鍛冶屋に無理言って作ってもらった縞パンのキリンシリーズも持ってきてるし♪」

 

 

 ディオシキはいきなり服を脱いだかと思ったら目の前でいきなり着替えを始めやがった。

 

 

ブホォ!

 

 こりゃすげぇ!スタイルも抜群にいいし!

 

 こいつが弟子だったのは俺が13歳でディオシキが10歳の頃だったが、その頃はまな板胸だったってのにここまでどえらいナイスバディに進化しやがるとは!

 

 それに縞パンのキリンシリーズだと!?

 

 これは何が何でもこの家に泊めてやりたくなる!

 

 

「ハターン師匠?

 私以外を見るような目ならいらないですよね。

 その目を抉っちゃってもいいですか?」

 

 

 言うが早いかイトラは持っていた剥ぎ取り用ナイフを俺の眼に刺そうとしてきやがった。

 

 しかし師匠たるもの、弟子の攻撃を紙一重でかわさねばならない。

 

 

「ふむ、だがまだ甘いな。

 それに勘違いしているようだが俺の今の弟子はイトラなんだからかつての弟子よりもお前のことを多く見ているぞ。

 それがわからないのか?」

 

 

 そう言ってイトラを抱きしめる腕に力を入れてやる。

 

 

「え!すいませんハターン師匠。

 私としたことが先走っちゃったみたいですね」

 

 

 ふぅ、これでようやく落ち着いたか。

 

 イトラも俺に依存しないでも済むように色々と手を打っておかないとな。

 

 ディオシキはちょっと目を離した隙に話は終わったと言わんばかりに貯蔵庫の食糧を勝手に食い漁ってるし。

 

 こうしてなし崩し的にまたもや同居人を認めてしまった俺の日常はどこにいったのだろうか……




 私は縞パンが好きです。

 でも無地の真白なパンツの方がもっと好きです♪

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